プロのキャッチボールは見ていて感嘆します。
「初めはキャッチボールだ。」
試合に出続けるにはまず守れること。「守備力」を鍛える最も手軽で最も簡単な練習はズバリ「キャッチボールだ。そうだな?夕立。」「ぽい!」
~回想~
「よし。じゃあグラウンドに出るか。」
テンションが底を打っている響も含め、第六の面々を連れ私たちはグラウンドへ出た。すると
「ぽいっ!」カキーン
一人バッティングゲージに入りバッティング練習をしている艦娘がいた。
乳白色の髪に白い肌。そんな白の中で異彩を放つ真っ赤な瞳はその少女の異質さを如実に表している。そんな、端正な顔つきをした少女。しかし、そんな顔つきとは裏腹にそのバッティングは「苛烈」という言葉が似合う、凄まじいもの。打球は目にもとまらぬライナーで外野まで飛んでいく。その打棒は駆逐艦の中では比肩する者がいないほど。時には軽巡・重巡をも凌ぐ天性のバッティングセンス。
その構えは、かの常勝球団において「扇の要」を務め、それでありながら球界最高のバッターとしても君臨し、幾度となくチームを優勝へと導いた名選手を思い起こす少女らしからぬどっしりとしたバッティングフォーム。そんな威圧感あふれるバッッター・・・
「白露型 4番艦 夕立」
「夕立ちゃん。すごいバッティングだったのです!」
「ほめられるとうれしいっぽい!」
確かに夕立のバッティングは「苛烈」の一言がよく似合う。スイングスピード・ミート技術・打球のスピード、どれをとっても駆逐艦の枠内に収まらない非凡さを持っている。やはり「改二」を持つ艦娘は持たない艦娘に比べ特別な何かを持っているのだろう。
「練習中に突き合わせて悪かったな。夕立。」
「気にしなくてもいいっぽい。代わりに今度練習に付き合ってほしいっぽい。」
キャッチボールを予定していたが二人一組を組むとおそらく私が余ってしまう。手本を見せるためにもまずは私が実践をしようと考えていたのだがよく考えれば相手がいなかった。そんなとき、日t理で練習していたのが夕立だ。
事情を話しキャッチボールに付き合ってほしいと頼むと「お安い御用よ。さっそく始めましょう。」と快諾してくれた。その時の話し方はいつもの「ぽい」を使用せず女性らいい落ち着きのあった話し方だったためか「わ、私も野球をすればもっと落ち着けるかしら・・・」と暁がつぶやいていた。落ち着きがないのは自覚していたらしい。
「キャッチボールの基本は相手が構えたミットに投げるということだ。」
プロ野球の試合などを見ていてたまに「悪送球」なるものが発生するが、そんなものはプロならば本来発生させてはいけないエラーだ。キャッチボールをしっかりしていれば送球がそれることなどまずない。私は肩は弱かったが送球がそれたことは一度もない。きちんと「相手のミットをめがけて投げる」ことをキャッチボールで習慣づけていれば送球は逸れないのだ。
「じゃあ今から夕立とキャッチボールをする。このようにしっかりと相手にミットをめがけて。」ビッ
「ぽい」パシッ
軽く投げても伸びる提督の送球はそのまま糸を引くように夕立のミットに吸い込まれていった。
「夕立もお手本みせるっぽい!」ビッ
「ッ!」パシッ
夕立の投げた球は提督の構えた胸の高さからさらに高い頭の上へと飛んで行った。提督がジャンプをしなければ頭上を越えて後ろにそれていっただろう。
「・・・」
「夕立・・・そんなんだから送球が安定しないんだぞ。」ビッ
「うっ・・・エ、エラーした分は打って取り返すからいいっぽい!」パシッ
夕立は少し守備を軽視している。身体能力が高いため守備範囲は広いが送球に難があるため、ノックなどをしていると結構エラーが目立つ。
「いつかその送球で痛い目を見ても知らな・・・」
「ぽいっ!」ビッ
「おっと」パシッ
「打つからいいっぽい!」
とうとう胸を張って開き直ってしまった。送球に泣くシチュエーションも野球には数多く存在するのだが・・・どうやら夕立には伝わらないらしい。
第六駆逐隊のメンツがほとんどしゃべりませんでした。大人数を動かすにはまだまだ技術が足りていないみたいです。精進します。
「夕立」右投左打 弾道2 ミートB75 パワーC64 走力A82 肩力D53 守備力B71 エラー回避D56 守備位置:遊撃手 特能:チャンス・対左投手・盗塁5 送球・安定度2 アベレージヒッター プルヒッター 初球○ 切り込み隊長 粘り打ち 逆境○
ハイボールヒッター 積極打法・盗塁・走塁・守備 選球眼 意外性 対エース 体当たり
駆逐艦ズの能力が判明していけばわかると思いますがかなりのチート性能となっています。駆逐艦の中で彼女のみがパワー「C]ミート「B]
まぁ武勲艦ですので、これくらいは・・・ね。