花陽『うーん…んー…』
『歌詞…全然書けないや…』
『うーん…ダメだなぁ…』
私が伝えたいことってなんだろ?
花陽『秘密を歌詞に打ち明けても意味が伝わらないと意味がないし…』
『もっとシンプルななにか…』
変わらないものなんて無くて
変わってほしくない何かを必死に大事にして
大事な物だらけで手一杯になったとき
例えば1つだけ
世界にたった1つだけ
手に残したいもの
[9人でμ'sだもんね!]
花陽『そうなのかなぁ…?』
凛『何がそうなのにゃ?』ピトッ
花陽『ぴゃあぁぁぁ!?』
『い、いたの!?』
凛『さっきね、かよちんがすんごい悩んでたからね。』
『はい、ジュース。』
花陽『ありがとう…』
凛『何を悩んでたのにゃ?』
花陽『うん、新曲の歌詞のことだよ』
凛『へぇー、いいなぁー』
花陽『結構大変だよ?』
凛『そうなんだ~』
花陽『うん…』
凛『聞かないの?』
花陽『…なにを?』
凛『穂乃果ちゃんのこと…』
花陽『凛ちゃんが良いなら聞かせてほしいな…』
凛『うん…』
『穂乃果ちゃん…好きな人がいるって…』
花陽『!…』
凛『それ聞いたとき、凛は穂乃果ちゃんのこと好きなんだなって実感したよ』
『おかしいかな?女の子同士で』
花陽『おかしくないよ』
凛『…!』
花陽『おかしくない』
凛『もし…穂乃果ちゃんの好きな人…凛だったらいいなぁって』
『別にアイドルだから穂乃果ちゃんのことを好きなわけじゃないよ?』
花陽『…』
『…聞いてる?』
花陽『…私は…凛ちゃんじゃないからその気持ちはわからないよ』
凛『…!』
花陽『凛ちゃん、髪になんか付いてるよ?』
凛『え?』
花陽『…』ギュッ
凛『え、かよちん…?急に抱きついて…?』
花陽『…どう?ドキドキした?』
凛『まぁ、うん。びっくりしたかにゃ』
花陽『今のが穂乃果ちゃんだとしたら?』
凛『え!?///』
凛『///』
花陽『…今の気持ちが答えなんだと思うよ?』
凛『!…なんでもお見通しだね、かよちんは』
花陽『凛ちゃんの幼馴染みだからね、舐めてもらっちゃ困るよ?』
凛『あはは、ありがと』
『じゃあまた気持ちが落ち着いてきたら穂乃果ちゃんに連絡してみるよ…』
『作詞、頑張ってね?』
花陽『うん、ありがとう凛ちゃん…』
『ドキドキだったかな…?』
『冗談だから…ね…』
~~~~~~
凛ちゃんの気持ちを受け止められなかったのは
凛ちゃんがずっと一緒にいてくれるのか不安だったから
期待してたのかも
穂乃果が凛ちゃんとずっと一緒にいられる自信が無かったから…
好意に甘えてたんだ
[穂乃果にとって生涯ただ一人の代わりの効かない人だから]
[今日まで本当にありがとうね]
独占欲…?
依存…?
花陽ちゃんの孤独?
どれも少し違う
凛ちゃんを好きになればなるほど
一人になるのが怖い
でも凛ちゃんに甘えちゃう自分は確かで
[そんなに下ばっかり見てたら流れ星を見落としちゃうよ?]
この場所から連れ出してってくれるって凛ちゃんに期待しちゃってる
穂乃果『…っ!』
『落ちてこないでよ!!』
『期待させるだけの願い星なんでしょ!?』
叶えてくれた事なんて一度もないくせに
『いつまで笑っていれば良かったの!!?』
少しずつでもいい
俯いててもいい
崩れないように足元を確認しながら転ばずに、確実に
一歩ずつ
貴方の理想に近づきたかった
それなのに
穂乃果はあの日から
何も持てなくなりました
穂乃果『凛ちゃん…側にいたいよ…寂しいよ…』
『でもね…』
『花陽ちゃんを同じ境遇にはできないよ…』
不在着信:星空凛