ソードアート・オンライン00-A wakening of the Trailblazer-   作:〜レオス〜

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遂にALO編、フェアリーダンス!

そもそもALO編ってなんでフェアリーダンスって名前なんだろ……

はじまります!


フェアリィダンス編
第十四話 現実-はじまり-


俺の名は聖永 刹那、かつてあのSAOというデスゲームを生き抜いた男だ。

 

デスゲームから開放されて三ヶ月……だがそれは本来の意味の開放ではなかった。

 

まだ約300名のプレイヤーが現実世界に帰れてない。

 

俺の仲間、結城明日奈もそのひとりだ。

 

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「刹那〜!ごめん、待たせちゃったね」

 

「大丈夫だ、待つのには慣れてる」

 

「それはあたしがいつも待たせてるっていいたいわけ!?」

 

「……間違ってはいない」

 

俺はリズベット……いや篠崎里香…里香と待ち合わせをして明日奈の見舞いに向かうところだ。そして今は病院に向かってる途中だ。

 

「まぁいいわ、あたしは刹那よりお姉さんだから許してあげるわ」

 

「またそれか……」

 

里香は自分のほうが年上とわかると前よりも強気に出てくるようになった。

 

「今日は麗菜ちゃんは一緒じゃないの?」

 

「あいつは用事らしい。」

 

麗菜、俺の双子の妹だ。俺のことをあまり好いていないと思っていたが……まさかSAOから生還直後に抱きしめられるとは思わなかった。

たったひとりの家族だ、2年も独りぼっちにさせてしまったのだから当然だろう。

 

以前、里香と会わせた。

「刹那にこんな美人の恋人なんてもったいないわね!」

とか言い出し、それを聞いた里香がいい気になって麗菜を可愛がっているのが現状だ。

 

そうこうしてるうちに病院についた。

 

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明日奈の病室の前まで来るとキリト……桐々谷和人…和人が誰かと言い争ってるのが聞こえる、俺は念のため里香に金を渡し、ジュースを買いに行かせた。

 

「どうした和人?」

 

「せ、刹那……」

 

「おやおや…これはこれは…SAO開放の英雄が二人もお見舞いに来てくれるとは未来の旦那としてとても誇らしいよ。」

 

「……っ」

 

「未来の旦那…?和人、こいつは?明日奈の兄かなにかか?」

 

「僕の名前は須卿伸之……明日奈の将来の旦那だ。」

 

「ほんとなのか…?」

 

「こいつが勝手に言ってるだけだ。」

 

話を聞く限りこいつは変態だ、髪の匂いをかぐなど……明日奈は確かに美人だからな…いつかの時みたいに変態が寄ってくるのか……もしかしてキリ…和人も変態なのか?

そう考えてると須卿伸之が俺に話しかけてきた

 

「君のことも調べてあるよ、イノベイターくん。」

 

「……なぜそれを!」

 

「リボンズ・アルマーク…知ってるだろ?」

 

「やつがどうした…」

 

「僕と彼は知り合いでね。彼の研究成果を盗んで見たりしてたのさ。」

 

こいつは変態に加えてクズなのか……

 

「研究成果を盗んで車で逃げてたんだけどね〜そのとき交通事故なんか起こしちゃって……しかも兄妹残して両親は死亡?こっちは責任問題になって大変だったっつーの!」

 

なに………?

 

「それは……いつ頃だ……?」

 

「んあ?確か三年くらい前だったな、迷惑な話だぜまったく……勝手に死にやがってよぉ!」

 

こ……こいつ…

 

俺は拳を強く握り殴りかかろうとする。

 

「刹那!落ち着けって」

 

「貴様ァ!貴様の自分勝手な行動のせいで!母さんは父さんはァ!」

 

「なんで…そうか…そうかそうか!君があの時の子供なんだね……………君たち家族のせいで僕の人生大変だったんだぞ!」

 

こいつ……謝るでもなく……

 

「貴様!殺してやる……母さんたちの苦しみ、思い知らせてやる!」

 

その時俺の目が若干だが黄色くなってた。

 

「刹那落ち着け!今そんなことしてもリズが悲しむだけだぞ!」

 

「……っ!……はぁ……はぁ……すまない……取り乱した。」

 

和人の拘束から逃れる。

 

「とりあえず、式は一週間後の1月26日、この病室で行う。友引だから君たちも呼んでやるよ。せいぜい最後の別れを惜しんでくれ、英雄くんたち。」

 

そう言って須卿伸之は病室から出ていく。

それと入れ替えにジュースを買ってきた里香が入ってくる。

 

「?なんかあったの?」

 

「いや、何もない。」

 

「ならいいけど、ホラジュース。キリト、アンタにも」

 

「すまない。」

 

「リズ、さんきゅーな。」

 

 

俺たちはその後明日奈の病室で談笑し、帰宅した。

 

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俺と麗菜は家で夕食を食べていた。

 

「麗菜、もし母さんと父さんを殺した犯人がわかったらお前ならどうする?」

 

「なによ、急に?」

 

「お前の意見を聞きたいだけだ」

 

「う〜ん…ほんとなら母さんたちが受けた痛みの数倍の痛みを味合わせて殺してやりたい………けど、そしたら私もその人と同類になっちゃうから…公平に法で裁かれて欲しいわ」

 

「そうか…ありがとう」

 

「なんでそんなこと聞いたの?」

 

「なんでもない、気にするな。」

 

「そうだ刹那、あの…私もね…実は……やっぱなんでもない!」

 

「………?おう……?」

 

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食事が終わり、風呂も入り、あとは睡眠だけになった。

 

ケータイが鳴る。里香からだ。『おやすみ(^-^)』だそうだ。

まったく……

俺はそういうもなんだか悪い気はしなかった。こちらも『おやすみ、いい夢を見るんだぞ』と返信をする。

 

また数秒後にケータイが鳴る

 

いくらなんでもはやすぎないか?寝るんじゃなかったのか?

 

と思いケータイを開いたら差出人は里香ではなく和人だった。

 

和人から……?珍しいな、しかも画像付きか……

 

画像を開いてみるとそれは驚きの画像だった。

 

これは………アスナ!?

 

その画像にはアスナと思わしき人物の後ろ姿がぼんやりと写っていた。

 

続いてメールには『リズには内緒で頼む、明日の午後にエギルの店で落ち合おう。』と書いてあり、俺もそれに『了解した。』と返信した。

 

 

それにしてもあの画像は………




とりあえずこの小説はアニメでやったとこまではやる予定です!

お付き合いお願いします!


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