小説は霊夢視点から始まります。
「えっ?どうして封魔陣が効かないのよ!?」
「ふん、吸血鬼をなめてもらっては困るよ。」
「…?」
「蝙蝠化だ。我々吸血鬼は蝙蝠に変身出来るのだよ。」
「…!そんなの無敵じゃない!」
「ああ、だから弾幕ごっこでは1ゲームに一回しか使わないわ。」
困ったわね…もうスペカは残っていない。これからお札と針だけで勝てるかしら…
「霊夢!大丈夫か!」
「掛!えーと大丈夫じゃ無いわね。」
「わかった。2分間だけ耐えろ。その間に対策を練る。」
「わかったわ。」
2分間はなかなか大変だわね。
「なんだ?お仲間かい?」
「ええ、少し勝機が見えたわ。」
掛は実戦はそこまででもないけど机上の空論は得意。後はそれを私が実践出来れば勝てる。今は避けに集中ね。
「霊夢、止まってる小弾が動き出すとき固まって動く場合とバラバラに動く場合に別れている。それを見極めれば少し楽になるはずだ。」
「わかったわ。」
「くそっ、このっ!」
レミリアが焦っている。図星の様ね。
「掛、そろそろ2分経ったんじゃない?」
「よし、俺がいったタイミングで右斜め前10゜の所に針をおもいっきり投げろ。」
「はぁ?そんなところに投げても当たらないわよ。針にはホーミングついていないのよ!」
「わかってる。いいからやれ!3秒後だ。2、1、0!」
「ええぃ!」
おもいっきり投げた針はレミリアを目指さずに飛んでいく。針の進行先には大弾。そして私の周りにはとても避けられそうにない量の小弾。これは詰んだかも。
真っ直ぐに飛んだ針は大弾に当たり…跳ねた。
「「えっ?」」
不覚にもレミリアと声が被った。
「よし!入射角が浅ければ弾幕も弾かれるんだ!」
掛がなんか叫んでいる。針が弾かれたことも驚きだが更に驚くことに針は真っ直ぐレミリアに向かっている。
「えっ、ちょっ、まっ、」ピチューン
何故だかよくわからないけど勝った。
二日後
紅霧異変は霊夢がレミリアを倒したことで決着した。
「ねえ掛?あの針は本当に狙ってやったの?」
「だから本当だと行ってるだろう。適切な入射角であの大きさの弾に当たれば絶対に弾かれる。後は角度とかを調整してやれば動いてない敵に当てることなどたやすいよ。」
「へぇ。何言ってるか良く分からないけど、それはそうとしてあと一時間で宴会が始まるわよ。もっと準備急ぎなさいよ。」
「へいへい。おっ魔理沙。久しぶり。大丈夫だったのか?」
霊夢がレミリアを倒したあとしばらく待ったが魔理沙は来ず、諦めて帰ったのだ。
「あぁ、地下にあった大図書館でパチュリーっていう魔女と賭けをしてきたんだぜ。」
「ふーん。勝ったのか?」
「魔道書七冊借りてきた。」
「そうか。それは良かった。」
「ちょっと喋ってばっかじゃなくて手伝いなさいよ。」
「わかったよ。」
「わかったぜ。」
「あっ、アイツらも来たわよ。」
「やぁ、招かれたから来てやったよ。」
やって来たのは紅魔館の住人の三人。レミリア、十六夜咲夜、紅美鈴だ。既に魔理沙以外は全員顔見知りである。
「お前達が紅魔館の連中か。私は霧雨魔理沙だぜ。よろしく!」
「あぁ、パチェから話は聞いてるよ。魔道書七冊借りてったって。」
「あれ、そのパチュリーは来ないのか?」
「? パチュリーって誰?」
「あぁ霊夢はさっきの話聞いていなかったのか。紅魔館の地下図書館にすむ魔女だぜ。スペルカードをめちゃくちゃ大量に持っているんだ。」
「パチュリー様はちょっと…大事な用事がありまして。」
口ごもりながら説明したのは十六夜。
「ふーん?年がら年中あそこに籠って本読んでるだけじゃなかったのか。」
「そんなことはいいから早く宴会始めましょう。」
「そうですね、お嬢様!」
ちょっと気になるところはあったがレミリアと紅美鈴の音頭で宴会が始まった。
「それでは紅霧異変の終結を祝って。かんぱーい!」
「ちょっと!それを私達に祝えとでも!?」
「まぁいいからいいから。」
「…乾杯」
のっけから微妙な雰囲気で始まった宴会だが酔いが回るとだいぶ場も砕けてきた。
「だから~そこで掛が『右斜め前10゜に向けて針投げろ!』って言ったのよ。そしたらそれが見事にレミリアに当たったわけ!」
「さすが数学者ですね~」
「ふん、たまたまでしょ。」
霊夢と紅美鈴はかなり酔っている。レミリアはかなり強いようだが浴びるように飲んでいるためこちらもなかなか酔っている。咲夜は酔ってないように見えるが…多分時間止めて酔いを冷ましているな。そして…
「魔理沙?どこ行くんだ?」
「!!! ばれたか。」
「余りお酒飲んでいなかったから何かあるのかと思ったんだよ。」
「う~んちょっと気になることがあったんだぜ。」
「紅魔館関係か?」
「ああ。実は…」
魔理沙によると紅魔館の地下から図書館以外の強い力を感じたそうだ。そして今日地下に住むパチュリーだけが来ていないことから更に疑いを深めたそうだ。
「成る程。確かにそれは気になるな。よし、俺もついていこう。」
「わかった、あいつらにばれないように急ぐぞ。」
本文まさかの2000文字ジャスト!!
宴会は掛視点で書きました。
レミリアの口調ってかなり難しい。