IS~宿命の砲火~『出来損ないと呼ばれしドイツの帝王』(更新停止中)   作:弐式水戦

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第三十話~クラス代表決定!副担任と実習~

はーい、皆さんおはようございます、誰が何と言おうとおはようございます。

何故かって?此方が朝だからです。

 

さてさて、迎えた月曜日。本気で休んでやろうかと考えた俺に、心の中で往復ビンタをかましまくって、朝飯を食べた訳だが、ペパロニが一服中にアイスなんざ食い始め、そのせいで本令5分前の到着になった。

「と言う訳でペパロニ、今度アンツィオ行ったら鉄板ナポリタン奢れ。勿論お前持ちで」

「だ、だから許してくれよ兄貴!期間限定品だったんだぜ!?しゃーねえじゃん!」

「お前が時間配分を考えなかったのが悪い。自業自得だ、素直に現実を受け止めろ、ペパロニ」

「ちょいアンチョビ姐さんまで!?ってちょい二人共!?全部アタシのせいっスか!?」

「「当たり前だ」」

「ウソダドンドコドーン!」

 

そんな感じで、俺達は教室にやって来た。

 

「た、黄昏君!」

 

ペパロニやアンチョビと一緒に教室に入ると、確か、矢田さんだっけ?まあ、その人に突然話し掛けられた。

 

「よっす。何か用か?」

「う、うん……………」

 

どうやら用があるみたいだが、何故か顔を赤くしている。

 

「そ、その…………く、クラス代表、頑張って!」

 

それだけ言って、矢田さんは女子グループの元に走っていった。

一体何がどうなってんだ?

 

「兄貴の勇姿に惚れてんだよ、矢田も」

「何だよそりゃ?」

 

勇姿、ねえ………………別に惚れられるような事は何もしてねえがな。

 

俺はそう思いながら、教室を軽く見回して、美鈴や早苗の姿を探した。

あれから約1日経ってる訳だが、『宿命の砲火』喰らって、何処か怪我してないかと、結構心配だったんだよな。

 

「あ!おはようございます、狂夜さん」

 

不意に、後ろから声を掛けられた。振り向くと、其所には美鈴と早苗が居た。どうやら大したことはなかったようだ。

 

「よお、おはようさん。にしても二人共、アレから何ともなかったんだな。怪我してたらどうしようかって結構心配してたが、元気そうで何よりだ」

「い、いえ!私達は企業でそれなりに訓練していたので、心配には及びません」

「そっか、なら良かった」

 

俺がそう言うと、二人は何故か顔を赤くした。

 

「さあ、席につけ~。ホームルームを始めるぞ」

 

そう言って、上白沢先生が教室に入ってきた。

後ろにもう一人、先生を連れて。

 

「なあ、ペパロニ。あの人誰?」

「いや、アタシに聞くなよ」

 

そうこう言いつつ、俺達は席についた。

 

 

「えー、昨日のクラス代表決定戦の結果を発表する前に、赴任してきた副担任を紹介する」

 

そう上白沢先生が言うと、もう一人の先生が自己紹介を始めた。

 

「長谷川 千里(はせがわ ちさと)です。本来は皆さんが入学する前から赴任する予定でしたが、諸事情により、今日からの赴任となりました。よろしくお願いします」

 

へえ~、人には色々あるんだなあ。

 

「長谷川先生、ありがとうございました。では、昨日のクラス代表決定戦の結果を発表する」

まあ、昨日上白沢先生に言われたから、結果は分かってるんだけどね………( ̄▽ ̄;)

 

「クラス代表は、黄昏狂夜君に決定した」

 

その後、クラスから盛大に拍手されたのは余談である。

 

 

 

 

 

さてさて、場所は移って、此処はアリーナ。今日から、ISの本格的な実習が行われるのだ。

皆ISスーツを着て整列している。因みに俺は、ISスーツではなく、作業着を来ている。

 

まあ、別にISスーツなら、山田先生と模擬戦した時に貰ったスーツがあるのだが、桜花曰く、『ISスーツは必要ない』とのことなので、久々に瞬間移動を使って寮の部屋に一旦戻り、制服から作業着に着替えてアリーナに出ていた。

上白沢先生からは、既に許可を貰っているから問題なし。

 

「では、ISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。黄昏君、紅、東風谷の3人は、専用機を展開し、試しに飛んでみせてくれ」

「「はい!」」

 

意外と言うか何と言うか、美鈴と早苗はかなり乗り気だ。まあ、企業のパイロットなら、そうもなるか。っと、そうこうしてるうちに二人が展開を終えたようだ。

今更だが、二人の専用機をまじまじ見たことはなかったな。

 

美鈴の専用機は、何か武道家らしさを感じさせるISだな。早苗のは、なんか男向けロボットアニメでありそうなISだな。さて、ならば俺も………!

 

「(行くぞ、ゴールドウィング)」

 

そう念じた瞬間、パールホワイトに輝くゴールドウィングが装着されていた。

 

「な、中々展開速度が速いな。まあ、それに越したことはないから良いか…………では、飛べ!」

 

その合図に、俺達は3人同時に飛び上がったが、ゴールドウィングは火力と機動力特化型のISだからか、二人を置き去りにしてしまった。つか、速っ!!

 

『黄昏君、スピードが速すぎる。少し速度を落としなさい』

「Ja.」

 

俺はそう返事を返し、速度を緩めた。暫く減速していくと、徐々に二人が追い付いてきた。

 

『き、狂夜さん、速すぎます!あっさりと置いていかれましたよ!』

「悪い悪い、コイツ機動力に結構特化してるからさ」

『本当に規格外なISなのに、よく学園に何も言われませんでしたね』

「ああ、必要以上の干渉は一切受け付けねえからさ」

 

そうしてると、上白沢先生から通信が入った。

 

『では、急降下と完全停止をやってみせなさい。目標は地表10cmだ』

 

ウワ、結構ムズい注文だな。まあ、なるようになるか。

 

「じゃあ、お先に失礼」

 

俺はそう言って、機体を捻って急降下の体勢に入る。ある程度地面に近づいてから、一気に体を起こしてスラスターを噴射し、停止する。

 

「ふむ、地表10cmか。よくやったぞ」

 

ヨッシャ!褒められた!

 

「お、二人も目標クリアだ。よくやったぞ」

 

二人もクリアしたのか。

 

「では次に、順番に武装を展開してもらう。先ずは近接武装だ」

 

ヤバイ、俺、射撃武装なら見たけど近接武装は全く見てない!

い、急いでデータを!ハリーハリーハリー!

 

 

 

--近接武装--

大型戦斧『DEAD AXE』

パイルバンカー

手部装備型爪『GLOBE NAIL』

高周波ブレード『SCHWARZER SCHWERT』

電撃爪『BLITZ NAILS』

ワイヤーアンカー

連結式大鎌『KILLER SICKLE』

 

 

 

 

ウワ~、見なきゃ良かった。

つか、ホントにこのIS滅茶苦茶なスペックだよね。射撃武装もスゲエけど。近接武装もスゲエ。

 

「では、黄昏君、最後は君だ」

「あ、了解です」

 

俺はそう返事を返し、取り敢えずは高周波ブレード『SCHWARZER SCHWERT』を展開する。ドイツ語で『黒』を意味する単語、『schwarz』が含まれているからか、刀身は黒く、鈍い光を放っている。

てか、近接武装にだけ名前がつけられてるんだよね、コレ。

 

「よし、では次に、射撃武装を展開してもらう」

 

そうして、美鈴と早苗の各々が射撃武装を展開する。

美鈴のはアサルトライフル、早苗のはミサイルビットだそうだ。

さて、次は俺だな。

 

「さあ、黄昏君、最後だ」

「了解です」

 

俺はそう返事を返し、右手に大口径荷電粒子ライフルを、左手に手持ち式3連装ガトリング砲を展開する。

両方もと高火力を誇る化け物武装であるため、生徒が震え上がっていた。

 

「黄昏君、君は世界に喧嘩を売るつもりか?」

「いや、そんなつもりはないんですけどね………………(汗)」

 

「流石は兄貴!アタシ等には到底扱えそうにもねえ化け物武器を平然と使ってのける!」

「ソコに痺れる憧れるゥ!」

 

ペパロニ、あの名台詞をそんな風に改造すんな!後アンチョビ!お前はノリが良すぎだ!

 

「ま、まあ……………3人とも、専用機や武装の展開速度は中々のものだった。特に黄昏君、君のは凄かったぞ。他の二人より速かったからな。あの時のは、国家代表でも何人出来るか分からない程の速さだった。皆も3人を見習うように!」

『『『『『『『『はい!!』』』』』』』』

 

「流石ですね、狂夜さん。私達でも出来なかった速さで展開するなんて」

「企業のパイロットとして、早く差を埋めなければ!」

 

お、美鈴と早苗がやる気を出している。こりゃ、何時かまた試合することがあれば、また苦戦するかもしれねえな。

そして、実習は進み、中々有意義な時間を過ごした。

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