閣下が生きるハイスクールな世界   作:佐竹 リン

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この前複数の友人と一緒に始めたケータイアプリ、ストームヒーローズ。皆が続々と星4や星3を当てていく中、ずっと星2が出続けていた僕の元に、やっと手に入った星4ユニット…。

仮面ライダー電王 ロッドフォーム

…いや嬉しいんですよ⁉︎電王は大好きだし、ウラちゃんも好きだし!
…ただ、ファイズアクセルとかオーズ プトティラコンボとか欲しかったなぁ…。


三十七話目

イッセー達が下がってくれた事を確認したオレは、槍を構えてガベリの方を見た。

 

スピード面ではユウトが反応できているし、パワー面ではゼノヴィアが苦もなく対応でき、イリナが時々剣の形を変えてガベリの動きをある程度封じている。

 

 

…オレより上手く戦えてるじゃん。

 

 

とは言え、そこはガベリだって戦闘民族。持ち前の負けず嫌いな所を引き出して、翼を用いた戦いを繰り広げていた。

 

今んところは何も問題無かったとしても、ガベリはれっきとした戦闘のプロだ。一瞬の隙が命取りになる事だってある。

 

 

さぁて、オレも行くとしますか。どこから割り込むか…。

 

 

丁度その時、ガベリが瞬時加速した事で戦闘中の皆の視界から消え、イリナの背後に回っていた。

 

ははん、こっから入れっていう事ですか。分かりました、ではその様にっと!

 

オレはイリナの背後を守るように飛び上がり、ガベリの翼を弾き返した。

 

「チッ!」

 

軽く舌打ちをして距離を開けるガベリ。やたらと慎重だな、そんなにオレらの事が怖いか?

 

『イリナ!大丈夫か⁉︎』

 

ゼノヴィアがこちらの元へ走り寄って来た。なんだかんだ言っても仲はいいんだな、安心したぜ。

 

『えぇ、大丈夫だけど…』

 

イリナがそう言ってこちらの方に視線を向けた。

 

『貴方、一体何者なの?』

 

『私も気になったんだ。見たところ、あいつの同族のように感じたが…』

 

ゼノヴィアが同調する様に言葉を重ねる。

なんて答えりゃいいかね〜?そうです!とは言えないし、かといって違います!と言うのは嘘になる……。嘘はつきたくねぇな…。

 

『…確かにそうだ。私はあの者と同じ種族だ』

 

オレがそう答えると、イリナとゼノヴィアは武器を持つ力を一層強めた。バリバリ警戒されてんだけど、こりゃどうすればいいんだ?

 

 

そこへ、後ろへ下がっていたイッセーが前に出て、こう言った。

 

『そいつは大丈夫だ、二人が考えている様な事は絶対にしない。少なくとも、あいつとは違うんだ。俺は何度も助けられたんだ。』

 

よしっ!ナイスフォローだイッセー!

まずはイリナが『イッセーくんがそう言うなら…』と警戒心を解き、ゼノヴィアもイリナと同じようにしてくれた。

 

さて、第一関門“敵対心解消”は成功だな。後は…

 

 

その時、たった今までガベリと戦い続けていたユウトが弾き飛ばされてきた。

 

ユウトは空中でクルリと一回転して体制を整え、綺麗に着地した。

 

一方のガベリは、教会の一番高い場所で翼を広げている。あんな高さまで上昇しやがって、それじゃオレが届きにくいだろうが。

 

 

さぁ、こっからどうするか…。まずはアイツの所まで一気に行けたらいいんだが…。

 

 

 

 

 

 

 

『これは…一体どういう状況だ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

教会中に響き渡る、新たな人物の声。今まで聞いた事のない声だった。

 

その場にいる全員がその声がした方向を見る。

 

そこに立っていたのは…

 

 

 

オッサンだった。

 

 

 

いかにも研究者ですって雰囲気を出しているそのオッサンは、教会の中を見て驚いたような顔を浮かべている。

 

『バルパー・ガリレイ…!』

 

ゼノヴィアが忌々しそうにそのオッサンのと思しき名前を言った。

確か…聖剣計画の主要人物の一人だったか?レストランでの話に出ていた。

 

て事は、アイツがユウトを暗い過去に叩き落とした張本人…。

 

『フリード、どういう事だ?まさかお前が教会の小娘共に倒されたのか?…いや、どうやらそうでは無さそうだ。』

 

オッサン…バルパーは最初にオレの方をチラリと、次にガベリの方をチラリと一瞥した。

 

『こやつらのどちらかに負けた、という事か…。』

 

溜息をつきながらそう言った。すると、フリードの身体がピクリと動き、のっそりとその身体が起き上がっていった。コイツ中々頑丈だな。結構強めに殴ったんだぜ?

 

『クソッ!絶対殺す!あいつだけは俺が殺してやる!』

 

フリードは持ち合わせているであろう全ての殺気をオレに向けた。

…面倒だな、まだコイツの相手をしなきゃなんねぇのか?

 

すると、バルパーがフリードの前に立ち塞がり、フリードに諭すように言った。

 

『落ち着けフリード。お前の目的はそれではなかったはずだ。奴のことが憎いならば、計画が成功してから復讐するといい。』

 

フリードは暫く興奮した様子でいたが、数回深呼吸して落ち着いたように口を開いた。

 

『フゥ…オーケーオーケー、お見苦しいとこをお見せしちゃいました。おれ様完全復帰ですよ。んじゃ、バルパーのおっちゃんが言うように、ここは引くとしますか。カブト虫くん?後で絶対殺しに行ってあげるから、待っといてっちょ?』

 

…よくもまぁあんなにスラスラと腹がたつ言葉を並べられるもんだ。軽く尊敬するね。

 

『…逃げるのか?』

 

軽〜く挑発してやろうと、ごく一般的な言葉を使ってみた。とは言え、こんな言葉は一般的すぎて、怒るような奴はそうそういないんだがな。

 

『あぁ!んだテメェ!俺が全力出したらテメェなんざ速攻ミンチだぞゴラァ!』

 

…異常なくらい乗ってきた。コイツ案外単純なのか?いや見た目通りか。

 

バルパーがもう一度なだめる事になっている。ハハッおもしれー、無意味にコイツを弄るのもいいかもな。

 

 

 

 

カランッ

 

 

 

 

? 変な金属音だな。

 

音がした方を向くと、バルパーとフリードの足元に一本の剣が落ちているのが目に入った。

確かあの剣…ガベリが持っていたよな。何であんなもんがあそこに落ちてんだ?

 

『逃げるんだったらそれ持っていくといいよ。ぼくには使えないし。』

 

ガベリからのプレゼント?人間に?そんな事したってリスクなんか何もねぇと思うんだが…。

 

 

『これは…エクスカリバーか⁉︎』

 

 

…は⁉︎エクスカリバー⁉︎

待て待て待て待て!確かにこの前の話で三本のエクスカリバーが奪われたって話は聞いていたぜ⁉︎

 

けどなんでガベリが一本持ってたんだよ!そもそも奪われた三本は堕天使共が管理してんだろ⁉︎そのうちの一本をフリードが使ってんだろ⁉︎

 

じゃああの一本は何なんだよ!

 

 

 

…ん?待てよ?確かあの日、ゼノヴィアが何かの電話で驚いたような声を出していた気が…

 

 

『…なぜ貴様がエクスカリバーを持っている?』

 

『正教会とかいう場所にあった最後の一本を奪ったんだ。』

 

 

……奪った?ガベリがエクスカリバーを?

 

まぁ、確かに可能な範疇ではあると思うが…。こいつにとってエクスカリバーはただの剣に過ぎねぇ筈だ。いや確かに普通の剣よか威力はあるが、それでも無用の長物になる。

 

見た所、ガベリと堕天使共が共同戦線を張っているようには思えねぇ。

 

つまり、ガベリにとってエクスカリバーを奪うって事に、なんの利点もねぇ筈だ。

 

 

 

それなのに……

 

 

 

何故こいつはエクスカリバーを奪った?

 

 

 

『君達の考えている計画は聞かせてもらったからね。さっさとその一本持って帰って、その計画を成功させるといいよ。』

 

『……承知した。』

 

ガベリの言葉にバルパーは渋々と頷き、フリードに肩を貸しながら教会を出ようとした。

 

『行かせるか!』

 

ゼノヴィアとイリナが慌てて後を追おうとしたが、ガベリが二人の前を塞ぐように立つ。

 

『そこを退け!』

 

『嫌だね。』

 

絶対にその場を動こうとしないガベリの後ろで、バルパー達は何やら変な玉を取り出した。

 

アイツらが何をする気かは知らねぇが…大方逃げる為の目眩ましだろうな。

 

オレ自身まだ状況を読み取れてねぇが、アイツらをここで逃すってのがマズイ事くらいは分かる。

 

難しい話は後だ、先ずはバルパー達を止めねぇとな。

 

 

何とかガベリを退かす事が出来ればいいんだが…。

 

 

「…そこの少年。そう、金髪のお前だ。」

 

オレはユウトに声をかける。

この姿のオレに呼ばれるとは思っていなかったのか、ユウトは少し驚いた顔をしていた。

 

「えっと…何でしょうか?」

 

「貴様に一つ協力してもらいたい事がある。」

 

今から協力してもらう事、それはガベリを退かし、バルパー達を追跡する為のものだ。

 

ユウトの耳元で作戦を伝える。

 

ユウトは小さく頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

一方、バルパー達はというと、今にも目眩まし道具を使おうとしている瞬間だった。

 

ゼノヴィア達はガベリに足止めされている状態であったが、ガベリに空を飛ばさせる程追い詰める事は出来ていた。

 

因みにガベリは今、教会の窓の近くを飛んでいた。

 

 

ジャストタイミング!今なら行ける!

 

 

「頼むぞ少年!」

 

 

オレが叫ぶと同時にユウトはオレの肩に手を回し、悪魔の翼を広げて一気にガベリの真後ろへ飛んだ。

 

「! ど、どこへ消えた⁉︎」

 

ユウトが突然スピードを上げたことにより、ガベリは完全にオレ達の事を見失ったようだ。

 

ユウトのスピードなら、オレを担いでいる状態でも十分ガベリの注意から逃れる事が出来ると踏んだのだ。

 

 

ガベリの後ろへ回り込む事に成功したオレは…

 

 

ガベリの背中に飛び、そのまま肩と腕に手を回す形でしがみつき、ガベリの動きを少しだけ封じた。

 

「クソ!オイ離せ!」

 

うぉぉぉぉ!!バサバサと動き回りやがる!まるで何か遊園地のアトラクションで遊んでる気分だ!

けど!これでバルパー達を追えるだろ⁉︎

 

『行くぞイリナ!』

 

『オッケー!』

 

『僕も行かせてもらおう!』

 

ゼノヴィアとイリナ、そしてユウトはバルパー達を追ってどこかへ行ってしまった。

本当ならユウトには行って欲しくなかったんだが…もう仕方ねぇか。

 

コイツの事はオレに任せろ!バルパー達は頼んだぞ〜!

 

 

「ク!クソ!離せって言ってるだろ⁉︎」

 

ガベリは苛立ってきたのか、窓から外へと飛び出してしまった。

オレがしがみついている状態で、な。

 

そしてそのまま……縦横無尽に空を飛び回り始めた!

 

 

ギャァァァ!!ノンビリ解説してる余裕ねぇよ!ジェットコースターより気分悪くなるだろうが!唯でさえ馬鹿みてぇな速さだってのに、そんなにあちこち飛ばれましても〜!!

 

 

「ウ…グググ……!」

 

 

ヤベェ!どんどん振り落とされそうになる!このままじゃガベリの足止めに失敗しちまう!

 

 

 

こ、こうなったら……

 

 

 

多少は危険な道を進んでみるか!

 

 

オレはゆっくりと左腕をガベリの腕から外し…

 

 

 

ガベリの翼をロックした!

 

 

「な!おい馬鹿!やめろ!」

 

翼の自由が利かなくなったガベリ…というより、飛行手段を無くしたオレ達はユラユラと落ち始めていく。

 

翼を引きちぎってもいいんだが、それじゃあ再生される。だったら動きを封じるだけでいい。そうするだけで、翼を動かす事が出来なくなるからな。

 

 

「ク…やめろって…言ってる…だろ…」

 

 

ん?ガベリの顔が青ざめていくぞ。なんかヤベェもんでも見えたのか?

 

 

「お!おい!今すぐ翼だけでも離せ!何ならお前をどこかに運んでもいいから!このままだと大変な事に!」

 

異様な焦り方だな。一体何があったんだ……?

 

 

気になったオレは、オレ達が落ちている方向を向いてみた。

 

そこに見えたのは……

 

 

 

 

 

発電所

 

 

 

 

 

「おい!見えたんだろ⁉︎分かったんだろ⁉︎だったら早く離せよ!」

 

 

人間態ならかなり冷や汗をかいているであろうガベリ、中々の焦りようであった。

 

けどな、オレはそこまで焦ってねぇんだわ。

 

 

「残念だったな、ガベリ。」

 

 

何故かって?それはな…。

 

 

「貴様を発電所に叩き落すために翼を締めたのだ。いわば、これは全て計算の上だ。」

 

 

愕然とした顔を浮かべるガベリ。

 

 

「さぁ!地獄に付き合ってもらうぞ!」

 

 

そのまま二人は真っ逆さまに落ちていき……

 

 

 

 

 

 

 

バチィィン!という音が鳴るのが聞こえた……。

 

 

=============

【第三者視点】

 

木場、ゼノヴィア、イリナの三人が真っ直ぐにバルパー達を追い始め、ガドルとガベリの二人が外へ飛び出して行った後の教会では、完全に取り残された兵藤ら三人の悪魔が呆然とした様子で立っていた。

 

嵐が過ぎ去って行った……そんな空気が教会の中に流れる。

 

三人はホッと息を吐き、緊張感を解き始めた三人。

 

 

そんな彼らの耳に、やや怒気のこもった声が入る。

 

 

「力の流れが不規則になっていると思ったら…」

 

「これは困ったものね。」

 

 

ビクッと体を震わせ、ガタガタと油が切れたような動きをしながらゆっくりと後ろを振り返る兵藤。

 

そこには、険しい表情を浮かべるリアス・グレモリーとソーナ・シトリーの二人が、今の兵藤らにとって一番会いたくなかったであろう二人が立っていた。

 

 

「これはどういうことかしら?イッセー。説明してもらうわよ?」

 

 

ニコリと笑うが、どこか笑っていないような雰囲気が滲み出ているリアスの姿に、兵藤達は恐れを感じずにはいられなかった……。

 

 

 

 

 

 

 

そして今、兵藤ら三人はリアスとソーナの目の前で正座させられ、二人に事の流れの説明(という名の弁解)をさせられていた。

 

「エクスカリバー破壊って、貴方達ね……。」

 

大きく溜息をつき、明らかな不機嫌を表すリアス。

 

「サジ、貴方はこんなにも勝手な事をしていたのですね?本当に困った子です。」

 

「あぅ…す、すいません会長……。」

 

冷たい表情を浮かべるソーナに、涙声で謝罪をする匙。恐らく一番怖い思いをしているのは彼であろう。

 

 

「過ぎた事をあれこれ言うつもりはないわ。ただ、貴方達がやった事は冥界に大きな影響を与える事になるかもしれなかったのよ?それは分かるわね?」

 

「はい」「…はい」

 

二人は小さく頷き、そして謝罪する。

その隣では匙がソーナに尻叩きを喰らっていた。

 

「うわぁぁぁぁん!許してください会長ぉぉぉぉ!」

 

「駄目です。罰としてお尻叩き千回です。」

 

その様子を唖然とした顔で見ていた兵藤。

 

「ほらイッセー、余所見しない。」

 

「は!はい!」

 

リアスの一言でグリンっ!と音がする程の勢いで向き直った。

 

 

リアスはそっと二人の元へ近寄り…

 

 

そして抱き抱えた。

 

「馬鹿な子たちね。本当に心配かけて……。」

 

二人の頭を撫でながら、優しく声をかけるリアス。

下僕に対しても家族同然の扱いをする程の優しさ、そこがグレモリー家の誇れるものの一つであった…。

 

 

 

因みに、その隣では…

 

 

 

「うわぁぁぁぁん!あっちはいい感じで終わってますよぉぉぉ⁉︎」

 

「よそはよそ、うちはうちです。」

 

泣きじゃくる匙と容赦なく尻を叩くソーナの姿が。

それはさしずめ、小さな子どもを躾ける親の姿のようであった。

 

 

 

 

と、思っていたら…

 

 

「さてイッセー。お尻を出しなさい。」

 

ニコリと微笑むリアスが右手に魔力を纏わせ、兵藤に優しく声をかける。

 

「下僕の躾は主の仕事。貴方もお尻叩き千回ね♪」

 

 

 

 

この日、約二名の尻が死んだのは言うまでも無いであろう……。

 

 

ーーーーーーーー

 

一方、こちらは先程発電所内に不時着した二人のグロンギの話…

 

翼を持ったガベリは、震える身体を引き摺りながらどこかへ移動しようとしていた。

 

「ハァ!ハァ!…ガドル!この恨みは、必ず……!」

 

忌々しそうにガドルの名を叫ぶガベリ。

 

 

 

「私が…何だ?」

 

 

 

そこへ、ガベリの恨みが向けられている張本人が現れた。

驚愕の顔を浮かべるガベリに、一歩一歩と近づくガドル。

 

「電撃を浴びて、動きが鈍った貴様なら、格闘体でも十分反応できる…。そう思ったが、どうやら正解だったようだな。」

 

「…クソッ!」

 

ガベリは舌打ちして立ち上がり、ガドルに殴りかかったが、全ての攻撃が軽く受け流されていった。

それどころか、時々カウンターとして逆に攻撃を受けてしまっていた。

 

これでは圧倒的に不利…そう考えたガベリは、何とかして飛んで逃げようとしていたが、いざというタイミングでガドルの妨害が入り、思うようにいかない。そんな状態が淡々と繰り返されていた。

 

「ハッ!」

 

「グアッ!」

 

ガベリに一瞬の隙が生まれ、的確にその一点を蹴るガドル。ガベリはその一撃を喰らって、数メートル飛ばされる。

 

ガベリが体制を整えた時には、既に目の前までガドルが迫っていた。

 

 

「おぉぉぉぉ!!」

 

 

手を大きく振りかぶり、トドメとなる一撃をガベリに叩き込もうとした……。

 

 

 

その時、ベルトから腕へかけてビリリッ!と電撃が走る。

 

「!?」

 

急な事態に反応できず、ガドルの動きそのものが若干遅くなった。

 

お陰でガベリはその拳を躱し、再び飛び上がることに成功。そのまま遠くまで飛び去っていった。

 

 

遠くへ飛んでいくガベリの姿を見送り、自分の拳に視線を向けるガドル。

 

 

(今のは…一体……)

 

 

その思考を途切らせるように、激しい睡魔がガドルを襲った。

 

 

(あぁ…眠ぃ……流石に、発電所送りは……まずかった、かも…な……。)

 

 

周りに誰もいない事を確認したガドルは、その姿を人間のものに変えた後ゆっくりと地面に倒れ伏せ、死んだ様に眠ってしまった…。

 




雑談ショーwithアーシア

八「お?アーシア、エプロンなんか持って何してんだ?」

ア「あ、シュウさん。その…イッセーさんにお料理作ってさしあげたくて…、だからこれを着てお料理しようと思いまして…」

八「お、良いんじゃねぇか?イッセーなら大喜びすると思うぜ?それこそ、嬉し涙で虹でも作りそうなくらい。」

ア「そ、そうですか?…でしたら、頑張ってみます。……下着を着けずに、というのが緊張しますが…。」

八「ブフォ‼︎な!何でだよ!し、下着くらい着けて!」

ア「ありがとうございますシュウさん!自信が湧いてきました!」

八「…どうしてこうなった。」
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