閣下が生きるハイスクールな世界   作:佐竹 リン

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四話目

 

翌日

晴れた朝日が眩しいです。

 

昨日の夜は神さんに色々とアドバイスを貰い、この世界に戻ってきました。

てか神さんと話に行くと、どんだけ早く寝ていても話が終わって現実に戻ると絶対朝になってるんだが、なぜだ?

 

まぁそんな事は置いといて、朝の支度を始めるとしますか!

 

まずは朝シャワーをざっと浴びる。

洗面と寝グセ直しが同時にできるからある種オススメだぞ。

その後、洗面台で歯磨きをする。

 

シャワー浴びてさっぱりしたし、朝食の準備をするとしますか!

先ずはクラシックの音楽をかけて、料理を始める。

今日の朝食は、納豆ご飯と味噌汁、焼きシャケだ。

味噌汁に使ったこの味噌、自家製でございます。自分で作った味噌はまた格別なんだよな〜。

 

いただきます。

焼きシャケを一口。うん、うまい。

 

朝食を食い終わったオレは、もう一度歯を磨いて制服に着替える。

何でまた歯を磨いてんだって?

だって、納豆の匂いって気になるじゃん。別に歯磨きなんて何回やっても毒じゃないんだし、気にしたことはない。

 

音楽を止めて、カバンを手に取る。

今日の授業の準備もできている。

 

「んじゃ、行ってきます」

 

オレは誰もいない部屋に向かって挨拶をして家を出た。

 

誰だ寂しい奴って言ったやつ、出て来なさい。

 

ーーーーーーーーーーー

 

「……まだこねぇな、あいつ」

 

オレは兵藤の家の前で兵藤が降りてくるのを待っていた。

いつもこっから学校まで一緒に行くから、大体オレがここで待っている。

でも、今日はいつもより遅い。

遅いとは言っても、オレたちは普段から一般の登校時間よりもかなり早い時間で学校に向かうため、別に多少遅れてもいいんだけどさ……。

 

何でかって?それはな、一年の時は一般の登校時間で学校行ってたんだけど、その時の周りの反応がうるさかったんだ。「八神くんが腐る」とか「なんであの二人が」とか。

だからそれ以来はなるべく他の生徒に合わないように、早い時間に行ってるんだ。

 

……早くしねぇと、他の生徒も登校しだすぞ?

 

こーいう時って、迎えに行った方が良かったりするのかもな〜。

よし、行くか。

 

オレは兵藤の家のインターホンをおす。すると、兵藤の母親が中から出てきた。

 

「あら、シュウくん!ごめんね〜、まだ一誠起きてないみたいなの。

すぐ呼んでくるから、ちょっと待ってて。」

 

「はい、ありがとうございます。」

 

ここの母親はなかなか美人だし性格も良いということで、近所の人気はすごいらしい。

父親もガッチリとした体格していて頼り甲斐があるって聞いたことがある。

息子は、やはり変態で有名である。

おい、息子。もっとしっかりしろよ。

 

さて、兵藤のやつ、そろそろ起きて降りてくるかな?

 

 

 

 

 

「キャアアアァァァァァ!」

 

 

 

 

 

今のは!兵藤ママの声じゃねぇか⁉︎

何かあったのか、心配になったオレと兵藤パパはダッシュで上に駆け上がる。

二階に上がったオレたちが見たのは、廊下に泡吹いて倒れている兵藤ママである。

 

「母さん!一体どうしたんだ!おい!」

 

こうなったら、ママさんはパパさんに任せておこう!

オレは中にいると思われる兵藤が心配だ!

 

オレは扉を開け、中に飛び入る。

 

すると、そこには驚くべき光景が広がっていた。

 

 

裸になってベッドの上に座っている兵藤がいた。

それだけじゃなく、同じく裸になってベッドの上で眠っている何者かがいる。

その何者かの正体は、我が駒王学園の中での憧れの的である先輩、リアス・グレモリー先輩だった!

 

 

 

………てことは、まさかこいつら、昨日の夜は相当楽しんでいたってことか……?

 

 

 

オレはしばらく固まってしまった。

オレの後ろから、兵藤ママを保護し終えた兵藤パパが飛び出してきた。

同じく、固まってしまった。

 

 

……オレはジッと兵藤を見る。

視線を感じ取ったのか、兵藤が慌てておれになにかいってきた。

 

「ち、違うんだシュウ!俺も一体何が何だか全然分かんないんだよ!」

 

……不思議と、何を言ってんのか全然分かんねぇ。こいつの声が全く耳に入ってこない。

 

オレの中で何かがフツフツ、グツグツと煮えたぎっている。

 

例えるなら、火山か?

 

あ、これが怒りの火山ってやつか。

怒りが爆発した時の表現方法で、噴火した火山を背景に載せるやつ。

 

丁度いいや…

 

兵藤がかなりあわてていたからか、グレモリー先輩が目覚めた。

でもって、今の状況が全く分かっていないらしく、キョトンとしていた。

 

別にどうでもいい、先輩後輩関係とかくだらない。憧れの人だとか関係ない。

オレは思いっきりため息をつく。

そして、息を吸った。

 

「テメェら学校がある前日の夜に何してたのか知らねぇが、かなり人迷惑なことしてくれてんじゃねぇかアァ⁉︎

まずは着替えろ!でもって降りてこい!話はそっからだ!さっさとしやがれ!!」

 

「「は、はい!分かりました!」」

 

屋根が吹っ飛ぶくらいの勢いで怒鳴ってやった。

兵藤も先輩も思わず敬語になってやがる。ザマァ。

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

散々怒鳴り散らした後、オレは最初のように家の前で兵藤たちが出てくるのを待った。

 

しっかし、何であの二人が一緒に寝てたんだ?そんなに仲よかったっけ?特に接点すらなかった気がするけどな。

やっぱ一昨日の天野の件があるからかもしれねぇな。

 

そんなこと考えていると、そ〜っと玄関の扉が開き、中からそ〜っと兵藤が出てきた。先輩も後ろにいる。

 

「よう、やっと来たか変態くん達」

 

二人ともビクッと背中を震わせた。

下からブルルっと振動が伝わっていく感じでな。

 

「さぁ、行こうかね〜。」

 

「お、おう。」「え、えぇ。」

 

二人とも元気がねぇな〜。そりゃそうか、最悪の目覚めになっただろうからな。

そうならないために、二人とももう少し早起きすることを勧めるぞ。

そうすりゃ夜中に合体したかも疑惑も起きねぇし、怒鳴られることもないからな。

 

さて、もうこんな時間かよ……。

この時間帯は、一般生徒が一番多く登校してくる時間だ。

朝練とかがないから朝早く行く必要もなく、遅刻するような時間でもない。いわゆる、平均登校時間なんだ。

だからさっきからあちこちに駒王学園の生徒がいる。

 

 

さて、唐突ですが、ここで問題です!

 

さっきオレは『周りの反応がうるさかったから、早い時間に登校するようにした』と言いました。

ちなみにコレ、オレと兵藤が一緒に登校している時の話です。

 

さて、ここに学園中の憧れ、グレモリー先輩が加わるとどうなるでしょう?

 

 

 

答え、こうなる

 

 

「そんな…リアス先輩が…あんな奴と……。」←絶望

 

「そんな!嘘よ!嘘に決まっているわ‼︎」←悲痛な叫び

 

「キエェェェェお姉様があんな奴と一緒なんてキエェェェェ」←発狂

 

「でも見て!八神くんがいる!

きっと八神くんとグレモリーさんが一緒なのよ!」←なんか期待された

 

 

「でもそれだと、二人ともあいつに汚されたことになるわ!」←コラコラ、そんな事言うと

 

 

「キエェェェェ」←ほら発狂した。

 

 

…もう完全にカオスだろコレ。

先輩が皆に手を振ったりすれば良いのかもしれねぇが、とてもそんな事出来る元気は無さそうに見える。

 

こうなりゃ面倒だ、さっさと学校に行くとしよう。

 

なるべく早足で登校する。だからイヤだったんだよこの時間は。

 

ーーーーーーーーー

 

何とか学校に辿り着いたオレたちは、それぞれの教室に向かった。

 

先輩と別れる直前、兵藤が先輩と何か話していたが、まぁスルーしとくか。

 

オレも兵藤も途中で別れて、それぞれの教室に入ろうとした。

が、できなかった。

 

オレは教室の中にいた女子生徒全員に、オレと先輩と兵藤が一緒に登校していた理由を問い詰められた。

 

兵藤はドアを開けたと同時に松田と元浜による飛び蹴りをくらっている。

兵藤は松田と元浜の耳元で何かを呟くことで、二人を回避したようだ。

何言ったのかは知らんが、どうせいたらん事に決まっているわ。

二人がめちゃ沈んでやがる。

 

さて、オレはなかなか切り抜けることが出来ずにいる。

てか、気付いたら後ろも別クラスの奴に包囲されてしまっていた。

 

クソ!離せ!放せ!

いろんな意味ではなせ!

 

 

結局、木場がこの騒動をしずめてくれた。

木場さん、マジ感謝です!

 





今回は完全にギャグ回になりました。

まぁ、たまにはいいかな?
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