小説は山数掛の日常です。日記調だけど日記ではない。
第8話 8=2×2×2 大きい数
朝の6時。今日もいい天気だ。窓を開けてから散歩に出掛ける。人里の外に出ようとすると、門衛に声をかけられるが博麗神社のお守りを見せれば通してくれる。博麗神社までたどり着けるやつなら、人里から出ても大丈夫ということだろう。
朝の散歩は脳への刺激に役立つ。いままで散歩中に思い付いたアイディアは数知れない。
散歩から帰る。今日は特に何も思い付かなかった。簡単に朝ごはんを作り食べてから慧音の寺子屋に行く。
寺子屋から帰る。今日も授業はしなくて良いとの事だ。流石に進めすぎただろうか。
昼間は丸ごと数学の研究にあてる。最近はリーマン予想に興味があってそればっかやってる。パチュリーから借りた本もそろそろ返さなくては。
3時頃。甘いものが食べたくなったのでで魔理沙と一緒に香霖堂へ行く。
「よぉこーりん!お茶となんか甘いもの出してくれ。」
「君の図々しさには呆れを通り越して尊敬すらするよ。あぁ君もいたのか、山数くん。」
「霖之助さん。俺の分もお願いします。」
「君もかい…ここは古道具屋であってカフェではないんだよ。あぁそういえば新しい外界の本が入ったよ。数学の。買ってくかい。」
幻想郷には俺の他には全くと言っていいほど数学に興味のあるやつはいない。だから新しい知識を得ようとしたら外界の本を頼るしか無いのだ。
「買います買います。幾らですか?」
「山数くんはいつも買ってくれるから少し安くしておくよ。」
「こーりん。私はこれが欲しいぜ。」
「君は先にツケを払いたまえ。」
「ちぇっ。」
香霖堂から帰るついでに博麗神社にも行き霊夢と弾幕ごっこをする。今日は負けた。その後スペルカードについて3人で少し話をした。
「やっぱり私のスペカって単純すぎるかしらねぇ。」
「ああ、それは私も同じことを思っていたぜ。マスタースパークは確かに強力だけど一回見たやつにはなかなか当たらないんだよな。霊夢も掛もしばらく掠りもしていないだろ?」
「そうだね。やっぱりどうやって飛んでくるかすぐわかるから。」
「私の封魔陣とかも一回見せた相手にはまず当たらないのよねぇ。」
「やっぱり少し改良が必要かな。」
「俺のスペカは発動するために大量の計算が必要なんだよな。頭がいたくなる。」
「スペカって本来そういうものじゃないぜ。」
「ああ。俺も新しいのを作ってみる。」
二人と別れ人里の店で夕食の買い物をして帰宅。今日の夕食は少し凝ったものを作ることにした。
料理中
…ええと塩一つまみだから3グラム。NaClの分子量は約58.5だから3グラムだとだいたい0.0513mol。よって塩一つまみは塩化ナトリウム分子約309垓個ってとこかな。…
うん。やっぱり本の通りに作ると美味しく出来る。
夕食を終えたら夕方の散歩。今日はいつもより時間が遅かったからか流石に門衛に止められた。仕方がないので人目の無いところでこっそり空を飛んで壁を越えた。なんかシャッター音が聞こえた気がしたけど気のせいだろう。
案の定と言うべきかやはり妖怪に襲われた。しかもスペルカードルールを理解していない。命懸けの戦いになったがなんとか勝てた。少し反省。
帰宅中に少し有効そうな考えが思い付いたので夜の研究時間に試してみる。あと知能の低い妖怪と戦うときの方法をもう少し考えなくては。
24時頃就寝。
次の日博麗神社で霊夢に天狗がばらまいてる新聞の一つを見せてもらった。見出しは『空飛ぶ謎の人間型妖怪現れる。人里襲撃か?』そして載ってる写真は明らかに俺が昨日壁を越えていたところ。なんてこったい。
新話投稿するたびにお気に入りが増えて嬉しいですね。