side 乾輝
あれから時間が経って午前0時になり、指定の場所に行った。工場に着くと我王は既に居て、入口の目の前に立っていた。
……なぜかバリアジャケットではなくて普通の服装だった。
「ふははははっ!やっと来たか!」
「いちいちうるさいやつだな……。」
「なにっ!………まあ、それはいい。どうせここで死ぬんだからなぁ!」
と言って武器を射出してきたが、数が多いな…数うちゃ当たるってか。
「よっ、はっ。……おい、お前。デバイスはどうした?バリアジャケットでもないだろ。」
「ふんっ!あんな俺に口出しするようなデバイス、俺には相応しくない!」
よくある宝具の射出制御でもしてもらえばまだマシだろうに…。
「欲しければくれてやる。こんなものっ!」
そして騎士剣の形をした飾りの付いているをしたネックレスを投げてきた。
ボロボロじゃねぇか…。やれやれ、酷い扱いだな。
「おい、そこの……デバイス、大丈夫か?」
『ザ…なん…とか……ザザザ……大丈夫…です。』
女性の声……。全く、機械とはいえ女性にこんなことをするとはな。
「お前の所有権が俺に移ったみたいだが…いいのか?」
『……仕方…ザザ……ないです。』
ネガティブとはめんどくせぇ…。
「お前は悪くないだろうに……。ところで、お前の名前は?」
『…………ありません。』
名前すら付けてないのかよ…。まともに使ってもないんだろ。
とりあえず、軽く魔力送ってたから多少直ったか。
「じゃあ、俺が付けてやる。お前の名前は今から黒凪だ。いいな?」
『……………はい。』
……ええい。めんどくせぇ。
「いい加減落ち込むな!あんなやつな、普通は嫌いになって然るべきなんだよ。あいつはお前を使わなかったり鍛えてないからわかんねぇんだ。あいつを見返してやるぞ。いいな?」
『……………。』
「へ・ん・じ!」
『は、はいっ!!』
「よし。んで、どうするんだっけ?このままセットアップって言えばいいのか?」
『あ、はい。ですがセットアップと同時にバリアジャケットも考えてください。』
「ああ、わかった。」
「……ええい!いい加減にしろ!もういいのか、わざわざ待ってやっているんだぞ!」
「まあ、待てよ。変身シーンでの攻撃は御法度だぞ?」
「……それもそうだな。」
やっぺ、あいつちょろいな。頭の中がアニメ脳だ。
「ん〜、どんなのがいいか…。」
『好きな色から決めてみては?』
「そうだな、それなら黒がいいな。後は動きやすいのがいい。」
『でしたら、ズボンにシャツと何かコートの様な物でも羽織るのはどうでしょう?』
黒でコートにシャツとズボン……。流石に味気ないか?
「あ〜、じゃあ、黒に赤のライン入れてみよう、赤も好きだし。」
まあ、後はイメージってことで。
「んじゃ、黒凪、セットアップ!」
『イエス、マスター!セットアップ!』
そしてセットアップが終わった後、俺は黒に赤のラインの入った緩めのシャツと黒のズボン、そして黒い足首くらいまであるロングコートを着た姿で立っていた。(イメージはBLACKCATのトレイン)
「へぇ、本当に想像通りになるんだな。これは便利だ。」
『まあ、確かに便利ですね。』
だよな、これ普段着にも出来たらいいな。
それよりもだ。
「予想はしてたけどやっぱり騎士剣なんだな?」
『そうですね、砲撃魔法くらいしか使おうとしてませんでしたし。その砲撃魔法も1度も使ってませんから。』
宝の持ち腐れだな。
「形は変えられるのか?刀を使うから元から持ってる刀との二刀流で使いたいんだけど。」
『出来ますが、少し時間がかかりますよ?』
「そのくらい持たせるのは余裕だ。おい!もういいぞ!」
「やっとか!待ちくたびれたぞ!」
と言ってさっきと同じように射出するが薄緑で弾いてやった。
「なっ!?その刀は俺の財宝だぞ!盗むとは、許さん!」
「おいおい、戦利品を貰って何が悪い?」
「うるさい!俺に口答えをするな!」
「めんどくせぇ……。」
突撃してくれたら楽なのになぁ。
「それにしても、バリアジャケットって快適だな。」
夏とか冬とかにいいな。
『マスター、準備終わりました。後は刀の形をバリアジャケットを作る時のように想像して私を呼び出してください。』
なるほど、それならすぐに出来るな。
「よし。来い!黒凪!」
『イエス、マスター。ソードモード』
そして、俺が想像したのは刀と鞘は黒で唯一違う色が刀身に1本の長い青い線が入っている程度だ。
「ちなみに強度は?」
『薄緑と同じかそれ以上です。』
「そりゃすごいな。」
俺は右手に黒凪、左手に薄緑を持ち。
「さてと、この場合何て言えばいいんだ?え〜……慢心王、武器は余ってるか?だっけ?」
『英雄王、武器の貯蔵は充分か?ですよ。』
「ああ、それだそれ。」
「いい加減俺に殺されろ!」
「それだけは断る。」
ここで神器を使うのもな….。魔法…。あ〜、でも何か射撃が多いんだっけ?………めんどくせぇ、近付いて斬るか。1番楽だし。
「死ねぇ!」
「甘いぞ。そんなんじゃ、いつまで経っても殺せないぞ?」
「チィッ!天の鎖よ!」
「鎖か…。」
神性が強ければ強い程縛るんだっけ?
「神性なんて無いから関係ないけどな。」
天の鎖を黒凪で斬り裂いた。
「なっ!?」
「そろそろ終わらせてもいいか?飽きてきた。」
「終わらせる?お前が死んだら終わりだ!」
「めんどくせぇ……。」
「うるせぇ!殺してる……!!」
俺は体を気で強化して後ろに周り_____
「カッ………!?」
胸を刺した。
「これにて終いだ。お疲れさん。」
「き…さま……!」
「まあ、言い残す事はないよな?次は良い人生を送れたらいいな。」
そして首を斬り落とした。
「あ〜……疲れた。」
『お疲れ様だな、相棒。』
『面倒な事が終わって良かったな。』
「ああ、全くだ。」
ドライグとアルビオンと話していると。
『……あの、その篭手と翼は?』
「ん?ああ、後で話しそうと思ってたけど今でいいか。」
………………………………少年説明中…………………………………
「と言う訳だ。」
『なるほど……それは確実にロストロギア級ですね……。』
「まあ、そうだな?」
『でもマスターもおかしいですよね?最後の動きとか見えませんでしたよ。』
「ああ、あれは気で体を強化したんだ。」
『気……魔力みたいなものですね。』
「そういうことだ。魔法はあんまり使う機会は無いと思うけど、刀としてや、電子系のことは期待してるぞ。」
『はいっ!もちろんです。神様特製デバイスを舐めてもらっては困りますからね。』
「ああ、じゃあ、よろしくな。」
『はい、マスター!』
さて、家に帰って寝るか。
次の日。
「我王君は家庭の事情で転校することになりました。突然の事ですが急ぎの用事があるらしいので挨拶も出来なかったらしいです。」
天照が気を利かせてくれたらしい。ありがたいな。
「(あっ、そうだ。フェイトに連絡しとこう。)」
学校だと出来ないから放課後まで待った。
「終わった終わった……。」
「あっ、乾輝君。今日翠屋に行かない?」
「よし、行くぞ。」
この前食べ損ねたからな。夜に連絡入れてすぐに行けば良いだろ。
「あ、アリサちゃ〜ん!すずかちゃ〜ん!急いで急いでっ!乾輝君がもう行ってるよ!」
「ええ!?は、早いよっ。」
「ちょっと、待ちなさいよ!」
待てるか、俺は早くあのシュークリームとコーヒーが飲みたいんだ。
バスに乗る時間が勿体無いが三人娘と話しでもして待つか……。
「あっ、この前の世界を旅してた時の続きをしてほしいな。」
「気になるのっ!」
「そうね、聞きたいわ。」
「はいはい……。」
まあ、暇にはならないし、いいか。
「じゃあ、この前の続きからな。あれはフランスに行った時だな。」
そこから話したがすぐにバス停に着いた。
「ここまでだ、また今度な?」
「むう……お楽しみはまたなの…。」
「今回も面白かったわね。」
「うん。私も海外に行ってみたいなぁ。」
楽しめたみたいで何よりだ。
「おい、早く来ないと置いてくぞ?」
「にゃっ!ま、待って〜!」
「待ちなさいよ!」
「は、早いよ〜。」
俺は早く食べたいんだよ。
「こんちはー。」
「おや、いらっしゃい。今日は1人かい?」
「いえ、後ろから来てますよ。」
「は、早いよ…。」
「何で早歩きに走って追い付けないの…。」
「私でも追い付けないなんて…。」
「……いつもながら規格外だねぇ。」
「酷い言いようですね。」
「いやいや、仕方ないと思うよ?俺達よりも動けるんだし。」
「そうですか?まあ、とりあえずシュークリームとコーヒーで。」
「はいはい。なのは達はどうする?」
「あたしは紅茶とシュークリームです。」
「私もそれでお願いします。」
「なのはもーっ!」
「うん、わかったよ。それでは、適当な所に座って待って居てください。」
久し振りだから楽しみだな。
なのは達と雑談して居ると注文した物を美由希さんが運んで来てくれた。
「は〜い、どうぞ。」
「どうも。」
「あっ、ありがとうございます。」
「ありがとうございます。美由希さん。」
「ありがとうっ、お姉ちゃん!」
受け取った後は黙々とシュークリームとコーヒーを堪能した。
フェイト、もしかしたら連絡するの結構遅くなるかもしれない。
そして、食べ終わったら7時を過ぎていた……。馬鹿な…。
「……………そろそろ、帰るか。」
いつの間にか三人娘は居なくなってるし、薄情な…。俺が言えた義理じゃねぇけど。
「それじゃ、帰ります。勘定ここに置いときますね。」
「ああ、また来てくれよ。」
「はい、必ず来ますよ。」
ここのは他の店とは比べられないくらい美味いしな。
その後に店を出て近くの公園に行ってフェイトに連絡した。
『もしもし?』
「もしもし、乾輝だ。準備出来たぞ。」
『あっ、うん!ちょっと待ってて行くから!』
「ああ、わかった。」
そう言って連絡を切った。
「………さて、何をするか。」
『空中投影で何か見ますか?』
「ん〜、そうだな。そうしよう。」
黒凪にそう言われた。ちなみに今は騎士剣じゃなくて刀の時の姿でぶら下がっている。
そうだな。まあ、暇だしそれでいいか。
その後1時間程黒凪と動画を見ていた。…結構笑ってたけど大丈夫だよな?
「カッ、カワキッ!おまたせ、遅れてごめんね!?」
「ああ、待ったけど大丈夫だぞ。」
「そ、そう?良かったぁ…。」
「んで、隣のあんたは?」
「ああ、私はアルフって言うんだ。フェイトの使い魔だよ。アルフって呼んでくれよ。あんたがフェイトがよく言ってるカワキかい?」
「多分そうだろ?知ってるだろうが俺は基護 乾輝だ。」
「ああ、知ってるよ。フェイトが世話になったね。」
「いや、いいんだ。気にするな。」
やっとフェイトが来たが、アルフも一緒か。まあ、帰省?だから当たり前か。
「カ、カワキッ!」
「ん?どうした?」
「そ、その、この服どうかな?」
と言ってクルッと回った。………これはまさか。
『感想ですよ。モテモテですね?』
『あんたも隅に置けないねぇ。』
などと黒凪とアルフが念話で伝えてきた。
……え?やっぱり言わなきゃダメなのか?
「ううぅ……。」
やばい、涙目になってきたぞ。……いや、しかしこれはこれで…。
『マスター!?』
はっ!?あ、危ない危ない。
「あ、ああ、似合ってるぞ。可愛いな?」
「そ、そう?そっかぁ…ふふっ♪」
………セーフ…。
これでめんどくせぇことは回避出来たな。
『好感度うなぎ登りですね。マスターの計画的にはアウト寄りかと。』
うるさい…。
「あ〜、フェイト?そろそろ案内して欲しいんだけど?」
「あっ!うん、ちょっと待っててね!」
そこから何か滅茶苦茶長い数字やら何やらをぶつぶつ言い始めた。………転送魔法って便利かと思ったけどめんどくせぇな、全力で走った方がいいかもしれないな。
「開け、いざないの扉。時の庭園、テスタロッサの主のもとへ」
おっ、やっと終わった。
そして俺達は光に包まれた。
「ん……?ここは…。」
空気の流れが違う、転送できたのか?
「着いたよ。こっちだから来て。」
「ん、おう。」
そこからは機械的というかなんとも言えない景色が続いた。…………この景色、飽きてきた。
「ここがお母さんの居る所だよ。扉の向こうに居るから。」
「ああ、わかった。」
「それじゃ、待ってるね?」
「私も待ってるよ。」
「あ?フェイトとアルフは来ないのか?」
「え?でも…。」
「ん?なんでさ?」
「いいから来い。」
初対面の人は緊張するんだよ…。
そう言ってフェイトとアルフの手を掴んだ。
「わっ……!……………カワキが手を握ってくれた…。」
「大胆だねぇ。」
「なんだ?」
「ううん!なんでもないよ!」
「お、おう、そうか…。」
なんだったんだ?まあいい、気にしても無駄だろ。
扉がでかいな…。
「おっ邪魔しまーす。」
あっ、ノックとかした方が良かったか?
「ただいまっ!」
「戻ったよ。」
フェイトがやけに元気なんだが…。
「あら、おかえりなs…んんっ、どうして帰ってきたの?ジュエルシードは?隣の男は誰?」
「え、えっと、その…。」
「まずは自己紹介だろ?俺は基護 乾輝だ。」
「…プレシア・テスタロッサよ。」
「ああ、知ってる。俺はあんたと交渉するためにここに来たんだからな。」
「交渉…?何かしら?」
「まあ、簡潔に言うと俺はあんたの最終的な目的は知ってる。」
「!?……そう、フェイト、アルフ、少し他の部屋に行ってきなさい。」
「は、はい。」
「?わかったよ。」
そしてフェイトが出て行った。
ここからが正念場か?
「…それで?あなたはどこまで知ってるのかしら?」
「全部だ。フェイトの事もアリシアの事もあんたの事もな。」
「……………交渉とは何かしら?」
「警戒するな。俺は協力者として交渉するんだ。
じゃなきゃここで殺してる。」
「殺す…?出来るのかしら?」
「これからあんたが息をするよりも先に殺せる。」
「そんなn「これでどうだ?」!?」
後ろに移動して刀を首に当てたが…逆に警戒させたか…?
「……本当のようね。」
「俺は基本嘘を言わないからな。」
「……基本、ね。」
「嘘くらい誰でもあるんだ。いいだろ?」
「そうね…で、あなたは何の交渉をするつもり?」
そりゃ、もちろん。
「あんたらの罪を俺が被る。……いや、正確には俺の違う顔で被るだな。」
面だから顔って言っても間違いじゃないだろ。
「罪を被るって……。それに違う顔…?」
「ああ、俺の世界では俺はこの面を被って白面と名乗っている。」
そう言って狐の面を見せた。
「ハクメン……。」
「これなら顔がバレなければ大丈夫だ。」
「……でも何であなたが罪を被るなんて…。」
「いいんだよ。俺は面白ければそれでいい。」
「面白そうって…イカレてるのかしら?」
「そんなことはないと思うけどな?」
「………まあいいわ。協力の件お願いするわ。あなたは何を手伝ってくれるのかしら?」
「アルハザードに行ってアリシアの蘇生、並びにあんたの病の治療だ。」
「……ふざけてるの?」
「ふざけてなんかない。本気だ、よく言うだろ?家族は一緒の方が良いって。」
「あなたには?」
「肉親は居ないな。保護者代わりが居るだけだ。」
親と言うよりも妹みたいなのと師匠なのが。
「……………そう。わかったわ、それでお願い。」
「ああ、了解。フェイトのジュエルシード集めの邪魔はしないから安心しろ。
……それとあんたもフェイトに対しての態度何とかしたらどうだ?今はまだだけどその内嫌われるぞ?」
「うっ……うるさいわね。…………そう言うあなたこそフェイトとどんな関係なのかしら?」
………プレシアさん、目が笑ってないぜ?
「どんな関係なの?部屋に入った時にフェイトとアルフと手を繋いでたようだし、アルフはそうでもないみたいだけど。フェイトの方はとても嬉しそうな顔をしてたわよ?」
黒凪!ヘルプ!
『マスター、無理です。』
薄情者め……!?
「いや、あの、ご飯を作ってあげただけですよ?はい。」
「本当にそれだけかしら……?」
「イエス、マム。」
「怪しいわね。……………まあ、いいわ。」
よしっ…。危なかった。
「………でも、今日はフェイトとアルフとでご飯を食べようかしら…。」
やっぱり、根は良い人みたいだな。
「フェイト、アルフ!もう戻ってきていいぞ!」
「うん。わかった〜!」
「もう終わったのかい?」
俺はフェイトとアルフが戻って来てすぐに。
「2人共、俺は白面として次元犯罪者になる。だから、俺が白面ってことは内緒な?」
「!?じ、次元犯罪者ってどういうこと!?なんでカワキがそうなるの!?」
「なんだって!?どういうことだい!」
「まあ、俺にも考えがあるからこその提案だ。
それに白面だってバレなきゃ基護 乾輝としては普通の生活を送れるしな。」
「それでもっ!」
「フェイト、これ以上話してもどうしようもないだろ?ここは俺が言ったことなんだ。俺が何とかするから。な?
アルフも、納得してくれ。」
「うぅ……わかったよ。そこまで言うなら…。
でもあんまり無茶とかしたらダメだよ?」
「わかってる。そんなに無理はするつもりはないさ。」
「ならいいけど……。」
「アルフは?」
「フェイトが全部言ってくれたからいいよ。」
「そうか。じゃあ、この話は終わりだ。俺は帰るぞ。」
「あ、じゃあ私が送ってくよ?」
「ああ、悪いな。頼む。」
そう話していると。
「あなた達、ご飯作るから残って待ってなさい。」
と言ってきた。
飯か、そういえば晩飯の材料買ってないし、シュークリームしか食ってないから、丁度いいか。
「わかりました。お言葉に甘えます。」
「え…?う、うんっ。部屋で待ってるね。」
「……どういう風の吹き回しだい?」
知り合いだと桃子さん以外の飯をあんまり食ったことは無かったからな、楽しみだ。
まあ、待ってる間は2人と話しでもしとけばいいだろ。
「なあ、プレシアさんって料理上手いのか?」
「うんっ。とっても上手で美味しいよ!」
「まあ、美味いね。」
「そうか…、なら楽しみだな。」
「カワキはご飯食べるの好きなの?」
「ああ、至福の時間と言ってもいいな。」
「……料理って出来た方がいいかな?」
「ん、まあ、そっちの方がいいな。美味いもん食えるなら大歓迎だ。」
「……………今度お母さんに教えてもらわなくちゃっ。」
ふんふん、フェイトは料理を覚えるつもりか。楽しみだな。
「ご飯出来たからいらっしゃい。」
「は〜い!」
「わかったよ。」
「わかりました。」
見せてもらおうか。プレシア・テスタロッサの腕前とやらを!
まずは1口!
パクッ…モグモグモグ………
こ、これは…!
「美味いっ!!」
「美味し〜い!」
「美味いねっ!」
「あら、そう?ずっと料理してなかったけど腕が落ちてなくて安心したわ。」
「美味いですよプレシアさん!桃子さんとはまた違った美味しさがまたいいですね。」
「その、モモコさん?がわからないけど、美味しいなら良かったわ。」
「はい。今度桃子さんの所のシュークリームお土産で持ってきます。」
「ほんとっ!楽しみ!」
「フェイトは甘いものが好きだからねぇ。」
「本当に楽しみね、どれほどかしら。」
ふむ、今度必ず持ってこよう。
いつくらいがいいかな。
「ふぅ、それでは、そろそろ帰ります。
時間も時間ですから。」
「そう?なら、私が送るわ。フェイト、彼を連れてくる時の座標を見せてくれる?」
「あ、うんっ。」
「ありがとね。それじゃあ送るわよ。」
「お願いします。」
「今日はありがとう、カワキ。」
「今日は楽しかったよ。」
「ああ、またな。」
それからプレシアさんに送ってもらってさっさと寝た。
プレシアさんの飯美味かったな〜。
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