転生した男の自堕落な生活   作:健夜ん

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#7:自分の力が大きいのも意外とめんどくせぇ

 

side 乾輝

 

 

 

あれから数日経ってアリサがなのはと喧嘩した。

まあ、理由としてはテンプレな悩みを打ち明けてくれない、聞いても教えてくれない、etcetc………

相談されてもめんどくさそうだったからすぐに家に帰った。

が………。

 

「え、えっと……そ、相談したいんだけど…いいかしら?」

 

「ご、ごめんね?乾輝君。」

 

どうしてこうなった?

まさか家に押しかけられるとは予想外だぞ!?

 

「そ、それで、なのはとどうやったら仲直り出来るかなぁって…。」

 

「乾輝君って色んな経験ありそうだったからつい…。」

 

「いや、まあ、それはいいけど。」

 

やったことあるし。

まあ、ここは……。

 

「本人が言ってくれるまで待っとけばいいだろ?」

 

「えっ!?な、なんでよ?」

 

「いや、ほら、アリサやすずかにだって聞かれたくないこととかあるだろ?」

 

「う……。」

 

「そ、それはまあ…。」

 

「だろ?だから待っとくんだよ。」

 

子供の喧嘩とかならこの場合はこれでいいだろ。

 

「……わかったわ。待ってみる。」

 

「うん。私もそうするね。」

 

「ああ。…まあ、早く帰っとけよ?最近物騒みたいだからな?」

 

主にジュエルシードが。

 

「そうね…。じゃあ迎えを呼ぶわね。すずかはどうするの?」

 

「ん〜……アリサちゃんのと一緒に帰るよ。」

 

「ん、わかったわ。」

 

これで、一応解決だな。

そう思ってアリサ達が帰って晩飯も食べた頃に大きめの魔力の奔流を感じた。

 

「あれ?今日のはやけに大きいな?」

 

『マスター!ジュエルシードの暴走です!』

 

「は?あ〜……思い出した。なのはとフェイトのデバイスが壊れる日だったっけ?」

 

はあ……じゃあ、まあ、食後の運動でもしますか。

 

 

 

 

「ほ〜っ。そこそこだな。」

 

『そこそこって…マスターはおかしいです。』

 

否定はしない。

俺はセットアップと仮面を着けてすぐに来た。

おっ、フェイトとなのは発見。

 

「デバイスもう壊れてんじゃねぇか……。」

 

やれやれ……。

そしてジュエルシードの近くへ行きジュエルシードを掻っ攫った。

 

「ちょっと借りるぞ。」

 

「えっ!?」

 

フェイトが驚いてるけど無視無視。

さて、暴走ってのは厄介だが……確か原作だと魔力で抑え込んで封印したんだったっけ?

真似してみるか。

 

「50%くらいか?」

 

キィンッ!って音がしたと思ったらなんか封印というか微妙なのが出来た。

なにこれ?

 

「なぁ、黒凪、これどういうこと?」

 

『……ました。』

 

「あん?」

 

『マスターの膨大な魔力を受けて願望機としての正常に機能するようになりましたっ!!』

 

うっそマジで?

 

『マジです!』

 

「うわ、めんどくせぇ、これどうしよう。俺が持ってた方がいいのか?」

 

『取られる危険性を考えるならば持ってた方がいいかと。』

 

「あ〜、わかった。んじゃ、収納しといてくれ。」

 

『わかりました。』

 

とりあえず終わりはしたが………。

ふむ……俺の周囲の地面はボロボロ、なのはとユーノ、フェイトとアルフも気絶。

 

「…………黒凪、転送魔法ってすぐ使えるか?」

 

『少し時間があれば可能です。』

 

「んじゃ、準備出来たら教えてくれ。全員自分の家に転送してやってくれ。」

 

『このまま放置も出来ませんしね、わかりました。』

 

「ああ、悪いな。」

 

そう言って黙ったが……暇だな。

ジュエルシードを眺めてみたが暴走してた時よりも色は透明感のある色をしてるんだな。

こっちの方が綺麗で好きだな。

 

「それにしても、ジュエルシードは意思とかあるのか?」

 

そう言った瞬間にジュエルシードが少し光った。

と言うことはあるんだな。

 

「これから質問するけどいいか?「はい」なら1回、「いいえ」なら2回光ってくれ、いいか?」

 

すると1度光った。やっぱり、あるんだな。

 

「お前達ジュエルシードは昔に性能か何かを改悪されたのか?」

 

2度光った。どういうことだ?

 

「……今はわかんねぇな。」

 

『マスター、準備が完了しました。』

 

「ああ、んじゃ、頼む。」

 

『はい。』

 

そして俺以外が光ってから光が消えた後には誰も残っていなかった。

 

「さて、帰るか。」

 

 

 

 

その翌日。

 

「うん。今日もなかなかの美味く出来た。」

 

『マスターは料理人でも目指すんですか?』

 

「いや、まあ、それもありだとは思うけどな?やっぱり自由に生きたいって言うのが本音だな。」

 

『相棒はめんどくさがりだからな。』

 

『乾輝はどうせ働くくらいなら翠屋のシュークリームを食べたいと思ってるんだろ?』

 

なぜバレたし。

 

「い、いやいや、そんな事は無いぞ?俺だって生活のためには金が必要だし、働かねぇとってのは考えてるぞ?」

 

『傭兵か何でも屋とかしてそうですよね。』

 

「…………何でこうもお前らは考えが読めるんだよ……。」

 

『普通の会話の時は割と単純ですしね。』

 

『俺達は長く一緒にいるからな。』

 

『それにわかりやすいというのもあるだろうな。』

 

そうだったのか……。

 

「ま、まあ、そんなことは後で考えれば良いんだよ!金だって天照が一生困らない額でくれたし…。」

 

『そしてニートになるんですね?』

 

「ならねぇよっ!?」

 

全く…最初の頃はマスターマスター言ってたのに…、何処に行ったんだよ…。変わんの早すぎるだろ……。

 

『主に俺達が変えたな。』

 

『ああ、乾輝が寝ている間に乾輝の事を吹き込んでやったんだ。』

 

「お前らかあぁぁ!?」

 

この二天龍何してくれやがる!?

 

「……あ?何か、空に気が増えたな。

………アースラか。じゃあ、今日にでもクロノ・ハラオウンの介入があるのか。」

 

ジュエルシードの反応はあっても無視してたんだが……やることやるか。

 

「黒凪、セットアップ。」

 

『セットアップ』

 

さて、脅すか。

 

 

 

 

「おっ、なのはとフェイト発見。ついでにクロノ・ハラオウンも出てきたか。」

 

先制するか。

 

「そこまでだ!こちらは時空管理きょk!?誰だ!!」

 

「防がれたか、そこそこやるな。」

 

「お前は誰だ!いきなり攻撃してたが、どういうつもりだ!?公務執行妨害だぞ!?」

 

「うるせぇ、ちゃんと答えてやるから静かにしろ。まず俺は白面と呼ばれている。攻撃したのはこっちにも都合が悪いんだ。

おい、そっちの金髪の子。さっさと行け。」

 

「あっ、ありがとうっ!」

 

「はいはい。んで?そっちはどうするんだ?」

 

「決まっているだろ。お前を捕まえるんだ!」

 

あ、やっぱり?でも、力の差ってのを考えねぇと。

 

「捕まえられるのか?もしお前が俺を捕まえようとするんだったら、俺はお前らの乗り物を修理出来ない様にぶっ壊す。」

 

「お前にそんなことが出来る訳っ………!?」

 

え?そんな反応されんの?少しだけ魔力を解放しただけなんだけどな。そんなに魔力が上がってたのか……。

 

「そ、そんな……こんなの、人の持てる量じゃないよ……。」

 

「そ、そうなの!?」

 

フェレット……マジかよ、人外にガッツリ入ってんじゃねぇか。

 

「………んで、どうするんだ?」

 

「くっ……!しかし、ここで引く訳にはっ!」

 

いや、引いてくれよ。

 

「これでもまだ、全魔力を解放してないんだけど?」

 

「なにっ!?」

 

「そろそろ、いい加減にして欲しいんだが?」

 

すると目の前に液晶が出てきて緑色の髪をした女性が出てきた。つまり、この人がリンディ・ハラオウンか。

 

『初めまして、私はリンディ・ハラオウンです。

突然ですいませんが、話を聞いて貰えますか?』

 

「母さん!?」

 

「やっと話の出来る相手が出てきたか……。」

 

『ごめんなさいね。こちらにも準備があったので。』

 

「いや、いい。話とは?」

 

『その前にこちらの艦に来てくださると嬉しいんですが。』

 

「却下だ。デメリットしかない。」

 

『でしょうね。では、ここで言います。私達と共にジュエルシードの回収を手伝ってくれませんか?』

 

「それも却下だ。俺にも叶えたいことが一応あるからな。」

 

『なっ!?し、しかし、それはロストロギアで願いを歪んだ形で叶えるんですよ!?』

 

「それを言ったら俺がロストロギア級だしな。

それに俺ならジュエルシードを元に戻せる。」

 

「元に戻す!?どういう意味!?ジュエルシードは元からそうなってたはずじゃなかったの!?」

 

おう、水を指すなよ。まあいい。

 

「違うな、作られてから改悪されたんだ。」

 

「でも、どうして改悪されたってわかるのさ!」

 

「ああ、そりゃジュエルシードが教えてくれたからな?」

 

「ジュエルシードに意識があるの!?大発見だ…!」

 

「あ〜……そろそろ行っていいか?」

 

『ダメに決まってるでしょう?クロノ執務官、何とかして彼をつかまえてください。』

 

ですよねぇ。でも捕まる訳にはいかないな。

 

「んじゃ、さいなら。」

 

「なっ!待て!?」

 

追い付けない方が悪いんだよ。

めんどくせぇから気を解放して逃げた。

 

 

 

 

次の日、フェイトからのお誘いがあって10時に家に来るらしい。もっと早めに言って欲しかったんだがな……。

まあいいか。今は8時過ぎだから翠屋にでも行ってシュークリームでも買ってくるか。

そんなことを考えながら着替えて家を出た。

 

 

 

 

「むむむっ……!」

 

「むう〜っ!」

 

今俺は何故か翠屋でなのはとフェイトに挟まれて両側から腕を掴まれている…。

さっきまでシュークリームを買いに来てから、待っている間にコーヒーを飲んでたはずだった。

最初は桃子さんにシュークリームを注文してからコーヒーを飲んで待っていた。そしたらなのはが来て丁度いいと思って話しをしているとフェイトが店に入って来て俺を俺を見つけた。

そしたらこうなったんだ。

……さっぱりわかんねぇ。

 

「乾輝君!この子とはいつ知り合ったの!?」

 

「そうだよカワキ!いつの間に知り合ってたの!?」

 

『黒凪っ!助けてくれ!?』

 

『私にも無理です。頑張ってください、マスター。』

 

こ、こいつは……!?

 

「い、いや…あのな。なのはとは幼馴染みみたいなもんで。フェイトとは友達でなぁ。」

 

「へぇ……そうなんだぁ?」

 

「ふ〜ん…そうなの?」

 

『天照っ!天照ぅっ!!』

 

『わわっ!?な、なんですか!?お、お金が足りなくなりましたか!?』

 

『違う違う!相談だ!』

 

『そ、相談?じゃあ私に任せてください!お母さんですからねっ!』

 

『それじゃあ、好意を寄せられている相手2人に挟まれたらどうしたらいい!?』

 

『…………はい?』

 

『だから!好意を寄せられてる相手2人に挟まれたらどうしたらいいんだ!』

 

『likeですか?』

 

『知るかぁっ!そんなん考える暇もねぇよ!』

 

『でも多分……いえ、まあ、いいでしょう。では、頑張ってくださ〜いっ!』

 

『えっ、ちょっ!?まっ、お母さ〜ん!?』

 

しまった、ついお母さんって言ってしまった……。

そんなことよりもだ。

 

「え、えっと……2人は何か…その、してほしいのか?」

 

「えっ、えっと〜……。」

 

「それは…その……。」

 

「乾輝君く〜ん、シュークリーム出来たわよ〜。」

 

桃子さんっ!あなたは救世主ですか!!

 

「あっ、お取り込み中みたいだから後でまた来るわね〜♪」

 

なん…だと……。

 

「ちょっ、桃子さ〜ん!?」

 

「ねぇ、カワキ。出来たんなら早く行こうよ。一緒にっ!」

 

「にゃ!?一緒にってどういうことなの!?乾輝君!!」

 

「いや、あの……。」

 

「ふっふ〜んっ、今日はカワキの家に泊まるんだよっ。」

 

「えっ?」

 

いや、聞いてないんだが?

まあ、一人暮らしだから別にいいけど。

 

「そうなの!?ず、ずるい!」

 

「ふふふふっ………!」

 

「それよりもそろそろ離してはくれn「「ダメッ!!」」はい……。」

 

「な、なら……お母さん!今日乾輝君の家に泊まりに行ってもいい!?」

 

「なっ!?」

 

「あらあら、いいわよ〜。」

 

「やったぁ!」

 

「む〜……。」

 

トントン拍子で進んでくが……俺の意志は?

 

『『『ドンマイ(です)。』』』

 

2体と1機の優しさが染みる…………。

話し合いの結果、土曜日に家に2人共泊まることになりました………。

……食材とか買っとくかなぁ。はぁ…。

 

 

 

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