以下の項目が合わないと思ったらプラウザバック推奨です。
○登場キャラ(特になのは側)の死亡率が高いので注意が必要です。
○パワーバランス取れてない作品とのクロスなので、序盤・中盤はどうしてもリリなの側が蹂躙される形になってしまいます。
○強敵相手になのはたちが挑む形の物語になります。天魔勢は報われないと嫌だ、悪役なんてさせるな、とお考えの方にも合わないかもしれません。
○独自解釈。捏造設定オンパレードです。
ではどうぞ。
第一話 天魔襲来
1.
渺と吹く夜風の冷たさを感じながら、黒髪の少年は着慣れぬ士官服の襟を正す。
呼吸が少し上ずっている。心拍数が何時もより上がっている。
黒髪の少年。クロノ・ハラオウンは、極度に緊張していることを自覚していた。
無理もない。初めての実戦なのだ。
緊張しない方がどうかしているし、適度に緊張している方が良い。
そんな言い訳では隠せない程に、デバイスを握る手が震えている。
身体の震えを情けないと感じながらも、震える心を隠す事は出来なかった。
そんなクロノのデバイスが小さく震える。
母から士官学校卒業の祝いとして貰った魔導機械。
魔法使用を補助する絡繰りが、何処からか連絡を受け取って震えていた。
〈そろそろ時間だね。クロノくん〉
「……エイミィ、か」
展開したモニタに浮かんだのは、茶髪の少女。
デバイスを介して語りかけて来たのは、クロノより二歳年上の少女であった。
名をエイミィ・リミエッタ。
士官学校の同期であり、実技試験などではクロノのパートナーを務めていた人物でもある。
「何故、君が?」
クロノが問いかける。
その言葉には幾つかの意味合いが込められていた。
今回のミッドチルダ防衛戦。
首都クラナガン全域に展開された管理局の総戦力。
襲い来る大天魔と言う災害に対する為に、管理局は指揮系統を三ヶ所に分断していた。
指揮系統の分断は、常識で考えれば愚策であろう。
士官学校を出たばかりの新人達を中衛部隊に、一騎当千のエースストライカー達を後方に配置するという上層部の指示にもどうにも違和感が残る。
いや、意図は明らかだった。
指揮系統を分断する理は其処にしかない。
詰まりは生贄。最初から想定された犠牲。
管理局上層部は、こう判断しているのであろう。
このミッドチルダ防衛戦。必ずや多大な被害が出る、と。
その判断には意義を申したい。
最初から捨て駒と考えるとは、それでも次元世界の法と正義の担い手か、と。
だが、一局員としては上の指示には従うしかなかった。
未だクロノは士官学校を出たばかりの新人。文句を言える立場ではないのである。
そんな理由で中衛部隊に配属されたクロノ。
対してオペレーターであるエイミィが所属するのは後方の支援部隊。
指揮系統が違う両部隊の間に、本来通信などは発生しない。
そんな所属の違う二人が、こうして戦闘前に話すことすらおかしいのだ。
そう疑念を込めて問うクロノに、返るのは綺麗な笑顔。
〈私がクロノくんをサポートするのは当然でしょ!〉
「…………」
にこやかに返された言葉に、クロノは頭を抱えて溜息を吐いた。
管理局上層部が定めた事。それをこうもあっさりと破るのだ。
士官候補の堅物少年としては、割と問題視せねばならないのではと思う事態である。
エイミィが個人で勝手に連絡を繋いだのか、それとも或いは海の提督である母が強権を行使したのかも知れない。
そんな風に考えると、どうしても頭が痛くなっていく。
――だが、それでも、感じる思いが一つ。
「……ありがとう。エイミィ」
〈えっ!? クロノくんが素直だ!?〉
「素直にもなるさ。本当に感謝してる」
そう。彼女のサポートがあれば大丈夫。
そう思えるからこその感謝であり、生きて帰れる保証などないからこそ素直にもなる。
認めよう。クロノ・ハラオウンは奴らを恐れている。
認めよう。生きて帰る事さえ出来ぬのでは、と思う程に恐怖している。
父の仇。非殺傷など通じぬ強敵。余りにも強大過ぎる大天魔。
自然の災害すら子供騙し。世界崩壊規模のロストロギアより遥かに恐ろしい。
そんな彼らを前に、動じぬ訳がないのだ。
だが、それでも自分は一人ではない。
自分たち二人でなら、今まで通り乗り越えられる。
そんな風に思えたから、クロノは僅かに緊張を解していた。
〈まぁ、大丈夫じゃないかな?〉
そんなクロノの態度に彼の重い覚悟を感じ取ったのか、エイミィはあえて茶化すように口にする。
彼女が選んだのは空気を軽くする様な言葉。
確かにある戦力を口に出す事で、生存の可能性は高いのだと口にする。
〈クロノくんは中衛部隊でも後ろの方だし、前衛部隊にはSランク相当の戦闘機人が百人以上いるじゃない〉
「……ああ、管理局も良いようにやられた以前とは違う。過信はできないけど、充分な戦力は揃えている。……戦闘機人やスカリエッティはあまり好きにはなれないが」
〈まぁ、その時は特に酷かったらしいからね。そういう手段も肯定しないとやっていけないんじゃないかな?〉
「分かってはいるよ。何より戦力の充実は必要だって。好き嫌いが言えるほど、大天魔たちは甘くない」
〈戦闘機人って本当に強いしねー。もしかしたら、前衛部隊だけで勝負は決まるかも〉
「……本当に、そうなってくれたら良いけどな」
軽いやり取りを続け、クロノは過度の緊張が解けていくのを感じた。
やはり、エイミィのバックアップは有り難いと、彼女自身と或いは彼女が支援に回るよう手を尽くしてくれたであろう母に、内心で感謝した。
そうして、時間は少しずつ定刻へと近付いていく。
自然と二人の会話も少なくなっていき、クロノは視線を頭上の双子月へと向けた。
ミッドチルダ大結界。
管理局設立とほぼ同時期に御門一門によって生み出された、ミッドチルダ全域を隙間なく覆う防御結界。
大天魔の侵入を防ぎ、排除する力を持ったそれは、数年に一度部分的にだが機能を停止してしまう。
それは構造上避けられない欠陥であり、同時に御門当主があえて残した欠陥でもあった。
常時膨大な魔力を維持に必要とする大結界は、双子月の魔力と地脈の魔力を利用して機能している。
故に双子月が重なる瞬間。魔力の流れが歪み、穴が開いてしまうのだ。
だが御門当主はその欠陥を敢えて利用して、彼らが現れる場所を制限している。
それがこうして、管理局が万全の体制と布陣を用意できる理由である。
そして、それほどの優位をもってなお、大天魔とは抗いがたい災害だった。
「来るか……」
はっきりとした感覚ではない。だが何かを感じて月を睨む。
己の命綱であるデバイスを握る手に汗をかきながら、その瞬間を数え上げる。
3
2
1
月が重なり、赤く染まった。
――一二三四五六七八九十
天から堕ちてくる声と共に、膨大な魔力が溢れ出す。
余りにも巨大過ぎる力の津波が首都クラナガンを、否、ミッドチルダと言う惑星全域を包み込んでいた。
――布留部由良由良止布留部
声が紡ぐは呪いの唄。極大の負を含む呪歌。
腐れ。腐れ。腐れ。全て腐れ。この永遠に埋もれる塵となれ。屑でしかない我が身の様に。
――血の道と血の道と其の血の道返し畏み給おう
呪歌が紡がれると共に、腐臭が生じる。
惑星を覆い尽くす程に膨大な魔力も、その質を悍ましい形へと歪めていく。
溢れ出した呪いは、偽神の祈り。
己だけが腐るから、せめてそれ以外は美しく。
そう願った祈りが溢れ出す。
――禍災に悩むこの病毒をこの加持に今吹き払う呪いの神風
赤き月から雫が溢れる。
その様はまるで、赤い瞳の誰かが涙を流しているようで。
そうだ。彼は今も泣いている。
その身を苦痛に苛まれながら、それでも流す涙は愛し子の為に。
ならばこそ、神々は怒り狂っている。
――橘の小戸の禊を始めにて 今も清むる吾が身なりけり
さあ、来るぞ、来るぞ、天魔が来るぞ。
全てを呪う災厄が、全てを憎む災厄が、今此処に顕現する。
――千早振る神の御末の吾なれば祈りしことの叶わぬは無
心せよ、これより先は地獄であると。
理解せよ。これより先に救いはないと。
醜い地獄を望まぬならば、今直ぐ此処より引き返せ。
――太・極――
「
言葉と共に、巨大な悪鬼が降臨する。
死人のような男が、腐毒の風を纏いて降臨する。
そして、その瞬間に――――百を超える戦闘機人たちは、叫喚地獄に飲まれて全滅した。
〈クロノくん! クロノくん!!〉
士官学校卒業時に母がくれたデバイス“S2U”から響く声を、クロノは上手く聞き取れないでいた。
何故、と耳元に手を伸ばせば、ドロリと腐った肉が地面に零れ落ちる。
それは先まで己の耳だった物。腐り堕ちた肉片は、異臭と共に蒸発する。
ああ、どうりで腐臭が酷い訳だ、と納得する。
痛みがないからこそ、何処か現実的ではない光景を受け入れる事が出来ていた。
そして、己を鼓舞する。
臭いが分かる以上は、死んではいないのだ。
そう内心で己を鼓舞して、クロノは己の五体を確認する。
右腕がなかった。
先ほどまであった右腕が、腐って地面に落ちていた。
腐り落ちた耳に触れたことで、その腐食が侵攻したのだろう。
指先から伝染する様に侵攻した腐食が、己の右手を腐らせ落とす。
デバイスを持っているのが左手で良かった。
命綱であるこれを手放していたら、すぐさま周囲の骸に仲間入りしていただろう。
そんな風に考えて、クロノは周囲に目を配らせる。
其処にあるのは、死体の群れ。
同じ釜の飯を食い、同じ場所で鍛え上げ、同じ道を目指した仲間達の屍山血河。
彼らとクロノの違いは何であるか。
運か偶然か、無論それもあるだろう。
だが、生死を大きく分けたのはそれだけではない。
努力と才能、そして直感の差が確かにそこにあった。
爆風のような速度で毒の呪風が彼らを襲った時、多くの者はシールドやプロテクションで防ごうと動いた。
その中でクロノだけが嫌な予感を感じ、災害時に要救助者に対して用いられるオーバルプロテクションを発動した。
その僅かな差が明暗を分けたのだ。
仮に移動能力を失う完全防護魔法を使っていなければ、あるいはクロノの魔力ランクがAランクより低ければ、間違いなく彼は死体の山の一部となっていただろう。
最善を掴んだ今でさえ、この様なのだから。
「…………」
叫び続けているエイミィに何か話そうと口を開くが、声が出なかった。
目眩がする。意識が遠くなる。カラカラと喉が渇く。
余計なことをする余力など一切ないようで、ならばと残った左手でデバイスを構える。
重圧が辺りを満たしている。
頭がおかしくなりそうなほど濃密な気配。
間違いなく大天魔の放つもの。暴力的なまでの魔力量。
その威圧感だけで心が折れそうですらあるが、おかげで相手を探さなくとも位置が分かる。
探している余裕など、今の自分にはないのだ。
今にも腐り落ちそうで、だから一瞬さえも惜しいのだ。
だから今だけは、そんな威圧感に感謝した。
デバイスの先端を、威圧感の奥へと向ける。
それだけで心が折れそうになるが、そんな弱気を意地で抑える。
せめて一矢、報いてやろうと腹をくくる。
そう覚悟して、本部へと歩み去っていく天魔を見た。
瞬間。目が腐り落ちて視力を無くした。
涙の如く腐った液体が瞳から流れ落ちて、クロノはその場に崩れ落ちる。
視力を失くす一瞬を、彼は決して忘れないだろう。
視界に映ったのは、まるで墓穴から這い出してきた死人のような和装の男。
そして背後に侍るのは、クラナガンにある全ての建物よりも尚巨大な鬼神。
そんな見ただけで、死を覚悟させる恐怖の具現があった。
ソレが路傍の石を見るように、その赤い瞳で周囲を見下していた。
そんな光景を心の底、魂の芯に刻み込む。
そうして、クロノ・ハラオウンの意識は途切れた。
八柱の大天魔が一つ、悪路。
その姿を見てはならない。姿を見られてはならない。
あらゆる全てを腐らせる腐毒の王は、その姿を目視しただけで万象を腐らせるがゆえに。
2.
赤毛の少女は一人、街を歩いて回っていた。
いや、少女と言うより幼女、幼子と評すべきか。
悠久の時を生きた魔女は、常の擬態よりも十は幼い姿に己を偽装する。
そうして久しく訪れていなかった地を、魔女は上機嫌で散策していた。
「うーん。大分、記憶にある景色と近くなってきてるわね~。諏訪原とは色々違うけど、これはこれで良い街よね、海鳴って」
機嫌が良いのは、嘗てを思わせる光景を見ているからか。
海鳴と呼ばれる街を彼が愛した街と見比べながら、足取り軽く歩き続ける。
街行く人々の気質も穏和なのか、楽しげに歩く少女を笑顔で見送る。
そんな彼らに手を振り返し、幼子に擬態した魔女は街中を歩いて進んだ。
「しっかし、地球か~。偶然なのか必然か、さてはて、…………っと、あれ?」
楽しげに歩く少女は、ふと気付く。
それは遠く離れても分かる程に強大な力。未だ目視しても居ないのに感じる程に、とても大きな魔力の気配。
魔法文明のないこの世界では、不自然なほど大きな魔力。
それを感じ取った魔女は視線を動かして、その発生源を探り当てる。
悠久を生きる彼女にして見れば、欠伸が出るほど簡単なこと。
呼吸をする様な難易度でそれを見つけ出した少女は、ニタリと悪い笑みを浮かべる。
「ふ~ん。公園ね~」
分かってしまえば話は早い。
この気紛れで好奇心の強い魔女が、退く理由は何処にもない。
「鬼が出るかな、蛇が出るか~、っとね」
故に鼻歌混じりに、魔女は公園の中へと進んだ。
内部はまあ、特段と語るほどの物でもない。
滑り台があってブランコがあり、砂場とベンチがある。
ジャングルジムに休憩所などもあって、それなり以上に大きな公園だ。
海鳴臨海公園。
観光スポットに挙げられるような場所だが、平日の為か人通りは少ない。
それより真に語るべきなのは、ブランコに一人腰掛ける少女だろう。
栗色の髪の毛を頭の両サイドで縛った五歳程度の少女は、その身に見合わぬほどの魔力を宿していた。
(管理局の基準だとAAAくらいかしら。天才ってやつ? いる所にはいるのよね~。ああいうの)
その稀有な才能に、僅か嫉妬を覚える。
リンカーコアを彼の祝福と、魔力を彼の愛と捉える魔女は故にこそ嫉妬していた。
だがそれも数瞬、魔女は己に与えられている加護を思い出して溜飲を下げる。
彼女らもまた彼の愛し子ではあるが、それ以上に己は愛されているのだと思考する。
そう考えてしまえば、この遭遇は寧ろ都合が良い。
こんな偶然でこれほどの才能に出会えた幸運に機嫌を直し、ついで自らの擬態がとても好都合なことにも気付いて更に機嫌を良くした。
本来の擬態である十代前半から半ばくらいの容姿であれば、まず間違いなく警戒され、声をかけるのも難しかっただろう。そう考えれば、現状は運命的でさえある。
だから魔女は、気紛れに言葉を投げ掛けた。
「ねぇ、何しているの?」
少女について、少し語ろう。
ごく普通、とは少し違っているが、優しい両親と兄姉に囲まれ育った。
そこには確かに愛情があって、世の大部分の子供たちと比しても、遥かに恵まれた家庭だったのだろう。
そう、だった、過去形だ。
父の大怪我を切っ掛けに少女の周囲は一変した。
母は店の維持と経営に忙しく、空いた時間で病院を行き来する生活。
無力感に苛まれた兄は、体を省みない無茶な鍛練を続けて家にも戻らない。姉はそんな兄を追い掛けた。
結果残されたのは少女一人。
少女は母との約束を胸に、孤独な時間を一人過ごす。
良い子にしてて、という約束を。
「誰?」
突然声を掛けられた際、身体に緊張が走った。
声の主が悪い人ならば、すぐ逃げなくては家族に迷惑が掛かる。
迷惑をかけるのは悪い子だ。
自分は良い子でないといけないのだ、と。
そう考えて、振り向いた先にいた同年代の少女の姿に安堵した。
「私? 私はアンナ。アンナ・マリーア・シュヴェーゲリンよ。貴女は?」
「……なのは。高町なのは」
「そう。なのは、ね」
名を問われて、名を返す。
名前を呼んでくれた少女は、何処か茶目っ気のある笑顔を浮かべて口にした。
「ねぇ、暇なら一緒に遊びましょう?」
その言葉にまず嬉しさを感じる。
一瞬遅れて家族が大変なのに遊んでいて良いのだろうか、という疑問が生じた。
それは本当に"良い子"のすることなの、と。
「え、あの、しゅべーげ」
「言いにくいならアンナで良いわよ!」
「あ、アンナちゃん」
断ろう、そう言葉を発しようとして遮られる。
強引な少女はなのはの手を勝手に取って、悪戯な笑顔を浮かべるのだ。
「じゃ、行きましょ」
「えっ? あっ、まっ」
アンナにその手を握られて、引き摺られて歩く。
無理矢理遊びへと連れ出されて、何時しか楽しくなっていく。
ジャングルジムに滑り台。砂場遊びや鬼ごっこ。
当たり前の遊びは楽しくて、いけないと思っても楽しかった。
良い子でいないといけないのに、誰かと笑い合う時間は楽しくて。
その時間は優しくて、何よりも嬉しいと感じてしまった。
そんな時間は、あっという間に過ぎ去っていく。
楽しい刹那程、余りにも早く過ぎていく物。だからこそ止めたいと、願った想いはこの世界の誰しもが抱いている。
「あー、遊んだ、遊んだ!」
「うん。……そうだね」
それでも止まらない。凍る世界の針は止まらない。
茜色に染まる空を眺めて、もう終わってしまうんだと思った時。
「なーに、寂しそうな顔してんのよ」
「……だって」
「また、明日も遊べば良いでしょーに」
「えっ?」
当たり前の様に口にした、その言葉は予想外。
胸に嬉しさが溢れ出す。孤独を塗り替える程に大きく、その想いが溢れ出す。
「なのは、名前を呼んで遊んだんだから、私たちはもう友達でしょう?」
「あ、…………うん!」
嬉しかったのだ。そんな当たり前の言葉が。
とてもとても嬉しくて、その言葉だけは拒絶出来なかったのだ。
こうしてこの日、高町なのはに初めての友達が出来た。
この出会いこそが或いは、物語の始まりだったのかもしれない。
副題 クロノくんの受難。
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7/9 本文と前書きを若干修正。
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20160811 本文大幅改定