比企谷君と7人の魔女   作:instantsk9

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皆さんもう知っていらっしゃるかもしれませんが、この作品はニコニコ動画のアニメ「山田くんと7人の魔女」のOPのパロディを拝見したときに思いつきました。
両方とも好きな作品だったのでその瞬間に、「あれ、これあわせて書いてみたら結構面白いんじゃね?」というテスト前日の学生みたいなノリで書き始めました。
SS書いたことないんだよ?君...




それでは、どうぞ。

※追記
書き忘れていた部分を補填しました。寝ぼけてて見過ごしてました...
申し訳ありません。


彼は彼女に、彼女は彼に。

「......いったい何がどうしたって言うんだよ...」

 

誰に問いかけるともなく俺は呟く。

 

てか雪ノ下がこんなに呆けた顔なんて初めて見たぞ...

こいつやっぱかわいいし...

 

 

 

 

...違う。そうじゃない。何考えてんだ俺。いや本当に何考えてんだよ俺..

 

「ゆ、ゆきのん大丈夫...?」

 

由比ヶ浜が恐る恐る尋ねてくる。

 

...ここはこいつにどういえばいいのだろうか?素直に「比企谷八幡です」とでも名乗るわけにはいかないだろう。ましてやまだ俺にも理解できないこの現象(?)をこいつと共有しようとしても分かるわけないし...そもそもこの子アホの子だからなぁ...

 

「あー、あ、コホンコホン。なんでもないわ由比ヶ浜さん。少し気が動転していただけよ。心配かけてごめんなさい。」

 

「......」

 

...嘘でしょ?まさかこの子ちょっと感付いちゃってるの...?

 

 

「あー、えっと、その...も、もしかして...いや、絶対ゆきのんじゃない...よね?たぶんヒッキー...なのかな?」

 

バレてた。全然ちょっとじゃなかった。むしろ全部バレてた。。え、何で分かったの?そんなに?「いつもと違う」みたいなノリでそこまで分かっちゃうの?

 

「...すまん」

 

だが、由比ヶ浜も由比ヶ浜で自分の言ったことがまだ半信半疑だったんだろう。だからなのか、俺が返事をした途端にすごい顔して驚いた。

 

「え、え、え...え?ほ、ほんとにヒッキーなの...?」

 

「まぁ、な。なんでこうなったかは全く分からんが...。」

 

「そっか...」

 

「とりあえず、俺の体は今どこにいる?」

 

「...」

 

そんなびっくりしてる顔で見つめないでくださいよ由比ヶ浜さん。...いやほんとに。恥ずかしいからやめて。

 

「なんか、ゆきのんがヒッキーの話し方していると複雑...」

 

複雑ってどういうことなの?どんな感情が入り乱れてるの?!

...今の客観的に見るとすっげえ気持ち悪いな俺...

 

「...ヒッキーキモい」

 

「お前にはテレパシー能力でもあるの?ねえ。」

 

「ヒッキーの体はゆきn、ヒッキーが寝てたベッドの左のとこだよ」

 

「お、おう。サンキュ。」

 

「うん。」

 

不思議な気持ちでカーテンをくぐると、そこには本当に俺が眠っていた。

 

...うん。やはり目を閉じて黙ってればイケメンだな。俺。

 

「...おい、起きてくれ雪ノ下...」

 

言ってて俺の体を揺らしながら雪ノ下を呼ぶということが不自然なのに気づいたが、別に俺たち以外に誰もいないのでそのまま起こした。

 

「......ん...」

 

「よかった...起きた...」

 

「あ...私、気を失っていたのね...」

 

「あー、そのことなんだが...」

 

「...まだ夢の中なのかしら...」

 

だろうな。起きぬけに自分の顔と目を合わせたら誰だって混乱するわ。俺ならその後夢辞典で、見た夢の意味を確認するレベル。

 

...後になって調べてみたけど、確かに僕にはそんな願望ありますね。はい。

まあその話はおいといて。

 

「混乱しているところすまないが、ちょっといいか?」

 

「え、ええ...」

 

「まずは、巻き込んでしまってすまん。俺が階段で足を滑らせたせいでお前を傷付けてしまった。すっげえ申し訳なく思ってる。本当にごめん。」

 

「え、そ、そうね。あなたはその腐った目でいつも上の空で考え事している姿はまるで変態もしくは不審者のようでいつ警察に突き出されてもおかしくない人物だからいつか注意しようと思っていたけど今そのときが来たから言っておくわ主に社会的に危険な人物だと。逮捕されないように気をつけるといいわ。......それに、そんな言い方って...ずるいわ...」

 

「目は関係ねぇだろ...」

 

どんどん声小っちゃくするなよ聞こえなくなるだろうが。

それに、なんでこいつ顔赤らめてるんだよ。ただ罵倒しただけでしょ?しかもこいつ雪ノ下じゃないし。体は俺だし。

俺が顔赤らめてるの見るってすごい破壊力があるな。こう、なんか凄いむかつくレベルで。

 

「...いいな...」

 

おい由比ヶ浜。何がいいんだよ。罵倒が?俺を罵倒していることが羨ましいのか?やめてね?

 

「それと、これが1番重要なことなんだが、なぜか俺とお前が入れ替わってる。大方階段でぶつかった時に俺が何かしたんだろうが、あいにく俺はその時のことを全然覚えてない。雪ノ下、お前何か心当たりがあるか?」

 

お前を出来るだけ無傷にしたかったから、なんていえるか馬鹿。おっといけない、ついお口が悪くなっちゃいましたてへぺろ☆

 

「......」

 

...っと、耳まで赤くなっちゃってるんですけどこの子...え、俺何したのん?

 

「そ、その......ス...したわ...」

 

「ス?」

 

「えっ!!!」

 

「っ!!」

 

いきなり大声出すなよ由比ヶ浜。ビクッ!!てしちゃっただろうが。恥ずかしいだろマジで。

 

「すまん、よく聞こえなかったんだけどもう1回言ってくれないか?

 

...

 

「だから、その...あ、あなたと...その...き、キス...したわ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

...は?

 

「は?」

 

えマジで?...え?本当に?嘘でしょ?

 

「...マジで?」

 

雪ノ下は俯きがちにこくりと頷く。

 

「...それが原因だと思うか?」

 

「だって...それしかないもの...」

 

だから、俺の顔でそんなに顔を赤く染めないでくれませんか?

ちょっと可愛く見えてきちゃったじゃないですか...自分の顔が可愛く見えるとかもう末期じゃないですかやだー。

 

「...試してみるか?」

 

「「えっ?!」」

 

うーん。いいシンクロですね。

 

「ひ、ヒッキーキモい!お、女の子にキス迫るなんて......」

 

「で、でも、わ、私は...た、試してみる価値はあると思うわ...」

 

「えっ?!」

 

お前さっきから2文字しか発音してないぞ?大丈夫なの?

 

「...いいのか?」

 

「...ええ...お互いこのままでは辛いでしょう?主に私が。」

 

本当にすいません。でも雪ノ下さん、強がってますけど相変わらず顔真っ赤ですよ...?

 

「じゃあ、いいか...?」

 

「えっちょっ、ま、待って、ちょっと待って。」

 

まあそりゃそうだよな。

 

...ちらと横を見ると由比ヶ浜がジト目で仔犬のようにう~~~と唸っていた。

 

...可愛いなおい。

 

「いいわ、比企谷君。覚悟は出来たわ。」

 

覚悟って..まあいいけど。

 

「...じゃあいくぞ...」

 

 

 

 

 

「...んっ...」

 

 

 

 

「...」

 

「...」

 

結論から言うと、雪ノ下の言っていたことは正しかった。

 

てかマジかよ...

 

 

 

 

本当にキスがきっかけになって入れ替われるのかよ...

どういうことなの?ねぇ。

 

「お...あ、ゆk」

 

「良かった...」

 

何がなんですかね雪ノ下さん...俺ももう何言おうとしたか忘れちゃったじゃねえかよ...

 

「むぅ~~~!ゆきのんずるい!...よし!私も!!」

 

「はぁ?お前なにいって、お、おい!」

 

「んむっ!」

 

「お、お前なぁ...って...」

 

「わ、私ヒッキーになってる...!」

 

...マジだ。由比ヶ浜になってた。こいつなんでこう簡単に体交換しようと思うの?ビッチなの?大丈夫?

てかこいつ胸重っ?!こんなの持ってんのかよ由比ヶ浜...

 

......あー...ちょっと触りてえ...

 

いやでもそうすると雪ノ下に抹殺されるから止めておこう。現にもうあの子携帯準備しちゃってるし。11まで入力されてた。止めておこう(2度目)

 

このままだとちょっとあれ(主に理性的なもの)が壊れちゃう可能性があるので早く俺の体に帰りたかった。...ああ、誘惑に耐えろ俺...!!

由比ヶ浜は由比ヶ浜で、隣で雪ノ下となんかわちゃわちゃしてたので早く戻ろう。

 

 

 

「おい由比ヶ浜」

 

「ん?...ヒッキーな、んむっ?!」

 

振り向きざまにキスしてやる。

 

「えへへ...」

 

「...」

 

雪ノ下がついに0まで押してた。まずい。発信されないようにしなきゃ八幡捕まっちゃう!

 

「んもう!ちょ、ちょっとは心の準備くらいさせてよ...」

 

いやそれはこっちの台詞だよ。こっちはいきなり唇奪われてるんだぞ。

 

「でも、これで分かったわね」

 

「何が?」

 

「この色欲魔人比企谷君は、相手とキスすることによって相手と入れ替われることが出来るのよ。」

 

いやなんかその言い回し日曜のヒーロータイムに出てくる悪役みたいだからやめてね?

 

「あら、比企谷君は生涯悪役ですものね?」

 

「ナチュラルに人の心を読むんじゃねえよ...」

 

そのドヤ顔も今となっては懐かしいような気がします。はい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあまあ...帰ろうぜ...」

 

「そうね。」

 

今日は本当に疲れた..

 

「ふふ。言わなかったけど、ヒッキーさっきから顔真っ赤だからね!」

 

「...っ...///う、うっせビッチ。」

 

「ビッチ言うなし!」

 

「キスを唐突に迫ってきた時点でビッチだと思うんですが?」

 

「うっ...で、でもヒッキーだってゆきのんに迫ってたじゃん!」

 

「そ、それは不可抗力でだな...」

 

「...」

 

「ちょっと?雪ノ下さん?無言で発信ボタンに指を添えるのはやめてくださいませんか?それ僕社会的に死んじゃうよ?」

 

「...ふふっ」

 

「うん!やっぱりこうでなくっちゃね!」

 

俺が通報されそうになる日常を肯定したくはないが...

 

...でも、まあ...こういうのも悪くないのかもな...

 

 

 

 

 

「そういえば、さ。その、ヒッキーの能力?は、どうしようか?」

 

「どうもこうもねえよ。こんなの周りにバレたら大変だろ。だがまあ俺は友達いないから、洩れるとしたらお前らからだな。」

 

「理由が悲しすぎるっ?!」

 

「あら、私からも洩れる心配はないわよ」

 

「ということだ、由比ヶ浜。バラすなよ?」

 

「信用なさすぎだっ?!」

 

「そのことなんだけれど、やっぱりこの3人だけの秘密にしましょう?」

 

「そうだな。それが1番安全だ」

 

「3人だけの秘密...か。なんかいい響きだね」

 

「...そうかしらね。」

 

「...そうかもな。」

 

 

 

 

 

そんなこんなで、比企谷八幡は今日という波乱万丈で奇想天外な1日は幕を下ろすのであった。

 

 

...

 

 

「ヒッキーとキスしちゃった...しかも2回も...~~~///」

「比企谷君と...キス...してしまったわ...///  それに2回もするなんて...!」

 

 

「おかえりーおにいちゃん!今日はカレーd...ねぇおにいちゃん?、ちょっと小町とお話しようか。え、なんでかって?じゃあテーマを決めよう!テーマは『おにいちゃんのにやけ顔と、なぜかお兄ちゃんの制服から雪乃さんと結衣さんの匂いがすることについて』だよっ!☆

ということだから!じゃ、こっちおいで~二ヒヒ」

 

 

 

 

 

「「「......はぁ...」」」

 

 

 




キス回でした。次回はいろはすの予定です。

書いてると、「...」がどうしても多くなってしまいます。
というか多すぎて、これだと字数稼ぎと思われても仕方ないくらいです。
とりあえず応急処置として、その分多めに書いているつもりですが。
「。」や句読点無しで書いていると、どうしても淡々となってしまう気がするのですが...このままで大丈夫かな本当にw



それでは、批評、訂正、罵倒、感想などなど。お待ちしております。
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