あの教会での戦いから一日が経った。アーシアさんは死にかけていたらしいが、悪魔になって助かったらしい……良かった。
それで今日も僕はいつも通り、朱乃先輩と登校し、教室にいる。いつもの三人もなんか話して来たが、終始苦笑いだった。
そしてチャイムが鳴ると、先生が入ってきて挨拶をする。
「今日は転入生を紹介する」
先生がこの一言を言うと教室がざわめいた。
「先生!転入生は女ですが?」
松田くんが先生に大声で質問した。
女子からは最低とか聞こえてくる。はぁ、松田くんは相変わらずだな。
「女子だ」
先生が女子だと言うと、男子は歓喜な声を上げ、女子は舌打ちをした。
「では、入ってきてくれ」
教室の扉が開くと、そこから金髪の美少女が……ってあの子は。
その子を見て僕は驚く。どうやら、兵藤くんも驚いているようだ。
「アーシア・アルジェントです。日本に来たばかりですが、よろしくお願いします」
なんと、そこには昨日悪魔になったアーシアさんがいた。
放課後、アーシアさんと兵藤くんと一緒に旧校舎に行くと、部長から説明を受けた。そしてアーシアさんは兵藤くんの家でホームステイをするらしい。
「えっと、よろしくアーシアさん」
「はい、こちらこそ。よろしくお願いしますアイチさん」
なんというか、まだアーシアさんとしっかりとした挨拶をしてなかったので、ここでしっかり挨拶をしておいた。
すると、部長が思い出したように僕に話し出した。
「そういえば、まだ一誠の神器について話してなかったわね」
「イッセーくんの神器ですか?」
部長の話によると、イッセーくんの神器はかの二天龍である赤き龍が封印されているそうだ。神器の名前は『赤龍帝の籠手』というらしい。能力は十秒ごとに自分の力を十倍するそうだ。……すごいな
「それじゃあ、みんな揃ったことだし、三人の歓迎会を始めましょう」
部長はそう言うと、奥にあった丸いケーキを持ってきた。とてもおいしそうだ。
「しかし、アイチくん。あのエクソシストを撃退するなんてすごいね」
「あらあら、私もぜひ見たかったわ」
どうやら皆昨日の僕の戦いについても気になったようだ。僕はフリードとの戦いについて皆に伝えた。
「そう……何より無事で良かったわ」
「あはは……」
僕は部長の一言に苦笑いをする。
「しかし、アイチの神器は一体なんなんでしょう?」
「変身に……召喚。うーん、神器については確かに知識はないけど……やっぱり、分からないわ」
皆僕の神器について考えるが、やっぱり分からないようだ。他のクランの神器もあるかもと思ったが、この様子じゃないのかもしれない。
この後は皆と楽しい会話をして、パーティーの時間は過ぎていった。
次回からはフェニックスの話に移ります。アンケート的なやつもまだ受付中なのでぜひ見てくれると嬉しいです。
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