読みにくかったらすみません。
それではどうぞ!
目を回して気絶しているフィーを引きずったまま行動のような場所に入るとそこには自分たちのほかに八人の赤い制服を着た少年少女がワインレッドの髪をした女性の周囲に集まっていた。
「さてさて……やっとおいでなさったわね。まったくなんであんた達はこうも重役出勤しかできないのやら……」深いため息をつきつつ二人のほうに近づくと一発ずつ拳骨をお見舞いした。
その光景を見てほかの生徒たちはこの三人はどういう関係なのかを気にしだした。
それに気づいたエレナはほかの生徒たちのほうを向き簡単な自己紹介をする。
「えっと……みなさん私達とサラさんの関係について考えていると思うんですけど~、まあ昔からの知り合いってところです。」そこで一度話を区切りほかの生徒たちの方を見る。見渡してみれば簡単な説明ながらも今はそれで納得している、というような表情だった。
「それで、私はエレナ、エレナ・クラウゼルです。それでこっちでサラさんの拳骨を食らってもなお目を回して気絶しているのが、フィー・クラウゼルです」ペコリ、とお辞儀をしてからいまだに気絶したままのフィーを一瞥する。
そして、サラにどうやって起こすか、と相談を持ちかける。
「どうします?たぶん夕食抜きって言えば目がさめ……って言えばほら、すぐに目を覚ましましたよ」先ほどまでもう一発拳骨をお見舞いするか、校舎の屋上から突き落としてみるか、などだいぶ物騒な話をしていた二人だったが、エレナの、夕食抜き、の一言で一瞬で飛び上がった後エレナを睨み付けるほどの脅威の回復力を見せるフィーにサラとエレナの二人を除いた残りの八名は目を点にして驚いている。
「あはは……フィー?冗談だよ?さすがに昔みたいに三日間断食とかはさせないよ?あの後私も半殺しにされたんだから」視線で人が殺せそうなほどの目力で睨み付けてくるフィーにエレナは顔面蒼白で謝罪をする。
「と、ところで二人はどちらも
「そうですよ。私とフィーは
「そういえばそうだったわね~あんた達は
「っと!あんた達が来るまで待ってたんだけど、やっと役者がそろったことだし始めましょうか」何を始めるのかわからないがなんとなく嫌な予感がしたエレナは、フィーをおぶったままサラから一歩二歩と距離を開けていく。そしてその嫌な予感は的中することとなった
「特別オリエンテーリングをね♪」満面の笑みでめんどくさそうなことをいったサラに顔面を引き攣らせながらも観念したかのようにエレナは先ほど立っていた位置に戻った。
「というわけで……あんた達10人は私についてきてね~」そういって講堂のような場所を後にするサラ。最初のうちは何を言っているのかわかっていない様子だった10人だが、サラが講堂のような場所を出て10秒ほどすると弾かれたようにサラの後を追いかけた。
~~☆~☆~~
講堂のような場所の入っていた校舎を抜けサラについていくとほかの校舎がある場所から少し離れた場所に連れて行かれた。
「えっと?サラさん?ここは何?」木造の古い校舎のような建物を見て嫌な予感がするがエレナは一応聞いてみる
「ここが特別オリエンテーリングの会場の、旧校舎よ!」胸を張り堂々と宣言するサラを見て生徒たちは苦笑をする。それに気づいたサラは
「あぁ!もう!ただでさえあんたら二人のせいで時間が押してるんだから!さあ早く入った入った!」せかすように生徒たちを旧校舎と呼ばれた建物に入れていく、そして最後に入ることになったエレナは先ほどから僅かに感じている視線がある方向へと一瞥してから入っていった。
~~☆~☆~~
「ん?なんだあの金髪の嬢ちゃん、俺たちの視線に気づいたのか?」先ほど一瞬だが確実に目があったと周囲にいる級友のような少女に言葉をかける銀髪の少年。その少年は緑色の平民クラスを意味するブレザーを着ているが、全体的にみるとだらしない着方をしている。
それに対して周辺には全身を黒い革のスウェットに包んだきれいな紫色の髪をした女性や、黄色い服を着た少し太り気味の少年などがそろって気のせいということで銀髪の少年も気のせいだよな。という。
「なあ、トワ?お前から見てあの嬢ちゃんたちはどうだった?」朝校門の前であいさつした少女、トワ・ハーシェルに先ほどの銀髪の少年が聞く
「ん~とても礼儀正しくていい子に思ったよ?」それに対してトワはいたって普通に答える。その答えに何を感じたのか銀髪の少年は4人の輪から離れていく。その途中にはなった
「あいつらが普通ねえ……」というつぶやきは風に乗ってどこかに消えていった
~~☆~☆~~
「というわけでこれから特別オリエンテーリングをはじめま~す」壁際に移動した後そこにある何かのスイッチのようなものに手をかけてからまるで死刑宣告をするような言葉を十人に投げかけてくる。
そんな中エレナだけはただ一人、ほかの生徒の輪から離れた場所に立っていた。
ガシャン!
そんな音とともにエレナ以外の生徒が立っていた床が傾きだす。みな呆気にとられなすすべもなくどんどん開いた穴に落ちていく。そして残ったエレナに結果が分かっていたようにサラが声をかけた
「はぁ……やっぱりあんた
「はは、まあ
「それじゃあ、行ってきますね、サラさん」場に気まずい空気が一瞬立ち込めるがすぐに元気になったエレナの言葉により元に戻る
「ええ、行ってらっしゃい」それに対してサラも笑顔で送り出す。
そしてエレナは床に開いた大きな穴へとフィーをおぶったまま飛び込んだ。
ちなみにこの間フィーはエレナの背中で寝たまんまだった。
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にしてもフィーさん寝過ぎw