文章を書くのが下手なため読みにくいかもしれませんが、読んでもらえると幸いです。
出来るだけ原作通りに進めていく予定ですが、違う部分が出てくるかもしれないです。
「ここは、どこだ?」
問いかけは返されることもなく、壁に吸い込まれていく。
さっきまでは自宅の部屋にいて次の日も仕事だからと早めに寝る準備をして、うとうと
していたはず。目を少し閉じていたが、寝る前の尿意の解消をしようと目を覚ましたら
今の状況だ。
古い宿のようだ。
今自分が寝ているベッド以外には簡素な机があるくらいで他は何も置いていない八畳く
らいの部屋。
窓はあまり現実では見たことがない、木枠で四つに区切られ開くのではなく引き上げる
形式のようだ。
なぜこんなところに自分がいるのか分からないが、寝る直前だったこともあり、動揺す
ることなく、きょろきょろと部屋を見回し状況判断に努める。しかし、当然なにも判断
できるものがなく、動けずに出来ないでいた。
いや、動きたい。
先ほどの尿意がここにきて限界になってきた。
さすがにトイレくらいは何処かにあるだろう。しかし自分が何故ここにいるかわからな
いのに、緊張感のかけらもないが催してきたものはしょうがない。
ベッドを出ようと身を乗り出したところで、ふと下を見るとベッドの脇には、これまた
見たことがないような革製の靴があった。裸足でもいいが履けるものがあるなら履いて
おくかとスリッパ感覚で履いておく。
部屋を出るためドアノブを回した時に、ふと今何時だっけと思いながら部屋には時計が
無かったことに気が付き、ついで時計も探すかと思う。
廊下はうす暗い。電灯が豆電球くらいで申し訳程度に点いているだけだ。
部屋から足を出した瞬間、ベシャっと水を踏んだような感覚。足元を見たがうす暗くて
見えない。誰かが廊下で水でもこぼしたか?
ベシャベシャッゴトッ
廊下の少し先で物音がしたので見てみる。だいぶ暗い環境に目が慣れた。
男の子だ。見た目は中学生くらいか、手にはゲームとかで見たことがある剣を握ってい
る。
「暗殺完了。」
そう言うと、男の子の背後でもう一人立っていた人が倒れた。首がない。見ると男の子
の足元に目を見開いた頭が落ちているのを見て取れた。
何が起こっているかが頭で処理できておらず、今さらになって生臭い匂いだけが辺りを
覆う。
男の子が自分に気づく。
「やべ、見られたか。」
そう言って剣をこちらに向けるが「いや、目標以外は殺すわけにはいかないか。」と言
って剣を腰の鞘に納める。
「すまないが、このことは他言無用にしてもらえないか?じゃないと俺はあんたを殺さ
ないといけなくなるんだ。」
「あ、はい。」
まだ頭が混乱している。返事もろくに考えずに答えてしまった。
警察?救急車・・・はもう手遅れか。
「なんで、・・・その人を殺したんですか?」ふと訊いてしまった。
男の子は背後の倒れた男をチラっと見ながら「こいつは、この辺りの街で危険な薬を売
りさばいていた悪人だからだ。」
「それでも殺さなくても。警察に任せるとかでも良かったは・・・」
「この国の警察に任せられるかよ!警察、いや警備の連中は国と同様腐りきっている。
それがこの帝都の現状だ!」
そう男の子は怒鳴るように言った。
「あんたもこの国にいるなら分かっているだろう?帝都は今、大臣を始め権力を持つ奴
が弱い奴を虐げ、その現状を賄賂で誤魔化している。そんな国の警察に任せても何も解
決しないんだ。だから俺が、いや俺たちナイトレイドが腐った連中に天誅を下す。」
・・・そうは言ってもオレはこの帝都?のこと何も知らないんだけど。やっと眠気が飛
んで考えるようになった途端に、やたらと重いことを言われた。
ふと、背後で人が歩いてくる気配がした。振り向いた瞬間、刀が目の前に見えた。その
先には黒髪で暗闇でも光って見える赤目の少女。その少女が何故か刀を自分に向けなが
ら静止している。・・・えっ、死んだ?
「タツミ、合流が遅いから心配になってきたが・・・こいつが暗殺対象の男か?」
「待て待てっ、そいつは無関係の人間だ。だから刀をしまえ。アカメ」
「そうなのか?」
そんなやり取りをして少女は刀を引く・・・はずだった。そこでオレは少しふらついて
しまった。現実に起こったことが多すぎて眩暈がしたのだろう。
ぷすっ!
「痛てっ」
首筋を触ると少しばかり血が出ていた。
「「あ」」
「「あああぁーーー!」」
「!?どうしたの?二人とも?」
「アカメ、おまっ」
「すまん、まさかふらついてくるとは思わなかったんだ(おろおろ)」
なんで二人がこんなかすり傷でおろおろしているかが分からないが、死ぬわけでもある
まいし、とりあえず「大丈夫」と言っておく。
「いや、大丈夫なはずないんだよ!アカメの刀は帝具【村雨】と言って、切った相手は
呪毒が入って必ず死ぬんだよ!」
「???そうは言っても体に異常なんか特にないんだけど?首筋の血も止まってるみた
いだし。誤作動じゃない?」
「「帝具が誤作動するか!」」ツッコまれた。
しばらく待ってみるが一向に自分が死ぬ予兆が起こらないのに、三人して疑問に思う。
「やっぱり誤作動したんじゃない?ってか帝具って何?」
「いや、そんなことは今まで無かった。間違いなく呪毒が体中に回っているはず。」
「俺みたいに何か身代わりになったとかか?」
アカメはオレの体中を見回す。タツミも見回す。
オレの疑問は無視されたようだ。
「とりあえず、アジトに戻ろう。ここにいると他の人に見つかる。」
「そうだな、あとお前も一緒に来い。荷物とかあるなら早めにまとめてくれ。」
部屋の中を思い出してみるが私物は特に無かったはず。
「いや、荷物は特にないから。このまま行くよ。」
「えっ、荷物もなしに帝都に来ているのか?」
「まぁあとで説明する。」
そう言ってからとりあえず全力ダッシュで街中を走り出した。
「はぁ・・・はぁ・・・二人とも早すぎっ・・・」
こちらは全力で走っても背中が見えるか見えないかを保つのが精いっぱいだ。とにかく
置いてかれないようにスタミナの続く限り全力で走る。ってかこちらは寝る直前だった
はずなのに、なんで走りまわされているんだろう。早く寝たい(泣き)
全力ダッシュは街中を抜けて森の中へ、そして山の中へ突入。そこまで行くとスタミナ
切れになり、タツミに引っ張られ(引きずられ)ることになった。
いきなり長文でごめんなさい。
読みにくい部分や誤字脱字があれば、教えてください。
他にもご意見募集中です。