元野球選手が鎮守府に着任しました。   作:ポンセ

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幕間 『島風ちゃんとフルスイング』 ③

こんにちわ。島風だよ。

え?あの後司令官にどのくらい怒られたって?すごい怒られた。

それはもうすっごく怒られたよ。

 

それと扶桑にも謝っておいたよ。

なんでだろうね。病室で寝てたんだ。小破だって。・・扶桑弱すぎない?

別の大病をわずらってるのかもしれない。心配だな。

 

「いいのよ島風。私は大丈夫だから。」って

 

違法建築モチーフの髪飾りも途中で折れて煙が上がってた。

あれどうなってんだろうね。

 

 

でも特に処罰とかは無かったよ。

司令官も言い方が悪かったって。私が言うのもなんだけど優しすぎるよね。

あと、明日私に来客があるって。誰だろう。

 

 

そう!そして、今日はお客さんがくるんだ。

だからそれまで若干時間を持て余してるの。

う~ん。天津風と遊んであげても良いけど最近なんか近いんだよね。気のせいかな。

 

 

まあいいや。

そこまでは時間も取れないし。

そしてパソコンのスイッチオン。

デスクトップの動画集ファイルをクリック。

 

何の動画見るかって?

野球選手のバッティング、それを選手別にまとめた動画だよ。すごいでしょ。

チームは・・あった。「読日ドライアンツ」っと。

 

選手はもちろん司令官!と思うでしょ。

違うんだよね~、違うんだよ。

もちろん司令官のバッティングも好きだよ。シャープでかっこいい。

でも私が憧れるバッティングは別の人。鳳翔さんに勧められて見た試合。

そういえばあの人しょっちゅう人に野球の試合勧めてるんだ。何かの黒幕だよね、きっと。

 

まあいいや。

私が始めてみた試合はドライアンツが8点とって勝った試合。

司令官も大活躍した試合。

その試合で同じくらい活躍したもう一人の野球選手。

私の憧れたバッティングはその選手のもの。

 

さてさて。早速動画を・・。再生!

その動画の選手の名前は「皆川 城一郎」

読日ドライアンツを支え続ける不動の4番。私の一番好きなホームランを打った人だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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スポーツ選手wik〇

 

>プロ野球 > 読日ドライアンツ(1軍)> 野手 > 内野手

 

 

 

 

 

 

皆川 城一郎  1/2ページ目

 

 

 

192センチ 98キロ

50メートル走 6.8秒

 

当時18歳でドラフト3位指名を受け、読日ドライアンツに入団する。

同期入団の主な選手はドラフト1位指名を受けた「福端 由之助」(当時18歳)

 

高校時~入団まで主な評価

・高校通算88本のホームランを放った世代最高のスラッガー

 

・長打力では超高校級の評価を受ける一方でボールへのコンタクト率・選球眼が不安視される。

※高校生レベルの投手相手にもBB/K%(三振を一回するまでに何個四球を受けるか※四球÷三振で算出)が低い。

 

・また、守備難との評価も受けており、高校2年生の春から、左翼手→一塁手へ転向。

※甲子園でも守備難は健在。特に横の動きに弱点が見られた。

 

・中学時代に肩を負傷しているため、その部分にも不安が残る。

※実際に中継プレーでは送球の精度の悪さを露呈してしまう場面がいくつか見られる。

 

・以上、自身の持つメリットを十分打ち消してしまうデメリットを抱えていたため、少なくとも1.2位指名はないとの評価を受けることになる。

 

・また、この世代は後に「黄金ドラフト」と呼ばれるほどの豊作年のため、他の高卒や大学・社会人にも有力選手が数多く存在していた。

そのため、上位指名も無いかもしれないというのが当時の評価である。

 

・当時、3位でシーズンを終了したドライアンツ。この年は貧打の兆候が見え始めたシーズンだった。

今までの主力野手が高齢化。中堅選手は1.5軍レベルにとどまっていたため、首脳陣は世代交代に危機を感じることとなる。

そのため、ドラフトでは将来の上位打線を担える選手を何としても獲得する必要があった。(原森スカウト談)

 

・そこでまず、白羽の矢が立った選手が、走・攻・守で超高校級の水準を持った「福端 由之助」

※最低でも3球団競合は間違いないと言われていた逸材だが、いざ蓋を開ければ各球団が競合を避け2球団による競合に留まった。

結果、「千阪 オリーンズ」との一騎打ち。その末にドライアンツが交渉権を獲得している。

 

 

・そしてもう一人将来の上位打線候補として立てられたのが皆川 城一郎

 

・原森スカウトは2位指名で狙っていくべきだと強く推したが首脳陣もそこは譲らず、2位指名では当時大学BIG4と呼ばれたうちの一人、最速153キロの左腕「水本 尚輔」が指名されている。

 

・しかし、原森スカウトはめげなかった。なんとしてもこの世代最高のスラッガーを諦め切れなかったのだ。

※当時を振り返り原森スカウトはこう語る。

「彼のホームランを現地で見たとき動悸が止まらなかった。将来ドライアンツの4番を背負ってチームを優勝へと導いてくれる。僕は一目で確信しましたよ。」

 

・原森スカウトの尋常ならざる熱意が通じドライアンツは皆川を3位指名するに至る。

 

・ドラフト情報誌「ベースボール・ジョン」のB.S.tation記者によるドライアンツのドラフト評価は85点

※以下、当時の記事を一部抜粋

『ドラフト1位の福端は今からプロに入っても即一線級の活躍を見せる超逸材。この選手を大勢させられないようなことがあれば、ドライアンツは今後10年は高校生を指名してはいけないと断言できるほど。

また、2位の水本の指名も非常に好印象だ。抜群のコントロール、内角への出し入れはボール半個分の精度で可能。ノビのある最速153キロの直球から直球と同じ軌道で落ちていくチェンジアップはこの2球種だけで10勝は硬いと思わせる。

その投球術は水本イリュージュンとでも名づけようか。それほど見事な完成度の高い投手である。』

『その一方で3位の皆川はドライアンツの焦りが見えた指名だといえる。長打力だけで言えばプロでも十分活躍が見えるがそれ以上に穴のある選手だ。また、ここ数年スラッガー候補をものに出来ていないドライアンツのコーチ陣を考慮すると3位指名には疑問が残る。

タイローズが指名を検討していたとはいえ4位、5位でも十分に獲得できたはずだ。ロマン枠に3位という上位指名権を使った点を考慮すると点数としてはこのくらいが妥当だろう。』

 

 

2ページ目に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いつ見てもいいwik○だね。

皆川選手のことが良く分かるよ。

ああ、ごめんね。動画の読み込みが遅くてさ。

ついwik○を読んじゃってた。

にしても原森スカウトはファインプレーだよ。見る目があったよね。

 

プロに入ってからの皆川選手はどうなったのか?

それはまた今度ね。今やっと動画の読み込みが終わったんだ。

私が1番好きなホームランの動画。何回見たかな。

何回見ても飽きないけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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~結構、昔~

 

 

 

「島風ちゃん。暇してるの?」

 

 

「うん。」

 

 

「だったら私とこれ、見ませんか?」

 

 

「何、それ。」

 

 

「ふふ。見てのお楽しみ、ですよ。」

 

 

「怪しい・・。構えちゃうよ。」

 

 

「ああ、ごめんなさい。変なものじゃないわ、単純にね、提督の昔話みたいなものですよ。」

 

 

「司令官の・・。そういえばここに来る前のことあんまり知らない。」

 

 

「人を知るのならその人となりも知らないと。絆は育めませんよ。」

 

 

「ふーん。・・・いいよ。暇してるしね。」

 

 

「まあ。だったら早速見ましょう。簡単なお菓子も用意しますからね。」

 

 

「お菓子!やったー!だったらジュースもほしいな。」

 

 

「ええ、ちょうどオレンジジュース買ったの。それ空けちゃいましょうね。」

 

 

「ふんふん♪一気にテンションマックスだよ。」

 

 

「ああ、走ったら危ないですよ。」

 

 

「おっそーい!遅いよー。速く速く!善は急げだよー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鳳翔さーん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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このホームランを見るといっつも思い出すよ。

私が初めて野球を見たときのこと。

黒幕との出会い。・・・違うか。鳳翔さんに誘われたときのこと。

最初はあんまり興味が無かったんだけどね。

気づいたらのめりこんでたなぁ。

 

それだけあの試合は鮮明だった。

その中でも強烈に残ったのが皆川選手のあのホームラン。

野球やろうって。ホームランたくさん打とうって思ったの。その時からだろうなぁ。

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