閣下が生きるハイスクールな世界   作:佐竹 リン

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三章開始、そして改めて見直してみた僕の文章…
うん、酷いもんだ。
それではどうぞ〜。


月光校庭のエクスカリバー
二十八話目


 

やぁ皆さんこんにちは、兵藤 一誠です。

ライザーとの一件が終わり、部長の縁談は破棄されたため、この前までの平和な日々が戻ってきたのでございますが…。

 

今、俺は素晴らs…いや、大変な事になっております。

俺自身はついさっき目が覚めたところで御座いまして、普段ならまだ眠気が残っている目を擦りながら登校の準備を整え、玄関前で待っているシュウと合流するので御座いますが、本日はその様には参りません。何があっても、布団から出たくないのです。

何故なら…

 

 

目の前に、部長の素晴らしく大きな二つの山があるからです!

 

 

何それ?どういう事?という人のために説明を加えるとすれば、今俺の隣に、我らが憧れの部長が寝ているのだ。ハ・ダ・カ・で♡

先日と同じような状況だよ。俺が部活に入る前のあの日。

 

実はライザーとの一件以降、部長が俺の家にホームステイという形で住み始めたんだ。何でかは知らないけど。

それで、部長はたまに…いや、しょっちゅうこうやって俺の布団に潜り込んでくる。その上、部長は裸でないと眠れないようで、服を脱いだまま俺の横に入るんだ。

その為、俺が起きると横に部長の艶かしい身体が丸見えなのだ。

 

大きく膨らんだ胸!キュッとくびれのある腹部!すらっと伸びた脚!いや〜もう堪らんですわ!

 

 

「う〜ん…あら?起きていたのね、イッセー。」

 

「あ…おはようございます、部長…」

 

すると、部長が目を覚ました。

こうなるともうマジマジと眺める事は出来ないため、サッと視線をそらし…

 

って、出来るわけないでしょ!目の前の美しい光景から目を離せないわ!!

 

「ゴメンなさい。貴方を抱いていないと眠れなくて、また貴方の布団に入ってしまったわ。」

 

いえいえ、そんなの全くもって構わない…いやいや!そうじゃなくて!

 

「あ…あの…部長、俺も男なんで、そんなに無防備な所を見せつけられると…「襲いたくなっちゃう?」!?」

 

部長が俺の言葉に便乗する様に言う。

いやちょっと待って!そう言うってことは…

 

「私は構わないわ…イッセーが喜ぶ事なら、何でもしてあげる…。」

 

色っぽい声で言われました。

 

あぁ…やべぇ…俺の中の理性が保たれねぇ…このまま、部長を押し倒して…

 

「イッセーさん、そろそろ早朝トレーニングの時間ですよ〜。」

 

はっ!アーシア⁉︎

ナイスタイミング!危なく部長と繋がってしまうところだったぜ!

 

「ちょ、ちょっと待っていてくれ!すぐに行くから!」

 

俺は部屋の前で待っていると思われるアーシアに向けて叫んだ。分かりましたと、アーシアが部屋から遠さがっていく音が…

 

 

 

「アーシア?もう少し待っててね?私達、これから準備するから。」

 

部長ぉぉぉぉぉ!!

何でカミングアウトしちゃうんだよ!ニヤニヤと何か企んでいたような顔をしてるし!

 

 

 

ダッダッダと、アーシアが戻ってくる音が聞こえ、バンッ!と扉が開かれた。

 

「や、やぁ、アーシア。」

 

なるべくにこやかな顔で挨拶してみました。

けど、アーシアは愕然とした顔で俺たちを見ている。だろうね、シスターだったアーシアが、目の前でこんな光景見せつけられたら「不埒です!」って怒るよな…。

 

 

「……ズ……です。」

 

?今何か言ったような。

 

「ズルイです!私も裸になります!」

 

えぇぇぇぇ⁉︎

いやなんでそうなるんだよ!嫌じゃないけど!発達中のアーシアの身体も好きだけど!

 

「仲間ハズレはいやですぅぅ!」

 

服を脱ぎながらコッチに歩いてくるアーシア。

 

 

 

 

…だ……

 

 

誰か助けてぇぇぇぇぇ!!

 

 

ーーーーーーーー

 

「…よぉ、随分お楽しみだった顔してんじゃねぇか。」

 

「あぁ…まあな……。」

 

いつも通りの時間にイッセーの家の前で待っていると、艶があるがどこかやつれている顔をしたイッセーが出てきた。

後ろには不機嫌なアーシアと、満足そうな部長がいる。

 

オレは知らなかったんだが、イッセーがライザーとの戦いの中で、部長にそれはそれは盛大な告白をしてくれたらしい。んで、それ以来部長はイッセーにゾッコンだ。

本人はそんなつもり無かったらしいが、ユウトに聞いた事によると「お前じゃ部長を幸せにできねぇ!俺が幸せにしてやる!」っていう内容だったとか。なるほど、告白以外の何者でもねぇな。

合宿のあの夜とかでちょくちょくフラグを建てていた上に、そんな大告白だ。惚れないわけがない。本人気づいてないけどね。

 

そんな訳で、部長はイッセーの家付近の土地を丸ごと買い占め、自分の家を建てた。元に、オレが以前までイッセーを待つ間寄っかかっていた家はなくなり、部長の家の一部になっている。因みに、そこに住んでいた人は引っ越していった。ココよりいい土地が見つかったらしい。正確にはグレモリー家が提供したんだけどな。

部長の行動力の素晴らしさに脱帽です。

 

「シュウ、祐斗にも伝えておいて欲しいんだけど、今日の部活はイッセーの家で行うわ。」

 

「え?何でですか?」

 

「今日は使い魔達が旧校舎の掃除を行う日なの。邪魔になるといけないから、部活を別の場所で行わなわないといけないから。」

 

「あーね、イッセーの家なら部長を含めた三人が住んでいるから、楽ですもんね。」

 

そういう事。と、部長が返す。

 

今はオレとイッセーとアーシアに加え、部長と一緒に学校に行ってる。以前の時も大概なもんだったが、今は部長とイッセーがかなり親密になっているため、以前より圧倒的に騒ぎ方が凄い。もうあちこちからギャーギャー聞こえる始末だ。

勿論、アーシアも負ける訳にはいかない。一生懸命アプローチしてる。結果、もっと騒がれる。耳を塞ぎたくなるぜこの野郎。

 

 

 

 

え、オレ?完全に蚊帳の外。

 

ーーーーーーーー

 

時は流れて昼休み。

 

「ユウト、オレもう疲れたよ、眠ってもいいか?」

 

「ダメだよ!しっかりするんだ!」

 

昼休みを迎えた時には、既にオレは体力的に限界を迎えていた。朝の時点でだいぶ疲れてんのに、授業もしっかり受けねぇといけない。

オレに死ねと言うのか?

 

最近はもうユウトといることが多い。イッセーの方は休み時間まで騒がしいからな。

ほら、耳を澄ませば……

 

 

 

「どういう事だイッセー!!」

 

「うるせぇ!この裏切り者!!」

 

「こうでもしないと、嫉妬の心で潰れてしまうわ!!」

 

 

 

変態三人組の声が聞こえる。

最近リア充になった一人を、残りの二人が攻撃する形だ。もうこの学校には部室以外落ち着く事が出来る空間がない。でもその部室まで今日は使えない。

もー嫌だ、狂っちまいそうだぜ。

 

 

そんなオレに、一人の女子生徒が近づいてくる。

 

「ねぇ!あの変態の噂って本当⁉︎」

 

「ちげぇよ、あいつにゃそんな事する勇気も情報力もねぇ。」

 

だよね〜、安心したと言いながら去っていく女子生徒。この質問も何度目だろうな。

 

ここんとこ、イッセーについて変な噂が飛び交っている。二大お姉様の部長や朱乃先輩を脅してピー!な事してるとか、学園のマスコットである小猫を力任せでポー!してるとか、天使であるアーシアをパー!して堕天させるとか…。散々な言われようである。

挙げ句の果てにはユウトと男同士でペー!しているとのホモ疑惑もあがっている。

 

こんな噂を流し始める奴はすでに予想ついてるんだが、今あいつらと関わるのはマジでダルいんで、スルーする事にしよう。

 

「ねぇ八神くん!」

 

……なんだよ、またかい。今度はどれだ?姉様かマスコットか天使かホモか、どれでも知りたい情報聞いてこいや。

 

 

 

 

 

 

「八神が兵藤君を攻める関係にあるって本当⁉︎」

 

 

 

 

 

 

……what?

 

 

 

 

 

 

 

 

……なるほど、あのバカどもは越えてはならない一線を越えたようだ。

 

「違うよ?オレとイッセーはそんな関係には断じてないさ」

 

オレは笑いながら女子生徒の質問に答える。彼女はオレの顔を見て怯えた顔に変わったが、大丈夫、君には怒ってないよ。

 

 

その噂流してくれたやつ……

 

 

 

 

 

悪★即★殺だ。後悔させてやろう。

 

 

オレはふふふと笑ってとある生徒の元に向かう。

 

 

その頃、坊主と眼鏡は凄まじい悪寒を感じたそうだ。

 

 

 

ーーーーーーーー

 

放課後、オレ達はイッセーの家に集まって会議を行っている。

題材は、「取れた契約の数」だ。

正直オレには関係のない話ではあるが、何と無く興味があったから聞いてみることにした。

 

「先ずは、朱乃が八件」

 

「はい部長。」

 

朱乃先輩が最初に発表された。八件というのは多いのか少ないのかよく分からないが、悪魔のレベルが高い朱乃先輩なんだ。きっと凄い記録なんだろう。

 

「祐斗が六件、小猫が五件」

 

「はい」「…はい」

 

先輩悪魔の二人もそこそこの記録なんだろうな、部長が嬉しそうだし。

 

「アーシアが三件」

 

アーシアの記録が発表された時、皆がおぉっと感嘆の声を上げる。て事は、さっきの三人の記録も凄いものなんだな。

 

「凄いじゃないか、アーシアさん。」

 

「…新人としては上出来」

 

「ありがとうございます!」

 

ここまではどうやら順調のようだ。

残るは我らが変態、イッセー君だ。

 

「さて、イッセーは…」

 

部長が息を溜める。

相当凄い記録なのか?って思って、チラリとイッセーの方を見る。

 

あれ?汗だくだ。嫌な予感。

 

 

「ゼロ件」

 

「面目無い」

 

 

白けた空気が流れました。ここまで来て一件も取れていないのは情けないだろオイ。

 

「イッセー、契約を結ぶ事は悪魔にとって基本なの。結べないとしたら、悪魔として成り立たないわ。」

 

「…はい、精進します。」

 

ショボンとした顔で受け答えをするイッセー。色々大変なんだろうな、笑いたいけど笑えない。

 

 

 

「はーい皆さん。イッセーのアルバム、持ってきたわよ!」

 

そんな空気をぶっ壊したのは兵藤ママだった。皆が一斉にイッセーのアルバムを覗きだす。

 

「これが小さい時のイッセーね、この時から女の人のお尻ばっかり追い掛けていたのよ。」

 

「あらあら、全裸で海に」

 

「ちょ、ちょっと朱乃さん!」

 

「イッセー先輩の赤裸々な過去…」

 

「小猫ちゃんも見ないでぇぇぇぇぇ!!」

 

見られるのが恥ずかしいのか、必死で抵抗を試みるイッセー。しかし、無駄だ!

 

 

「こんな物もありますよ。ビデオショップの中のアダルトコーナーに入ろうとしている時の写真。」

 

「シュウてめぇぇぇぇぇぇ!!」

 

こんな事になるだろうと思って、オレのイッセー専用アルバムを持ってきておいた。イッセーの恥ずかしい瞬間ばかりを激写したアルバムだ。

全力で飛びかかってきたイッセーをかわし、皆にそのアルバムも見せる。

 

皆は笑いながらその写真を眺め、イッセーはそこで撃沈してる。

 

「小さい頃のイッセー、小さい頃のイッセー。」

 

「私も部長さんの気持ち、わかります!」

 

部長とアーシアはイッセーの過去を見れて嬉しそうだ。よかったよかった(ゲス顔)

 

「あら?こちらはシュウ君では?」

 

「あー、そうっすね。こんな事もあったな〜。」

 

朱乃先輩がオレも写っている写真を見つけた。オレとイッセーが木登りしている。懐かしいなぁ〜。

 

…アレ、朱乃先輩と小猫がオレの写真を凝視してる。気のせいだよね、きっと。

 

 

「おい木場!お前は見るな!」

 

「ハハハ、いいじゃないか。僕にもイッセー君の小さい頃を見させてよ。」

 

イッセーとユウトがすぐ横で激戦を繰り広げている。多分イッセーはユウトにも写真を見られるのが嫌なんだろう。必死でアルバムを取り返そうとするが、ユウトはひらりと華麗にかわしている。

 

イッセーの抵抗虚しく、ユウトは次々へとアルバムのページをめくっていく。

 

すると、ユウトの手がとあるページで止まった。

 

さっきまでの雰囲気とは打って変わって、何やら暗い顔である写真を眺めている。

 

「木場?どうしたんだ?」

 

「イッセー君、これ、見覚えある?」

 

同じく様子が気になったのか、横から顔を覗かせたイッセーに、ユウトは一枚の写真を見せた。

 

「あーこの写真。懐かしいなぁ〜、よく一緒に遊んだんだ。引っ越していっちゃったけど、どうしてるんだろうな〜。」

 

イッセーが見ている写真をオレも見てみた。そこには、小さい頃のオレとイッセーと一緒に、栗のような色をした髪の子が写っていた。

オレも覚えがある。言うなら、二人目の幼なじみだ。

 

「これがどうかしたのか?」

 

「その写真の、この剣だよ。」

 

確かにこの写真の背景に、一本の剣があった。あまり気にしてはいなかったが、今思うとこの剣からは嫌な力を感じた。

 

「まさかこんな事があるなんてね…」

 

より怪しい雰囲気を放つユウト。

ユウトがこんなに嫌な顔をしているって事は…

 

 

「コレは聖剣だよ。」

 

この言葉を放ったユウトの顔は、負の感情を表していた…。

 

 




雑談ショー☆withリアス

八「契約ってそんなに難しいんすか?」

リ「願いの内容によるわ。ただの話し相手だったり、引っ越しの手伝いだったりすれば楽なんだけど、大変な事を頼まれる事もあるから。」

八「へぇ〜、イッセーはどんな事頼まれたんすかね?」

リ「私自身驚いた事としては…」

ミ『ミルたんを魔法少女にして下さいにょ(マッチョなおじさん)』

兵『異世界に行って下さい!』

ミ『それはもう試したにょ』

リ「という事があったらしいわ。」

八「……魔法少女…。」
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