ジョジョの奇妙な冒険 第 部 〜受け継がれる魂〜 LASTOFUS編 作:冴え渡る
サラは何があっても死なせないけど生き延びさせたらこの子34歳ぐらいになっちゃうんだよね……
てな訳でかなり強引な方法で生き延びさせます。
……………かなり強引な方法で。
それは突然の出来事だった。
ジョエルさんの誕生日の次の日の夜、突然トミーおじさんから電話がかかってきた。
『もしもし!ジョセフか⁉︎』
「急にどうしたんだ?トミーさん」
『直ぐにサラのところへ行ってくれ!念の為にお兄さんの銃も持って行くんだ!』
「なんの事だ⁉︎おい、おい!」
電話はすぐに切れた。
事情は分からないが何かまずい事が起きているようだ。
すぐに支度をして……いや、銃と”アレ”だけ持ってすぐにサラのところへ行こう。
家を出て隣のサラの家へ行くと庭には近所のジミーが暴れていた。
「オッ、オッ、オォォォォアアア!」
「ジミーさん!しっかりしろ!何があった⁉︎」
ジミーは血だらけの状態でこちらに走ってくる。
何かまずい!近寄ったら危険だ!そう思い銃を構える。
「動くな!ジミーさん!」
「オォォォォ」
ジミーは一向にこちらの言う事を聞こうとはしない。
ドゴッ!
ジミーさんの頭部に飛んできたレンガが当たる。
「ジョセフ、こっちだ!中に入るんだ!」
「ジョエルさん!」
2人は庭にあるドアからサラの家の中へ入っていった。
「サラ!」
「ああ、パパ」
「サラ!大丈夫か?」
「うん」
「誰かここにきたか?」
「ううん誰も来てないよ」
サラ怯えながらドアの方に近づこうとする。
「ドアの近くに行くな、おい!下がってるんだ!」
「ジョセフ⁉︎もう……怖がらせないでよ。どうしたの?」
ジョエルさんは自分の仕事机の中から銃を取り出しながらサラに聞く。
「ジミーの一家だ……」
「えっ?」
「様子がおかしい……病気みたいだ。さっきあったんだが急に襲い掛かってきたんだ……」
「まさか……撃ったの?」
「まさか!これは警告の為の銃だ」
「病気って?」
「ゴアァッ」ドン!
サラが質問しようとした直後、急に先程のドアに誰かが体当たりをする。多分ジミーだろう。
「クソ!ジミー!」
「パパ?」
サラはかなり怯えているようでジョセフの腕に抱きついていた。
「サラ!来いっ!」
サラを危険な目に遭わせない為ジョセフは奥の方へと連れて行く。
ジミーは依然としてドアに体当たりを続けている。
そんな二人を護るようにジョエルが前に立つ。
「大丈夫……?」
「ジミー!下がるんだ!」
ジョエルが言い終わると同時にジミーごドアを突き破って中に入ってくる。
「ジミー警告だぞ!やめろ!」
「アァァァァッ!」
ドパァンッ!
ジョエルはジミーの顔を撃ち、ジミーは少しもがいた後動かなくなった。
「行くぞ、こっちだ!」
「うぅ……、う、…撃ったの?………」
「サラ」
「……ううう、うぅ…、うっ、今朝会ったのに……」
「聞いてくれ、何か良くないことが起きてる」
サラは今にも泣きそうだった。
今朝まで会って話していた人間が目の前で殺されたのだ。それも自分の父親に。
これで泣かない方がどうかしている。彼女はまだ14なのだ。
側にいたジョセフは少し冷静になり状況を確認する。
パトカーのサイレンは遠くで鳴っているし、犬の鳴き声は泣き止まない。
かなり大きなテロか何かが起きたのだろうか。トミーおじさんに電話をしなければ。
「脱出しないといけない。言ってることが分かるか?」
「うぅ、うん」
なんとかサラを落ち着かせることに成功したようだった。
「ジョエルさん!外にトミーさんが!」
「トミーだ、さぁ!」
3人はトミーおじさんのいる外へと出て行く。
するとトミーおじさんが車を待機させ、こちらに向かいながら焦ったひょうじょで聞いてくる。
「どこに居たんだ?何が起こってるかわかるか?」
「ちょっとあってな……」
「なんだおい、血だらけじゃないか!」
「俺のじゃない……さあ、乗って。ジョセフも早く乗るんだ!」
ジョエルさんはサラを乗せると少しあたりを確認し自分も車に乗り込む。
車を乗る前にトミーおじさんが言う。
「町の奴らの半分が理性を失ったそうだ……!」
「……さっさと出してくれ」
「寄生虫か、何からしい」
車に乗り込むとトミーおじさんが聞いてくる。
「何があったんだ?」
「ジミーさんが突然襲ってきたんだ……あれはやばいぜ」
「後で話す……いいからだしてくれ」
車が走り出し一同はやっと少し落ち着きを取り戻す。
「おい、サラ大丈夫かい?」
「大丈夫。……ラジオ聴いてもいい?」
「あぁ、もちろん」
だがトミーがラジオをいじってもつく気配がない。
「携帯もダメ、ラジオもダメ、酷い状況だ…………さっきニュースが流れてた」
「なんて言ってた?」
「兵士たちが……ハイウェイを封鎖しているそうだ……!トラヴィス部には入れない」
「ここを脱出しないと……71号に回ろう」
「71号……!そうだな」
サラが不安気に聞いてくる。
「ジョセフ……何人死んでるの?」
「さぁな……家の中でも安全とは言いにくそうだし、たくさん死んでるだろう」
「まったく……何でこんなことが」
「最初ら南部だけだったそうだ……それが西海岸、東海岸とーーーーおい、あれは?」
トミーおじさんが見た方向を見るとルイスさんの農場が燃えていた。
何度かお世話になった家で、農業のやり方を教わってた時期もある。
「ルイスのおっさん…………助かったろうな」
「……ヤツは大丈夫さ」
ジョエルさんがフォローしてくれるが正直、とてもそうは思えない。
「私たちも病気?」
「いや、病気じゃない」
「本当に?」
「町の方で発生したらしい。ホントだ」
「ジミーも町にいたの?」
「…………あぁ、そうだ」
おそらく今のは嘘だろう。
だがこの状況で余計にサラを怖がらせる必要は無い……そう思い、ジョセフは思った事を言うのをやめた。
この作品はおかしいな点はできるだけないように努力します。
サラちゃんには幸せになって欲しいんだよ……テスにもな。