ジョジョの奇妙な冒険 第 部 〜受け継がれる魂〜 LASTOFUS編   作:冴え渡る

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メンバーはどんどん増えてきます。
1人も欠けさせないつもりで。


出発前

「あっ、ジョセフお帰りなさい」

 

「サラ、これを渡しておく」

 

「……銃?それにボウガンも……わたしこんなの使った事ないよ?」

 

「トミーさんが教えてくれただろ?」

 

「あれは猟銃でしょ!それに……これって病気の人達を撃つ為のだよね?私、人なんて撃てないよ!」

 

「俺は力の限りお前を守るが……それでも完全じゃない」

 

「お嬢ちゃん……生きる為には銃が必要だ。これから先、ひょっとしたら他の人間も襲ってくるかもしれない」

 

「どうしても……ダメなの?」

 

「生きる為だ……せめてジョエルさんのところに着くまでは持っていてくれ」

 

「…………分かった」

 

 

サラは渋々銃とボウガンを受け取りリュックサックに提げた。

すると隣にいた17ぐらいの男の子が突然キレ出しジョセフに当たる。

 

 

「待てよ!さっきからお前らばっかり決めやがって!ふざけてるのか!ここはどこなんだ⁉︎ちゃんと教えろよ!」

 

「そ、そうだよ!あんたらばっかり勝手に話を進めないで!」

 

 

次第に周りの子達も声を荒げる。

ジョセフは仕方なし、と言わんばかりの表情で迷惑そうに話す。

 

 

「ここは海岸沿いの研究施設だ、俺たちはそこで…えぇと……丁度20年みたいだな……20年間の間ずっと冷凍保存されていたみたいだな」

 

「なんだと⁉︎なんでそんな事が分かる!どうせテレビかなんかの仕業だろ⁉︎」

 

「自分の入ってた冷蔵庫を見てみろ。タイマーが20年に設定されてあるし、第一こんなのテレビ番組とかで出来るレベルの仕掛けだと思うか?俺は思わないね」

 

「な、なんでお前はそんな冷静なんだよ!」

 

「俺はあの日……病気の奴らが暴れて世界が壊れた日より2年間の間生き延びてきた……農作物はほとんど死に、動物はすごい勢いで食べられていった。人間は殺し合い、奪い合って生活していたんだ。そんな世界に2年もいりゃあ多少の事じゃ驚かねぇよ」

 

「………さっきは動揺してたのにね」(ぼそつ)

 

「そこ、無駄口叩くな」

 

 

ジョセフは少し咳をしてから再び男の子を方を向く。

 

 

「ま、とにかくだ……俺達は経験してんだよ。『地獄』をな……俺達はこれからここを出て別の場所へ行く。お前達は好きにしろ」

 

「あ、あの、いいですか?」

 

 

おとなしい感じの眼鏡をかけた小さい男の子が手を挙げてこちらを見てくる。

 

 

「別に質問はいいけど……なんだ?」

 

「その……僕達はどうなるんですか?」

 

「知らんよ」

 

「えっ、」

 

「そんなのって……!」

 

「酷いよ!」

 

「ふざけんなぁッ!」

 

「ふざけてるつもりは毛頭ねぇよ。こっちも自分と隣のやつの命を守るだけで精一杯だ。お前らの面倒まで見てる余裕はねぇ」

 

 

悲しい事だがこの世界で生き残る為には他者を思う気持ちではなく、他者を裏切る覚悟である。

助け合い、などという事をしようとしたやつから死んでいく。

ジョセフは二年間生きてきてそれを学んだ。

 

先ほどの男の子がこちらの銃に気づく。

 

 

「……!おい!その武器をよこせ!」

 

「なんだ突然?武器なら向こうの部屋にあるぜ?」

 

「嘘つくな!どうせそれしかねぇんだろ⁉︎」

 

「嘘じゃーーー」

 

「さっさとよこせ!」

 

「ほらよ」

 

 

ジョセフは一番小さいハンドガンを男の子に投げ渡す。

男の子は安全装置がそのままの銃をこちらに向けて脅し始める。

 

 

「荷物をよこせ!」

 

「オイオイ、さっきからお前……ちょっと落ち着けよ。ジョセフは何もしねえよ」

 

「てめーは黙ってろ!俺はこいつに話しかけてんだ!」

 

「ニック、大丈夫だって」

 

「なら別にいいんだが……」

 

「大丈夫……?ジョセフ?」

 

「サラはニックの後ろにいろって……」

 

「さっきから聞いてんのか⁉︎荷物をよこせ!」

 

「分かったから落ち着けよ……」

 

 

ジョセフは服も装備も全てのものを投げ渡す。

 

 

「へへっ、お前らはここでのたれ死んでろ!」

 

「バカか?あいつ……」

 

「確か向こうにはさっきのランナーがいたよな?」

 

「銃は持ってるんだぜ?なんとかなるだろう」

 

「感染してここの子達に襲い掛かっても困る。俺が様子を見てくるよ」

 

「分かった……じゃあ俺はさっきのところからまた自分の分の装備を取ってくる……」

 

「あの……僕達のもお願いしていいですか?」

 

「一緒に行ってやるよ……自分の足で取ってこい。……他の奴らもー!欲しかったら自分で取ってくるんだ!」

 

男の子は明らかに身の丈に合ってない大量の荷物を背負いながら空いてない扉の方に向かっていった。

ニックは感染されないように男の子についていき、ジョセフは他の子を連れて先ほどのぶっしがあった場所へ連れて行った。

 

 

「なんだかんだ言ってジョセフは見捨てられないんだよね……」

 

 

その場に1人、サラだけは一番小さな女の子を抱き抱えていた。

 

 

 

 

 

 

「それで?眼鏡の君、名前を教えてくれ」

 

「ぼ、僕の名前はジョージです」

 

「ジョージか、俺の名前はジョセフってんだ。よろしくな」

 

「はい……あの、ひとつお願いがあるんですけど」

 

「叶えてやれるかどうかは分からんが……なんだ?」

 

「僕も連れてってもらえませんか?」

 

「…………銃は使えるのか?」

 

「いいえ……でも、爆弾とかなら材料さえあれば作れます!」

 

「もの作りが得意なのか?」

 

「僕、飛び級で高校生なので……前は爆薬の調合をしてた事もあります!」

 

「ふむ、…………別に構わないが……だが優先はサラだ。ニックもお前もその次にしか守れんぜ?」

 

「構いません!僕は今の世界がどうなってるのか知りたいんです!」

 

「私も頼みたいんだけど」

 

「?お前は?」

 

「マリー、……私も連れてってよ」

 

「マリーか……すまないが女は…」

 

「銃器は扱える。自分の身は自分で守れる。たださっきのやつ見たいのが変な気を起こしたりしたらウザいからさ。アンタならあの子がいるし」

 

「……確かにその体じゃ変な気を起こそうとする奴は少なくないだろうな」

 

「なに?あんたも起こすわけ?」

 

「なわけあるか。いいだろう、連れてってやる。その代わり装備は自分で選べよ?俺は道案内とアドバイスぐらいしかしてやれんからな」

 

 

マリーとジョージの2人もジョセフについていく事になり、ジョセフは他の子達も少しだけ面倒を見てあげる事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃……

 

 

「ヒイィ⁉︎助けてくれ!」

 

「それ見ろ……そんな大荷物を持った喧嘩もした事ないやつが銃を使えるか」

 

 

ニックは男の子の尻拭いをしていた…てん




マリーちゃんは『スクールガールストライカーズ』の雪代マリで。
ジョージは『龍が如く』のアサガオにいる眼鏡を掛けたあの……名前が出てこないけど友達と喧嘩をして親が乗り込んできたサブストーリーを持つ彼で。




まあ………分かる人だけ分かってくれればいいんだよ。
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