ジョジョの奇妙な冒険 第 部 〜受け継がれる魂〜 LASTOFUS編   作:冴え渡る

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この次からは原作を読んと同じ時間軸に移動するよ!


目の前にいるのに

ジョセフ達はサラを探し出す為感染者達のいる町を探し回っていた。

この町はかなり前から感染者の手に渡っているので『クリッカー』や『ブローラー』がいてもおかしくない。

 

 

「おっさん」

 

「どうしたジョセフ?」

 

「俺はもう少し奥を見てくる……おっさんは向こうを見てきてくれ」

 

「わかった。何かあったらすぐに呼んでくれ」

 

「クリッカーのいる町で大声出し出せってか?おーけーおーけー分かったよ」

 

 

2人は別行動を取ることにし、ジョエルは市街地付近を、ジョセフはエリア外を探索することにした。

 

ジョセフは海岸沿いを探索し、変な違和感のある場所を見つけた。

そこには海から波が引くときにチラッとだけ見える金属の丸い脱出ポッドのような扉が見えた。

 

 

「んだあれ?何か流れ着いたとか?」

 

 

ジョセフは警戒しながら近づいて確認しに行く。

 

 

「これは何かの出入り口のようだ……」

 

(だが、何故こんなところに?ここはエリア外の海岸……世界が荒廃する前からこんなところに建設物はなかったはずだ……)

 

 

ジョセフが扉を刀で強引に開けると、少し開いたところで扉がひとりでに開き始める。

 

中は感染者達の血で一杯だった。

まるで、何かの研究施設が感染者達に襲われた後のような光景だった。

 

もともとの壁は白かったのだろうが、 血で赤く染まっており、研究員らしき人間は腕や足が足りてなかったり皮膚がごっそり取れていたりする。

 

奥へ進むと、何やら話し声が聞こえた。

 

 

「だから、俺は反対だったんだ!こんな作戦無理に決まってる!」

 

「何を言うんだ!人類の為だ!お前も早く入らんか!」

 

「う、うわぁぉぁぁあ!」

 

 

スタタタタァン!

 

 

銃声が聞こえる。そして叱っていた男の声が聞こえなくなった。

 

 

(感染者、では無いようだ…)

 

「俺は……俺はぁ!何てことを……!」

 

「おい、あんた。大丈夫か?」

 

「!感染者か⁉︎」

 

「待て待て待て。違う俺は感染してない」

 

「?……!アンタ!ジョセフか⁉︎」

 

「…………何故俺の名前を知ってる?」

 

「アンタ!お兄さんの居場所を知らないか⁉︎」

 

「にいちゃんの?しらねぇよ」

 

「え、あぁ……あぁぁぁぁぁ!どうしよう……!」

 

「落ち着けよ!どうしたんだ!」

 

「全部アンタの兄貴のせいだ!」

 

 

ジョセフは男を落ち着かせると冷静に話を聞き出す。

 

 

「2年前……俺は米軍の科学班の警護を任されていた……科学班の主任であるアンタの兄に頼まれて、ある実験の手伝いをしたんだ……」

 

「ある実験?なんだそれは?」

 

「人間の冷凍保存だよ……過去にも犬を急速冷凍し、解凍して蘇生させた実例もある……あんたの兄はこの爆発感染を想定して子供達を冷凍保存する計画を秘密裏に進めていた…」

 

「何の為に?」

 

「未来の為さ。今の世界で子供が生き延びれる可能性はかなり低い……冷凍して奴らが死滅した時に目覚めるようにしたんだ」

 

「だがそれだけではあそこまで自分を責める必要は無いはずだ」

 

「考えてもみろ……大人のいない荒廃した世界で、子供だけでどうやって生きていくんだ?」

 

「…………お前もれ保存されるはずだったのか」

 

「あぁ。でもいざ自分が冷凍保存されると思うと怖くってさ……俺の手に人類の存亡がかかってると思うと……」

 

「子供達は?」

 

「感染者が寄り付か無いように奥の部屋で厳重に保管してある」

 

「そこへ行こう」

 

 

2人は子供達が保存してあるという奥の部屋へ向かった。

 

 

「すげえな……」

 

「核弾頭がぶつかってもビクともし無いんだと」

 

「これじゃあ奴らには無理だわ」

 

 

奥の部屋の扉は、扉というよりも壁、という方が近かった。

まるで映画バイオハザードの船の扉のような感じだった。

 

 

「んっ……?サラ⁉︎サラなのか!」

 

 

ジョセフは子供達の中からサラを見つけ出した。

 

 

「この子……サラという名前だったな……」

 

「知ってるのか⁉︎」

 

「俺が連れ去った子だ……」

 

「じゃあお前がおっさんを……!」

 

「仕方がなかった!こんな状況になって!上司からは子供を連れてこいと言われるし!大人は駄目と言われた!俺だって助けたかったんだよ……ううっ……」

 

 

今更この男を責める気にもならなかった。

 

 

「サラを出すにはどうすればいい?」

 

「駄目だ……アンタの兄以外にこの部屋のパスワードを知ってる人間はいない……」

 

「クソがぁッ!」

 

 

目の前にサラがいるのに助けることができない。

そのことが何より嫌だった。

そして次の瞬間、この部屋の扉が急に閉まる。

 

 

「なんだ⁉︎おい、お前!何かしたか⁉︎」

 

「いや、俺は何もしていない!」

 

 

そして部屋に怪しげなガスが入ってくる。

 

 

「これは……!」

 

「催眠……ガスだ……」

 

 

2人はそのまま倒れて眠ってしまった。

 

 




今の所の死亡から生存へ変わった人物。


サラ

サラを撃った軍人
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