決闘オペラミルキィホームズ〜スキマと次元を超えて〜   作:ダットリー

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今回はまだデュエルはしませんので悪しからず。


第1話 連続失踪事件

-ヨコハマ中華街 裏路地-

男「な・・・なんだよ、これ・・・う、うわああああああああああ!」

J月T日、午後8時1分、ヨコハマ在住、J之内K也氏、失踪

 

決闘オペラミルキィホームズ【遊戯王架空デュエル】

第1章「連続失踪事件」

 

シャロ「ネロ、エリーさん、そっちはどうでした?」

ネロ「手がかりなし。そっちはどうだった?」

コーデリア「こっちも何も見当たらなかったわ。」

アリス「私達も何も見つけられませんでした・・・」

エリー「これで・・・5件目・・・」

カズミ「なのにどの現場でも手がかり1つつかめないなんて・・・」

シャロ「一体このヨコハマで・・・この世界で・・・何が起こっているんでしょう・・・」

 

トイズ。それは選ばれし者の心に膨らむ奇跡の蕾。あるものは清浄の花を咲かせ、あるものは毒の花を咲かせる。大探偵時代、美しさを競い合う二つの花。人はそれを、探偵と怪盗と呼んだ。

 

アナウンサー「現在、世界中で失踪事件が多発しており、ヨコハマでも5名の方が、先週から行方がわからなくなっています。数多くの探偵や警察がこれらの事件を調査していますが、以前行方はつかめておりません。IDOも、手がかりをつかむために調査を進めると表明しており・・・」

ネロ「まったく、本当何が起こってるんだか。」

シャロ「結局、あの事件も何の手がかりも得られませんでしたね・・・」

アリス「それに、世界中でこんなに同じ事件が起こってるなんて・・・」

ネロ「しかも行方不明者になんの共通点もないから各事件を結びつけることもできないし、流石に迷宮入りかね、こりゃ。」

コーデリア「ネロ!」

ネロ「だって事実じゃん。」

コーデリア「少しは言い方ってものがあるでしょう!」

エリー「ネロ・・・コーデリアさん・・・やめて・・・」

シャロ「そうです!やめて下さい二人とも!」

アンリエット「相変わらずですね、あなたたちは。」

4人「アンリエットさん!」フェザーズ「生徒会長!」

アンリエット「トイズが戻って探偵としては立派に成長してきているというのに、普段の体たらくときたら・・・」

シャロ「あう・・・」

エリー「すいません・・・」

アンリエット「まあ、今日はそんなことを言いに来たのではありません。あなたたちにお客です。」

カズミ「客?依頼人ですか?」

アンリエット「いいえ。あなたたちの客というのは・・・」

小林「久しぶりだね。みんな。」

シャロ「小林先生!」ネロ「小林!」エリー「小林さん!」コーデリア「教官!」フェザーズ「小林さん!?」

小林「まあ、久しぶりといってもまだ2ヶ月ぐらいかな、ははは。」

アンリエット「・・・あなたたちを訪ねた客というのは小林さんです。」

シャロ「でも、どうして小林先生がまたヨコハマに?」

ネロ「まあ十中八九アレでしょ。」

アリス「世界中での連続失踪事件・・・」

小林「うん。IDOに依頼されて、今世界で起こってる連続失踪事件、その件数が圧倒的に多い日本に僕が派遣されたんだ。」

コーデリア「ということは・・・もしかして・・・」

エリー「また・・・小林さんと・・・一緒に・・・」

小林「まあ、この事件が解決するまでの間だけど、また君達と一緒に捜査ができて、僕も嬉しいよ。」

シャロ「私も嬉しいです!」

アンリエット「私としても、再会を祝福したいところですが、今はそうも言っていられません。失踪事件は日々件数が増加していますので、一刻も早くこれを解決しなければなりません。幸い、怪盗たちはなりを潜めているようですが。」

シャロ「それじゃあ、小林先生と一緒に、事件解決に向けて張り切っていきましょう!!」

シスターズ「おー!!」

 

ネロ「って、張り切ってみたのはいいんだけど・・・僕たちはなんの手がかりも得られてないし・・・小林は?」

小林「残念ながら、IDOの情報網で被害者の全貌はわかっても、その共通性も見つけられてないし、現場でもなんの手がかりも得られてないんだ。」

カズミ「つまり・・・状況はなんにも変わってないっていうこと・・・?」

全員「・・・・・・」

シャロ「と、とりあえず他の地域の被害者やその現場を調べて手がかりを探してみましょう!」

コーデリア「確かに、何もしないんじゃ手がかりはつかめないわね。」

小林「なら、エリアはひとまずカナガワ周辺だけにしておこう。各地で起こってるのは、模倣犯が複数いるからかもしれないし。」

シスターズ「はい!」

 

シャロ「み、みなさん・・・どうです・・・?」

アリス「すいません、まだ何も・・・」

コーデリア「私もダメだわ・・・」

ネロ「こっちも全然。エリーは?」

エリー「私も・・・全然・・・ただ・・・」

ネロ「ただ?」

エリー「少し・・・気になる・・・名前が・・・」

ネロ「気になる名前?」

エリー「その・・・聞き覚えがあるというか・・・関係ないかもしれないんですけど・・・」

小林「エルキュール、名前に聞き覚えがあるっていうのは誰のことなんだい?」

エリー「その・・・メカニックの不動さんと・・・探検家の九十九さん・・・あと、サーカス団の榊さん・・・です・・・」

ネロ「見事になんの共通点もないね。」

小林「・・・確かに、何か聞き覚えがある気がするけど・・・思い出せないなぁ・・・」

カズミ「手がかりになりそうですか?」

小林「分からない・・・とりあえず、みんなももう疲れてるみたいだし、今日は一旦解散しようか。」

コーデリア「そうですね。いざという時に力が出せなくなってしまっては困りますし。」

シャロ「もう・・・ヘトヘトです・・・」

小林「じゃあみんな、今日はお疲れ。また明日も頑張ろう。」

シャロ「はひぃ・・・」ネロ「ほーい」残り「はい!」

 

ネロ「あ、エリー。帰りちょっと寄り道してこうよ。」

エリー「はい・・・でも、どこに・・・?」

ネロ「ちょっとした買い物だよ」

エリー「?」

-ヨコハマ某所 カードショップ「デュエルラボ」-

エリー「ここは・・・」

ネロ「カードショップだよ。」

エリー「そういえば・・・先週・・・新しいブースターが出てましたね・・・」

ネロ「え?エリー知ってるの、ていうかカードゲームやってるの?」

エリー「え、ええ・・・その・・・デッキを組んだだけ・・・なんですけど・・・」

ネロ「まあ、エリーの性格じゃこういうとこに来て、見知らぬ人とプレイするのはきついだろうからねー」

エリー「あうぅ・・・」

ネロ「ま、知ってるなら話が早いや。行こ、エリー」

エリー「え、ちょっと・・・ね、ネロ・・・」

-店内-

店長「いらっしゃい。お、ネロちゃん、久しぶり。」

ネロ「久しぶり、店長。新しいパックのカードは?」

店長「後ろのケースとそこのファイルの中だよ。おや、その子は?」

ネロ「僕の友達、エリーだよ。」

エリー「あ・・・えと・・・その・・・よろしくお願いします・・・」

店長「いらっしゃい。ほしいカードがあったら言ってね。」

エリー「は・・・はい・・・」

店長「ネロちゃん、何か使えそうなカードはあったかい?」

ネロ「う~ん・・・ケースには特に使いそうなカードはないかなぁ。」

根津「おいっす、店長。」

店長「いらっしゃい、根津君。今日はやっぱり大会かい?」

根津「もち・・・ってなんでお前らがここに・・・」

ネロ「ただの買い物だよ。で、根津はなんで来たのさ」

根津「今言ったろ!大会だよ!た・い・か・い。ま、お前には到底無理だけどな」

ネロ「かっち~ん。根津だって大して強くないくせに」

根津「んだとコラ!」

店長「実際、根津君は何度もこの店のショップ大会で優勝してるんだけどね。」

根津「ま、そういうこった。」

ネロ「むぐぐ・・・根津のくせに・・・」

根津「今日は大事な公式大会なんだから邪魔すんじゃねーぞ。」

エリー「大事・・・?」

店長「今日、これからの公式大会で優勝すると、来週からの地区予選で入賞しなくても、優良枠として、各地のショップ大会の優勝者から抽選で2人が選ばれて全国大会に出場できるんだ。」

根津「地区大会なんざ余裕だけど、まあいざというときのために、保険を掛けておこうってこった。」

店長「よかったら二人もどうだい?」

エリー「わ、私は・・・その・・・遠慮します・・・」

根津「あー店長。こいつらじゃ出場したって勝てませんよ。こんなダメダメなやつらじゃ、ね。」

ネロ「根津だってボクに何度か負けてるくせに・・・」

根津「20戦して俺が17勝でお前が3勝だろーが!」

ネロ「いーや、ボクの方がもっと勝ってたもんね。」

店長「まあまあ二人とも。ここはカードショップなんだ。口げんかより、デュエルで決着を付けた方が早いし、お互いとしてもその方がいいはずだよ。」

根津「乗ったぜ、店長。大会前の肩慣らしにゃちょうどいいわ。」

ネロ「へっ、根津なんかに負けるもんかよ」




次回デュエル予定です。
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