俺は攻められる一方で攻撃をすることができなかった
「まったく、あいつ無詠唱であんな破壊力を」
「それはそうだ、あいつは死神だ一応神様なんだから」
「いくらなんでもあれは・・・・反則だろ」
「神様に反則なんて言葉ただ型にはめているだけ。そもそも神の作り出したものだから。あれ自体が普通のはずなの。そしてあれが世界が許した限界」
「そういわれたら否定できないな・・・っと」
逃げながら話を続けるが隠れるにしれもここは何もなさ過ぎる、ここは闇の中。だから隠れる場所なんてはじめからないんだ
「逃げてても勝負はつかないぞ!!」
「それはそうだ、っと『誇り高き蒼白き炎よ、我その力を求める!!燃え尽きろ紅!!』」
「効かないぞそんな魔法、そんなちんけな魔法避けるまでもない!!」
「駄目だ、このままじゃやられるだけだ」
「どうした、もう終わりか!」
俺は絶体絶命を迎えたと思った、しかし少女は言った
「どうだ、私に体を譲る気になったか?」
「この場に及んでまだそんなことを・・・」
「この場だからいっているんだ、君では負ける。でも私なら勝てるかもしれない」
「いやだね。俺は写本とか悪魔とかには体を売らないって決めてるんだよ」
「じゃあここで死ぬというのかね」
「いや、死なないよだって俺には、まってくれている人がいるから」
そうして俺はまた暗闇の中をひたすらに走り回ることになった、死神の攻撃がやむことはなかった
そして俺は突破口を見つけることができず疲れて倒れてしまった
「どうやらゲームオーバーの様だね、君」
「そのようだな。もう・・・・・いいか。写本。お前に体売っていいや」
「そうかい。そうかい。じゃあありがたく頂くよ」
「俺がそれをさせると思うかよ!!!」
「うるさいわね、少し黙ってなさい死神風情が」
「ッ!!!!」
写本の威圧は死神すらを黙らせてしまった、てか死神を黙らせるってどんな写本だよ
「さて、少年君の名前は?」
「ヘリス・バルロート・・・それが俺の名前だ」
「実にいい名前だ、それではヘリス。さようならだ」
「あぁ・・・勝手に使ってくれ」
その瞬間から体の中にあの感じがまた広がってきた、暖かい感じだ
「あれ?俺生きてる?」
「ははは、いいね、いいね実に君は面白い子だよ。ヘリスやっぱりあの小娘が産んだだけの子供だよ」
「どういうことだ、それにこの力があふれてくる感じは・・・・」
「言っただろ、私は君の母の写本だよ、そして君の母とはシャローットといわれた人だよ」
「そんな俺の母親が英雄?そんなはずない。俺はこの町で静かに暮らしていただけだ」
「でも、君は過去に一度力を暴走させているね」
「なんでそれを」
「それが君の中にあの小娘の血が流れている証拠さ。それに。大いなる力は抑え込まれていてもいずれかはあふれ出す。そしてあふれ出したものを逆さまにすれば勢いよくあふれ出す、それだけのことだよ」
「じゃあ、俺のこの封印のような魔方陣は。。。。」
「きっとあの小娘が君が化け物といわれないように、同じ道を辿ってほしくないと普通のこと同じくらいの魔力になるように封印したんだろう」
「母さん。。。顔も覚えていないけど。とても温かい人だった。それだけは体がなぜか覚えているんだ」
俺は感情を抑えきれず目から涙が溢れ出してしまった
「でも、なんで俺の体をのっとれなかったんだ?」
「きっとあの時だろう、私が一度君の体を乗っ取ったときあれがトリガーになって封印が徐々に解けていたんだろう。それで私はその力に負けて呑まれたってわけさ」
「そういうことか、じゃあ俺に力を貸してくれるのか?写本。。。。いやそれじゃあ駄目か君に名前をつけよう」
「もちろんだよ、私のマスターはもう君なんだからね」
「そうか、君の名前は今日からスーだ」
「スーか、なんか腑抜けた感じの名前だなマスター」
「いやなら変えるけど」
「いや、マスターが決めた名前だ、断りはしないそれにそれがいいんだ」
「じゃあさっさとこんな暗い場所から出てしまおうか。あの死神を追い出してさ」
「了解したぜマスター」
そうして俺は意識を取り戻した、前と比べて体が軽かった
「それが私の力で君の母親の力でもあったものさ、マスターは母親以上に魔力があるみたいだな」
「そうだね、じゃあさっさと終わらせようか」
「終わらせる?さっきまで逃げ回っていただけの小僧がそんなことを口にするとはな」
俺は自分の中である魔法だけが思い浮かんでいた、しかしこんな魔法聞いたことなどなかった、それに次使えるかといわれてもきっと無理だろう
しかしそれでも俺はそれしか対処法がないときっと心のどこかの本能が言っていた
『暗夜に閉じされる棺。無二の棺より溢れでり冱てる。喚き・悲鳴し常世の眠りにつく幼き皇女。狂乱し嗚咽は枯渇する老いぼれた王。否定せよ、拒絶せよ、悶えよ。その罪深き終末路。解は消え行く。フリージングダークネス』
「そんな技聴いたことないぞ!くそっ!!俺はここで!!」
死神は凍りつき深い闇の中に落ちていった
「終わったか、マスター流石じゃないか」
「あぁ~でも疲れた・・・・」
そこで俺は目を覚まし驚愕した。目の前でシエルとリオンが倒れていた。そしてその周りには敵軍の兵や見方軍の人間も倒れていた
「どうした、シエル、リオン」
「おっせーよ、帰ってくるの、でもお帰りその様子だと無事なようだな。俺は少し休むぜ」
「大丈夫だよヘリス私は生きている、だから安心して」
その後俺はいろいろな人から奇怪な目で見られ現実を知った、これをやったのは俺だということ、いくら意識がなかったとしても俺がやったことだ
そうして俺たちは病院にしばらくの間入院することになった。数日後退院し無事に学校に戻りその後はダリアンが攻めてくることはなく無事に俺たちは学園を卒業したが
俺とシエル・リオンは王宮へと呼ばれたのである、そして王に告げられた。
「君らはあの防衛線のときにおいての戦歴は聞いている。君らはこの王宮の護衛などのこの王宮に仕えることを命令する」
ということらしい。まぁ~納得はいかないが、まぁー毎回のように俺に選択肢は無いようで・・・・
あぁ~それとスーも無事で今ではずっと俺のそばにいる、学校でも奇怪に思わると思ったが、どうやら記憶を操作してこの学園の生徒とことに改ざんしたらしい恐ろしき写本である
その後シエルとリオンは今日は帰る様に言われたが俺だけ取り残されたそして
「君には特別な任務を行ってもらうことがある。それは君は知っているだろうか『グリモア』の収集などだ。ちなみに君の暴走の件はうまく丸め込んでおいたがここで断れば犯罪者として牢獄行きだから」
「わかりました、けどなんで俺の事を・・・・」
「それは、いずれわかるさ。それと今回のグリモアの見当が一つだけついていてな。あの山の向こうのもっと向こうのほうに祠があるらしいが、そこのどこかに眠っているらしい。行ってきてくれ。今回はこの王宮の1位2位を争う二人を同行させる。それでは頼んだぞ」
「今からですか!!」
「もちろんだ、ヘリス」
「行くぞヘリス殿」
どこからか別の声が聞こえた
「紹介しようこの二人が・・・・」
「私がカリュ・ニーチェだよろしく頼むぜヘリス」
「俺はリュウガ・ニーチェ、今回はよろしく頼むぞヘリス殿」
「こいつらは双子でな腕は確かだ、さぁ~行ってこい」
さて、今度のグリモアはどのようなものなのか、なぞが深まっていく一方のグリモア果たして次のグリモアの見た目とは・・・・次回もこうご期待。。。しなくてもいいです、はいごめんなさい調子に乗りました