「いったいどこまで歩けばいいんだよ」
「まだ先だな。この山を越えた先に小さな村があるそこで休もう」
「ヘリス殿、無理はしないでくれ君に何かあったら心配だ」
俺はあの後王宮を出てから歩き続けて山を2つ越えていた、その頃シエルとリオンは酒場で酒を飲んでいた
「それにしても信じられないなリオン、俺たち明日から王宮に仕えるんだぜ」
リオンが寂しげにそして悔しそうに言った
「そうね、だけど私たちまるでヘリスのおまけみたいな」
そう言うとシエルが口ごもってその場の酒を一気に飲み干して再度酒を注文した
「ごめん、そんなつもりじゃなかったの。ただ………」
リオンは悪気がなかったのだが悪いことを言ったと思いすぐに訂正した
酒場は相変わらず騒がしく多くの人でにぎわっていた。そこで奇妙なうわさが立っていた
そこで男が話していたことがシエルの耳に入った
「知ってるか?バリスっていう町でな奇妙な疫病が流行っているらしい、それもつい最近からだという。これもあの時の防衛戦のときの影響なかもしれないな」
シエルはその男のところに駆け寄った。そして掴みかかる勢いで言った。
「その話は本当か!!」
「何だお前は………」
「その話は本当なのかと聞いているんだ」
シエルがその男についには掴みかかろとした。突然のことで驚いたがリオンが止めに入った
「すいません私の連れが失礼なことを………」
「ふん! まぁーあくまでも俺も噂で聞いただけだ………本当かどうかは知らん」
シエルはお金を払い酒場を出てかけていった
それに続くようにリオンもそれを追った
「どうしたって言うんだシエル」
「実はなその村俺の婆ちゃんの住んでる村なんだ」
「え!?」
「婆ちゃん独り身なんだよ。だから心配なんだ、だから俺は今からでも俺は立つ」
リオンがため息をつきつつ、何か言いたげに言った
「私もついていく、一人じゃ何かと不便でしょ」
「ありがとう」
シエルが素直に嬉しかったらしく心の底からお礼を言った
その後二人は一度王宮へ戻り用件を伝えしばらく戻れないと言い残した、王は何も言わずに許可をくれた。そしてふたりはバリスへと旅立った
「こっちだそっちの道だと時間がかかりすぎる」
「これ道じゃないでしょ!!」
リオンの悲鳴は渓谷の間に響き渡った
「仕方ないだろ、それにこの道が一番早いんだ、この道は一部の人間しか知らない」
「それでもよ、こんな道!」
ふたりはその渓谷の間をしばらく歩いた
「あともう少しで付くから頑張ってくれ」
そう言ってシエルはリオンの手を掴んで引っ張った
そしてその後は本道に繋がるため道なりに歩いて行き。村へ到着したが村はあまりに静かだった
「ここのはずだんだが、全く人の気配がしない、それにこの空気」
「っ!空気が重い」
この空気の重さは決して病的なものではない、きっとこれもグリムアが絡んでいるという事を二人は悟った
「この前来たときはもっと明るい町だったのに」
とシエルが寂しげにボソッと呟いた。そんなときに背後から人の気配があった
「おい、そこの者、止まれ」
その背後のものがシエルに剣を突きつけてた
「ん? 何だこんな村になんの用だ」
シエルが背後を向きつつ腰についた剣に手を添えた。しかし背後のものは何かに気づいたらしく剣を引いた。そしてその口を開いた
「シエル………? それにリオンか!!」
背後のものはへリスだった。それに気づいたらしくまたシエルがへリスに驚いた
「ヘリスなのか?どうしてこんなところに」
「どうしてってここは俺の婆ちゃんの住んでる村だから心配になってきてみたらこのざまだ。もう夜も遅い。行く場所ないんだろ?まぁーこんな空気にずっと触れていたあれだろ。来てくれ」
ヘリス達はシエルに連れられてシエルの叔母の家についていくことになった
しかし叔母の家に行ってみるとそこには体調の悪そうな老婆が一人ベットに寝込んでいた
やせ細った体からは生気そのものが抜けていくような感じであった
「婆ちゃん!!」
シエルは驚きを隠せずにその老婆に飛びつくようにベットの淵へ伏せた
「この声は………シエルかい?」
「婆ちゃん、シエルだ、俺がわかるか?」
「よくきたね、何もないし私もこんな状態だけどゆっくりしておいき。今お茶の準備を………」
老婆が立ち上がって台所へ向かおうとしたのでシエルが焦って止めた
「婆ちゃん寝てないと、だめだろ」
「ごめんね、シエル迷惑かけるね」
「迷惑だなんて。あの時の俺の行動に比べたら………」
シエルは昔の自分のしたことを悔み反省して俯いていた。そしてシエルが台所へ向かいお茶をだした
「すまないな、シエル殿」
リュウガは茶をすすりながら礼を言った
「気がきくじゃねーかシエル。これで茶菓子があればな」
と物干しげにカリュがシエルの方を向くとそっとシエルが差し出した
へリスはスー(写本)を握りながら考え込んで自分の世界に入り込んでいた
(とこでスー、この村やっぱりグリムア………だよな?)
不敵に笑いながらスーは言った
(そうだろうぜ、マスター。この村空気がおかしいんだ)
呆れたようにへリスはまた話しかけた
(それはわかっている)
(いや、君らが思ってる空気の重さとは違う、これが人間の生気ってやつさ。それがこの村に漂っている。マスター気をつけな、このグリムアあの死神より危ないよ。それじゃあマスター私は先に寝るよ)
そう言い残してスーは眠ってしまった
という感じで終わりにさせていただきました、長いあいだ空いたくせに短いって?すいません素直にサボりました。またサボります、はい。けど終わらせるつもりです。誰も見てないからいいだろうって思ってました。見てくれる人いるのかな?ってな感じで今後もゆっくりぬるりぬるりと進めていきます