プロローグ
side 乾輝
突然だが俺は基護 乾輝。
つい先日18歳になったばかりの自他ともに認めるめんどくさがりだ。
「さて、ここはどこなんだ。」
俺は今真っ白な空間に居る。白いだけでなにも………いや、ソファが机を挟んで向かい合って置いてある。
「(……会社の取引する時みたいだな)」
もちろん働いてないためイメージだ。
それにしても何かを忘れているような……。
「…………ああ、そうか死んだのか。」
パズルのピースがカチリとはまったかのようなかんかくと同時に思い出した。
俺はあの日、あの子を庇っt「はわわわっ!もう来ていました〜!!」……女の子?とりあえず、話しかけてみるか。
「なぁ、きm「ああああああああのあの!ごめんなさいですっ!」……what?」
いきなり謝られてしまった……。やはり俺は怖いのか…ショックだ………。
「えとっ、そうではなくて!実は貴方が死んだのは私が悪かったんです!」
?どういう事だ?しかも、しれっと心読んでるし……。いや、考えるだけ無駄か。こんな空間に居るんだし。
「どういうことなんだ?」
「そ、その、ですね…。わ、私がお仕事つまらなくてつい適当な紙を折って紙飛行機で遊んでら、貴方の全ての情報が書かれてる紙まで飛行機にしちゃって、それが焼却炉にスイ〜って……。あの、ですから…。」
チラチラとこちらを見ながら申し訳なさそうに言ってきた………可愛いな。
まあ、とりあえず、どうなったかはわかった。俺の答えは……
「めんどくさいし、まあ、いいや。」
この一択だけだ。
「はい……?」
キョトンとした顔で見てくる女の子。
あれ?そういえばさっきお仕事って言ってたから働いてるのかもしれないな。
子供なのに良くやるものだ。
「むっ!私は子供ではないのです!」
いや、どっからどう見ても子供だな。
そういえば、やっぱり心読めたんだな。驚いた。
「ふふふっ、そうでしょうそうでしょう。なんせ私は……ではなくです!私のせいで死んだのに、どうでも良くないですよ。」
「いや、そうは言われても……じゃあ、コラー……?」
「なんですか、その適当な感じは〜!」
「あ〜、まあ、良いんだって!良いからには良いんだよ。」
「う〜…わかりました。で・す・が!貴方には転生して頂きます!」
ビシィッ!と音が付きそうな勢いで指を指してきた。
それにしても転生?あの転生か?二次小説であるあれか?
「ふむ……面白そうだし、いいぞ。どこの世界に行くんだ?」
「ほ、本当ですか!?えっと、魔法少女リリカルなのはと言う世界ですね。」
えっ、魔王少女の居る世界じゃねぇか。
二次小説読んでてトラウマになっちまったやつか……。めんどくせぇけど、やるって言っちまったし、やるか。
「ああ、わかった。特典みたいなのはあるのか?」
「あっ、はい!もちろんです!3つは付けますっ。無いと即死とか有り得ちゃいますし…。」
「ま、そりゃそうだ。んじゃ、
1つ目は幻想殺し、ああ、壊せるものを選べるようにしてくれ。
2つ目は赤龍帝の篭手と白龍皇の光翼をセットでくれ。
3つ目は俺の全ての成長限界を無くしてくれ、そして10年修行させてくれないか?
これで全部だが大丈夫か?」
「はい!もちろん大丈夫ですよ!それと修行と言ってもどのようなものですか?」
「ん、まあ、ガキの頃に鍛えるにしてもどうすりゃいいかわかんねぇからな。それと刀と徒手空拳での戦い方にしてくれ。」
「なるほど…!はいっ、わかりました!あっ、そういえば、親や転生する時の年齢はどうしますか?」
「あ〜、親はめんどくさそうだし、元の世界にまだ居るんだからいらねぇよ。時期は…3歳だな、体を慣らしておきたい。」
「そうですか…。 わかりました、そうしておきますね。」
「ああ、ありがとう。頼む。」
「では、修行はスサノオにしてもらいましょうか。スサノオ〜!」
手を拡声器の代わりにして教えてくれる神を呼んだ。
ってかスサノオ!?マジか…思ったよりすげぇんだな……。
「あ〜?何だ姉貴。」
「この方に10年間刀と徒手空拳での戦い方を教えて欲しいのですが、大丈夫ですか?」
は………?えっ、姉貴!?………つまりはこの子は天照大御神と言う訳か…。
「あっ、そういえば自己紹介を忘れてましたね。察しの通り、私は天照大御神。天照と読んで下さいね♪」
「えっ、あっ、お、おう、わかった……。」
「ほう、こいつか……なるほど…いいぜ、姉貴。その話引き受けるぜ。なかなか面白そうだ。」
すげぇ、いい笑顔だけど……。まあ、断られなくて良かった…。
「基護 乾輝だ。よろしく……お願いします?」
「ん?タメ口でいいぜ?そんなに気にしねぇしな。」
「そうか?なら、わかった。」
「はい!では、基護 乾輝さん!これから10年、頑張って下さい!もう既に特典は付けてますからね!」
「ああ、ありがとう。それと俺は乾輝でいいぞ?」
「わかりました。では、乾輝さんと。行ってらっしゃい!」
輝くような笑顔で言われて俺は______
「ああ、いってきます。」
珍しく、素直に笑うことが出来た。
〜〜〜〜〜〜〜10年後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ふぅ……今日で10年か…。」
この10年色んなことがあった。まず筋トレに2年。剣術と徒手空拳の基礎に1年ずつ。残り4年で技術や技を教え込まれた。
『今日で転生するのか?相棒。』
『乾輝も強くなったからな。まさか、覇龍を使いこなせる様になるとは思わなかったからな。』
「ああ、今日で転生だ。俺もまさか出来る様になるとは思わなかったぞ。」
こいつらはドライグとアルビオン。赤龍帝の篭手と白龍皇の光翼に封印されているドラゴンだ。
「さて、天照は………。」
「こちらに居ますよ。乾輝さん。」
「ああ、みたいだな」
「今日で転生ですね……。少し寂しくなりますね…。」
「そう言うな。………そうだ、転生した後に話す事は出来ないのか?」
「!!その手がありました!これを着けて下さいっ!」
そう言って渡されたのは神々しさを感じる紐に吊るされた碧色の勾玉だった。
「これは?」
「それは名称はありませんが所謂通信機です!これを身に着けて念じると私とお話し出来るんです!」
へぇ、そんな便利な物があるのか。いいな。
「わかった。転生してからは出来るだけ身に着けておくな。」
「是非そうして下さい!」
天照も嬉しそうだな。……これは俺も嬉しいが。
「じゃあ、天照。そろそろ。」
「あっ、はいっ。わかりました。では、新しい世界を楽しんで下さいね!」
「ああ、スサノオにもよろしく。」
そして、俺の体が光って消える瞬間的に。
「いってらっしゃい!」
そう思ってあの時と同じだと思い自然と。
「いってきます。」
そう言った
side out
感想、指摘等ありましたら感想欄に投稿してください。