東方数学帳   作:フリーエイリアン

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古代バビロニアでは60は神秘的な数と言われていました。そしてその60を割り切ることが出来ない最小の自然数が7であったため7は不吉な数として忌み嫌われていたのです。


第7話 7 呪われた数

魔理沙side

 

「えーと、もしかして、お前の姉はレミリアっていう吸血鬼か?」

「ええそうよ。でもなんで知っているの?」

「つい最近知り合ったんだ。ところで何でお前こんなところに入っているんだぜ?」

「お姉様に閉じ込められていたのよ。わたしは狂っているからって。最近はだいぶ落ち着いてきたと思うのに。」

「ふーん、それはかわいそうな話だな。じゃあ私が連れ出してやろうか?」

「でもわたしは全てを破壊してしまうの。」

「どういうことだ?」

「ありとあらゆる物を破壊する程度の能力。これがわたしの能力よ。私が手を触れただけでどんなものも壊れてしまうの。だからわたしは495年間ここに閉じ込められていたの。本当はわたしも外の世界を見たかった。もっと遊びたかった。でもこんな能力を持っていておまけに狂っていたわたしにそんなことが出来るわけないのよ。」

「なるほど、わかったぜ。…安心しな、フラン。」

「フラン?」

「ああ、フランドールって長かったから縮めてみたぜ。ええとそれでフラン、ここ幻想郷には滅茶苦茶強い妖怪なんかがたくさんいる。でもそいつらもまとめて一緒に遊べる方法があるんだ。」

「えっ?」

「それがスペルカードルールを用いた弾幕ごっこだぜ。」

「弾幕ごっこ。」

「ああ。弾幕ごっことはな…」

 

 

少女説明中

 

 

「えーとこれでわかったか?」

「うん。これならわたしにも出来るかも。」

「よし、じゃあ早速やってみるか?」

「えっ、いいの?」

「もちろん。」

「わかった!じゃあちょっと待って。スペルカード作ってみるから。」

 

 

少女作成中

 

 

「…出来た!」

「おお早いな。ってしかも10枚も作ったのか。私はまだ2枚しか持っていないのに。」

「ねえ早くやろうよ!」

「よし、やろう。3回被弾したら負けだぜ。」

「うん。えーと弾幕はこうやって作ればいいのかな?」

「うまいうまい。」

「よし!禁忌『クランベリートラップ』」

「おっ、早速きたな。」

魔方陣を展開した軌跡に弾が配置される。その弾が私に向かって飛んでくる。自機狙いも混じってるぜ。

「ふん、甘い甘い。!」

「じゃあこれならどうだ!禁忌『レーヴァテイン』」

妖力か魔力で作られた大剣を振り回している。一撃は強烈だが動きは単純だな。っと剣の軌道に弾出るのか。危ない危ない。

「魔理沙避けるの上手いね!」

「そりゃだてに数年間弾幕ごっこやってないぜ。」

「あはは!じゃあ次いくよ!」

 

 

霊夢side

 

 

紅魔館に向かう道中

「で?いったい何が起きてるのかしら?」

「あら、勘でわかるんじゃないの?」

「そこまでわからないわよ。」

「実はね、私には妹がいるの。」

「初耳ね。」

「フランドールっていう名前で、ありとあらゆる物を破壊する程度の能力を持っている。」

「そりゃまた随分と危険な能力で。」

「更に生まれた頃から狂っていた。それで地下の一室に閉じ込めておいたのよ。」

「……」

「そろそろ狂気も収まる頃だと思うのだけどそれでもやっぱり…その…」

「…怖いのかしら?」

「……そうね。私は確かにあの子の力を恐れているわ。」

「…もしも魔理沙がその妹の力を感知して、見に行ったのだとしたら?」

「わからない。私もあの子の狂気がどれだけ収まったのかを知らない。いえ知ろうとしなかった。あの子の気持ちを考えず…」

「わかったわかった。反省はあんた一人で思う存分やってなさい。魔理沙を助けてからね。あなたの話によると最悪魔理沙が死んでもおかしくないわ。急ぐわよ!」

 

 

紅魔館到着

 

 

「一応見張りにパチェを残しておいたんだけど…」

「いないわね」

 

「いやーどうもありがとうパチュリー。こんなに貸してもらって良いのかい?」

あれ?掛と知らない人が歩いてくる。あれが魔理沙が言ってた魔女かな?

「ええ、本を寄付してもらったお礼よ。あなたの本は後でじっくり読ませてもらうわ。それと…また新しい本を書いたら私の所に見せに来なさい。」

「わかったよ。あれ、霊夢?どうしたの?」

「あっ!レミィ。これは、ええと、そのぅ…」

掛はなんかとぼけたこと言ってるし魔女の方は焦ってる。

「ふーんなるほどね。そこの山数がパチェを騙してその隙に白黒が忍び込んだと。」

なるほど、そういうことか。レミリアってああ見えても頭の回転速いのね。ああ見えても。

「えっ?ああ。そういえばそうだったっけ。」

「そういえばって…どういうことよ、掛。」

「いや、最初は魔理沙の手伝いだったんだけど途中からすっかり忘れてパチュリーと話し込んじゃったよ。」

本当にとぼけたやつね。研究対象以外には。

「ってそんなのんびりしたこといってる場合じゃないわよ。魔理沙が大変なのよ!」

「えっ?どういうこと?」

「説明してる時間がない。パチェ、霊夢、咲夜は私に付いてきて。美鈴は山数に状況説明。」

「わかりました。えーとですね…かくかくしかじかと言うわけで……」

「ふむ、なるほど。じゃあ俺たちも見に行くか。」

 

 

掛side

 

紅魔館地下

 

「QED『495年の波紋』!」

「魔符『スターダストレヴァリエ』」

なんか魔理沙が楽しそうに弾幕ごっこやってるな。相手がその妹さんか。狂気とかいう話はどうなったんだろう?

「レミリアさん?あれがあなたの妹ですよね?狂ってるって話だったけど…」

「ええ、どうやらいつの間にか治っていたようね。あんなに楽しそうに弾幕ごっこが出来るなんて。もっと早く気付いていれば…」

あらあら、随分と落ち込んでるね。こういうのはほっとくのが一番。ちょうど二人の弾幕ごっこも終わったようだ。魔理沙が勝ったみたいだな。

「あー、負けた。次は勝つからね、魔理沙!」

「おう。いつでも受けてたつぜ。」たぶんもう俺にはすることはないだろう。

 

 

皆と別れを告げ家に帰る。明日はパチュリーから借りた本の研究をしなければ。

 

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