IS~宿命の砲火~『出来損ないと呼ばれしドイツの帝王』(更新停止中)   作:弐式水戦

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第三十七話~中国代表候補生とカタログスペックとストーカー?~

昨夜のドタバタパーティ&オルコット拒絶から一夜明け、此処は教室。俺、ペパロニ、アンチョビの3人からなる我等がいつメンは、何時ものように、教室で世間話をしていた。

アンチョビが聞いた話によると、1組の代表は織斑一夏に決まり、その補佐を織斑秋彦がするんだそうだ。

まあ、どっちかが代表やるだろうなとは思ってたがな。

そうしていると、唐突にペパロニが話を切り出した。

 

「そういや兄貴、聞いたか?2組のクラス代表が変更になったらしいぜ?」

「あ?マジで?」

「ああ、何でも、中国から来た代表候補生なんだそうだ」

 

こりゃ驚いた、この時期になって転校生がやって来るとは。クラス対抗戦は荒れそうだな。

なんせ、俺が知ってる中で、4クラス中3クラスの代表が専用機持ちだしな…………………

少なくとも、楽は出来そうにねえや。

 

「まあ、取り敢えず頑張ってくれよ?兄貴。だって優勝クラスには、学食のデザートフリーパスが貰えるんだからさ!」

「何ですと!?そりゃマジな話か!?」

「ああ!」

 

いよっしゃ燃えてきたァァァァァアアアアアアアアアアアアッ!!!

ぜってえ勝ったらァァァァアアアアアアアアアアアアッ!!!

 

「ねえ、このクラスの代表って誰…………………って、何かスゴい熱気がするんだけど…………………」

「ん?」

 

デザートフリーパスの話を聞いて燃え上がっていると、廊下からそんな声が聞こえてきた。

振り向くと、其所には制服を改造したのか肩が露出している、小柄なツインテールの女子生徒が居た。

誰だこの人?

 

「あ、兄貴!彼奴だよ、2組のクラス代表」

「あ、マジか」

 

そうしていると、そのツインテールの女子生徒が、此方に近づいてきた。

 

「ねえ、3組のクラス代表って、誰か知らない?」

「ああ、俺だけど」

「そ、アンタが………………成る程ねえ~」

 

そう言って、女子生徒は俺を上から下まで見ると、何かに納得したかのように頷いて言った。

 

「クラス代表決定戦とやらで、企業のパイロットの子二人を相手取って倒したって聞いた時は何の冗談かと思ったけど……………成る程、それなりに強そうじゃない」

「お褒めいただきどうも。んで、君、誰?」

 

そう聞くと女子生徒は、大事なことを忘れていた!的な表情を浮かべ、咳払いした後に言った。

 

「いやあ~、ゴメンゴメン。3組のクラス代表が誰か気になってたから、自己紹介忘れてたわ」

 

そう言って、女子生徒が自己紹介を始めた。

 

「あたしは凰 鈴音(ファン・リンイン)、中国代表候補生で、2組のクラス代表。勿論専用機持ちよ!呼びにくいだろうから鈴で良いわ。よろしくね」

「ああ、俺は黄昏狂夜だ。俺のことも狂夜で良い」

 

そうして、一言二言話をしたら、HRの時間が近づき、鈴は2組に帰っていった。

「案外、親しみやすい奴で良かったな、兄貴」

「だな」

 

そう話をしていると、上白沢先生と長谷川先生が教室に入ってきて、今日最初のHRが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

キング・クリムゾン!

 

え、何だそれって?いや、何か言わなきゃならないような電波を受信して…………って止めろ!石投げんな!地味に痛いから!止めろ止めろ!マジなんだってば((((;゜Д゜)))

 

さてさて、午前の授業を無事に終えた俺は、上白沢先生から許可を得て、整備室にやって来た。その理由?簡単だ、我が専用機のデータチェックのためだ。

いや、実はね?第一形態移行した後のカタログスペックの提出サボっちゃって、上白沢先生から注意を受けたんですよ。

一応、形態移行毎のカタログスペックの提出は認めているんでね。まあ、稼働データとかは全部独占してますけどネ(笑)

 

そして、ゴールドウィングを展開してハンガー(とか言うヤツ)にかけ、一旦機体を解除し、俺のみがフリー状態になる。

それから椅子に座り、置かれていた説明書に従ってディスプレイを操作する。

 

取り敢えずは、一旦全てのデータ確認だな。

提示ボタン、ポチッとな!

 

 

--高火力・高機動特化型特殊兵装搭載式IS『ゴールドウィング』--

 

操縦者、黄昏 狂夜

コア人格、桜花

支援型AI、氷華

 

SE、100000

 

 

 

《武装リスト》

 

《銃火器系武装》

 

Panzer rifle

タイプ『パンター』

タイプ『ティーガー』

タイプ『ケーニヒス』

タイプ『エレファント』

タイプ『J.ティーガー』

タイプ『J.パンター』

タイプ『マウス』

タイプ『ラング』

大口径荷電粒子ライフル×2挺

大口径2連装機関砲×2門

マルチロックオンシステム搭載型ミサイル(両肩展開式)×左右50発

左マニピュレーター内蔵式荷電粒子砲×1門

マフラーキャノン×2門

手持ち式3連装ガトリング砲×2門

右マニピュレーター内蔵式チェーンガン×1挺

 

 

《近接武装》

 

大型戦斧『DEAD AXE』

パイルバンカー

手部装備型爪『GLOBE NAIL』

高周波ブレード『SCHWARZER SCHWERT』

電撃爪『BLITZ NAILS』

ワイヤーアンカー

連結式大鎌『KILLER SICKLE』

 

 

《特殊兵装リスト》

 

《防御装備》

 

『SCHURZEN SHIELD』

展開装甲

 

 

《機動力向上装備》

 

大型増加ブースター『ME206』

 

 

《防御・機動力向上装備》

 

『DEFENCE BOOSTER』

 

 

《特殊攻撃兵装》

 

『JET CANON』

 

 

 

 

 

…………………………(゜_゜)(。_。)(゜_゜)(。_。)何だコレ?

今思えば、コイツの装備全部ハイスペック品ばっかじゃねえか!何だよ展開装甲って!何だよ『防御・機動力向上装備』って!スペック高過ぎだろ!

マジであの女に盗られんで良かったって今更ながら思うわ!

コレ各国にバレたらエライ事になりやがるぞ!

マジでパクられねえようにしねえとな。

…………………いっそ、俺以外のヤツが無理矢理データを盗もうとしたら、10万Vの電流が流れるような厳重ブロック態勢にしてやろうかな?

 

なんて考えながら、俺はスマホの時計を見る。休み時間終了まで後15分、急いで書きゃ間に合う!

俺は黄色のタコ型生物もビックリな超マッハでデータをカタログに書き写し、ゴールドウィングを一旦再び装着、ハンガーから離れて解除。元の待機形態であるヘッドフォンにした。

いつの間にか、水色セミロングの髪の毛をした女子生徒が、最初から置かれていたISの整備らしき事をしつつ此方を見ていたが、多分デーアは見られてねえだろうし、見られたら見られたで、ちょっとばかり☆O☆HA☆NA☆SHI☆すりゃ良いだけの話だし!

 

 

そうして俺は、整備室を飛び出し、瞬間移動で教室の前へと転移、カタログスペックを上白沢先生に無事、提出した。

 

 

 

 

 

 

「あー疲れた~、今日は急ぎまくったから、久々の操縦訓練はかなりキツかったぜ」

 

俺はそう独り言を呟きながら、アリーナを後にし、寮の部屋へと向かっていた。

…………………のだが。

 

「(ん?誰かにつけられてるような……………)」

 

俺はそんな感じで、アリーナを後にした辺りから、誰かの視線を感じていた。敵意はないようだが、つけられてるとなればかなり不快だ。

俺は暫く歩いて相手を油断させ、それから一気に振り向いて相手の顔などを割っておくことにした。

作戦決行まで、3…………2…………1…………0!

 

俺はバッ!という擬音語がつくような速さで振り向いた。

視線の主は、側にあった自販機の影にサッと隠れる。だが、全ては隠れておらず、水色セミロングの髪が見えている。

 

「………………ま、いっか」

 

俺はそう呟き、取り敢えず見逃すことにした。一応、『次やったらガチで捕まえてやる』的な意味を込めてみたのだが………………上手くいきますかねえ?

 

俺はそう考えながら、寮の部屋へと瞬間移動で転移した。

つか、今日は2度も瞬間移動使ったなあ。ま、最近使ってねえからちょうど良いや。

 

そして俺は、寮の部屋でペパロニとアンチョビを呼び、偶然ペパロニとアンチョビに会ったらしい美鈴と早苗を仲間に入れ、桜花、氷華、葛城の御披露目をした後、暫くお菓子パーティで盛り上がっていた。

 

 

 

………………結果、お菓子パーティで遊びすぎた俺達は、学食の時間を逃し、予め食材を蓄えていたというペパロニとアンチョビの世話になることになったという事を、余談ながら付け加えさせていただこう。

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