「試合終了ー!!この瞬間!読日ドライアンツの優勝が決まりました!!長い長い戦いの日々を超えて今!ドライアンツが日本一の栄光を掴みました!!」
ワーワー!!オー!フクバター!フクバタッ!フクバタッ!フクバター!フックッバッタ!
柄にもなく目頭が熱くなる。大歓声の中、マウンドにはペナントレースを共に戦い抜いた仲間たちが集まりみな笑顔で喜び合っている。
今日この日この瞬間を目指して戦ってきた。これまでの苦難、苦労なんて簡単に吹き飛ぶ。あぁ・・・最高の気分だ。
これ以上にないくらいの高揚感。まるで自分が世界の中心にいるような感覚。
「やったな由之助!俺たち日本一になったんだぜ!?」
「あぁ俺たちが日本一だ。日本一になれた要因はお前の働きが大きいのだろうな。
なぁ『4番』?」
「何言ってんだよ!お前が一番に切り込んでくれたから俺を含めみんなが安心して攻め込めたんだろ!なぁ『1番』!」
肩を組み喜びを分かち合う1番と4番。同じときに入団したドラフト1位。
ある時はライバル、ある時は信頼できるスラッガー。ともに切磋琢磨してきたかけがえのない友。彼の名は・・・
「・・・なつかしい夢を見たな。」
今見たものは実際にあった出来事。私の経験した初の日本一。その直後の記憶。
夢なんてめったに見ないのだが・・・
「昨日の出来事がよほど尾を引いているらしい。久しぶりに夢なんて見たな
」
「鎮守府内ペナントレースを開催したい!!」
野球が好きな子が多いということは知っていた。
現在では鎮守府内に36人。ちょうど4チーム作れる人数だ。しかし、うち8人はピッチャーである。極力違うポジションでは試合をしたくないし、やるならみな得意なポジションで思いっきりプレーしたいということで実質各チーム8人。一人欠員が出ている状態だった。そこに現れたのが遠征から帰ってきた第六駆逐隊の4人だ。
己の研さんしてきた技術は誰かと相対し、勝利してこその技術である。
第六の4人が投手・捕手以外を希望していると知った時の胸の高鳴りは何となく私にもわかるような気がする。しかし・・・
「4人はどうなのだろうか。」
いきなりチームだ!試合だ!ペナントだ!と少し彼女たちを急かしすぎではないだろうか。もしも途中で野球をするのが嫌になって、その時チームに組み込まれていたらどうだろうか。簡単にはやめられないし、やめたとしても所属していたチームに影響が出てしまう。かといってやめられずズルズル野球を嫌いになってもらっても私としては少々悲しい。
「・・・4人に確認するのが一番早いか。」
一人で考えていても答えが出るはずもない。とりあえず第六の4人に話を聞いてみよう。
時間がないから文字数も増えませんね。
最近は提督が出番多めです。これからは艦娘も出てきますのでお付き合いいただきたいです。
つたない文章ですがこれからもよろしくお願いします。