とある反則の能力窃盗者   作:林檎

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……またも更新遅くなってすみません。

えっと、今回も面白くないかもです。

もうすぐ原作!

てか、早く原作書きたい……泣


Episode.11 高校入学

 

 

 

 

 

ピピピピピピピピ

 

携帯で設定したアラームが俺の部屋に鳴り響く。

この部屋は俺が三年間、柵川中学の寮にある部屋ではない。

この部屋は第七学区にあるとある高校の寮だ。

俺は目覚ましを止めようと何回か携帯を布団の中から探したが何回か空振り、4回目くらいで携帯を取る。

アラームを止め、布団からゆっくり出てくる。

 

「……ふわぁ~。」

 

まだ眠気が込み上げてくる。

それをぐっと押さえて洗面所に行き、顔を洗う。

洗い終えたらトースターにパンをセットする。

その間にクローゼットを開ける。

その中には透明な袋に入ったままの制服が入っている。

俺が行く高校の制服だ。

見た目からしてまだ一回も着ていない。いや、ホントに一回も着ていない。

俺は透明なビニールを剥ぎ取り、それをゴミ箱に捨てたら制服に着替え始める。

着替えた後にパンが焼けたみたいなので取り出し、バターを塗り、口にくわえる。

 

「今日から高校生か……。」

 

そう。もう高校生なのだ。

俺は偏差値も高くない学校に行くことを決めた。

理由はいたって簡単だ。吹寄が行くからだ。そんでもって簡単だから。楽だから。

先生には『お前の学力と能力があれば長点上機学園も簡単に狙えるんだぞ!?』

とか言われたけど、友達が一人もいない学校行ってどうする?

俺が学校行く目的はみなさんよく知ってるだろ?

ま、先生には言ったことないけど……。

 

「って、こんな時間か。バスに遅れるな……。」

 

俺は急いで学校に行くため部屋のカギをかけ、靴を履きテレポートで部屋を出た。

パンを無理やり口の中に押し込み、飲み込む。一瞬、咽かけるが押さえる。

そして、バスの停留所に到着するもまだ数分余裕があったみたいだ。

 

「見つけられなかったなー……。」

 

一応、目標として『中学卒業までに涼音を見つける。』と掲げていたが、見つけるどころか手がかり一つ探し当てる事ができなかった。

生きてるのかもわからない。

 

「はぁ……。」

 

つい、ため息を漏らしてしまう。

すると、後ろから声をかけられる。

 

「朝から何溜息ついてるのよ?」

 

俺が振り返ると、そこには吹寄がいた。

なんだか最近また胸が大きくなったみたいで肩がよくこりやすくなってるらしい。肩を揉めとよく頼まれる。はっきり言って、男子にそれを頼むか?普通?

動揺してしまうが、実際吹寄には何故か最近逆らえなくなった気がする。

 

「まぁ……、涼音のこと考えててな……。」

 

「そうね……。風紀委員(ジャッジメント)では何かつかめた?」

 

「全然だ。掴むどころか遠ざかっていく気がするんだ。」

 

「……そっか。」

 

吹寄は友達や噂が集まるサイトなどをチェックしてもらってる。

だが、いつまでたっても涼音のすの字すら見えてこない。

 

「……あれこれ悔やんでても仕方がないわ。できるだけのことはしましょ。」

 

「そうだな……。」

 

もう、俺は高校生だ。

あの日からいくつもの時間が流れた。

それでも、涼音はどこにいるのかわからない。

それに涼音が生きてるのならなぜ会いに来ないのかがわからない。

俺に会いたくないのか……?

 

「バスが来たわよ。」

 

「お、ホントだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスが目的の停留所に到着して数分、長い坂を上るとこれまた長い階段がある学校に到着する。

これがこれから通う俺の高校だ。名前は……なんだっけ?

 

「今回は一緒のクラスがいいな。」

 

「そうね。中学校は一回もなかったからね。」

 

俺と吹寄は掲示板の方に向かう。

時間の関係なのか、大勢の新入生、つまり俺たちの同級生が掲示板の前に集まっていた。

 

「うわ……。見えねぇ……。」

 

「北里。能力で何とかならない?」

 

「なるけど……。むやみに能力は使っちゃダメなんだぜ?」

 

「いいから使いなさいよ。」

 

「へいへい……。」

 

俺は透視能力(クレヤボンヤス)を使い、掲示板に貼っているクラス分けの紙を見る。

 

「お、一緒のクラスだぞ?」

 

俺の視界には1年7組の場所に俺と吹寄の名前を確認した。

 

「ホント?」

 

「嘘を言ってどうする?」

 

「よかったわ。これでいちいち別のクラス行かなくても勉強教えてもらえるわ。」

 

……俺は吹寄さんの専属の教師ですか?

 

 

 

 

 

 

掲示板を見た後、俺たちは早速1年7組の教室に移動した。

 

「高校って言っても中学とはあんまり設備は変わんないわね。」

 

「まぁ、三流学校だからな。学園都市だってそんなバカが集まる学校に金はかけれねーよって事だろ。」

 

「遠まわしで私をバカって言いたいの?」

 

「まぁ、そう言うことだな。」

 

ゴンッ

 

「そげぶっ!」

 

吹寄さんの頭突きが俺の頭を叩きつけました。

はい。痛いです。

急にクラスメートが頭突きされてるのを見て周りの人たちは少しざわめきを起こす。

ま、仕方ないけどね。

 

「痛ってぇ……。」

 

「ふんっ!」

 

そっぽを向いて席についてしまう吹寄。

別にホントのことを言っただけじゃないか。

すると、教室のドアがガラガラと音を立てて開く。しかし、俺の場所からでは人の姿は確認できなかった。

……?

 

「はーい!みんな席についてくださーい!」

 

何処からともなくとてつもないロリ声が聞こえてくる。

声のする方向を見てみると誰もいない。

教室に再びざわめきが起きる。

 

「……ん?」

 

教卓の方をよく見るとちょっとだけ小さな頭が見える。

すると何かに乗ったのか、顔まで見える。

……小学生だろ?

 

「えーっと、今日からここの担任をします月詠小萌です~。みなさんよろしくです~。」

 

……先生?

あぁ……あれか……なんか黒い服を着たお兄さんたちに謎の薬品を飲まされたんだね。

そうに違いない。体は子供なんだね。頭脳は大人なんだね。

そんなくだらない事を考えてると色々な場所からヒソヒソと声が聞こえる。

 

「しょ、小学生……?」

 

「あれって学園都市の七不思議の人じゃない?」

 

「完全にワイの好みや……!」

 

「ちょ、マジで……?」

 

……一人変な奴がいるみたいだ。

 

「はーい!さっさと席につきやがれですよ~!」

 

その一言でみんなは不思議ながらも席に着き始める。

俺も席に着く。残念ながら吹寄とは席は離れている。

 

「じゃぁ、出席取りますね~。赤沢ちゃーん。」

 

色々とツッコミたいことはあるけど、ここはあえて流そう。

それにしても俺の前の席は居ない。

入学式当日に遅刻とか欠席は目立つぞ~。

 

「上条ちゃーん。……あれ?上条ちゃんはお休みですか~?」

 

どうやらその『上条』って奴は俺の前の席の奴みたいだ。

すると、教室のドアが勢いよく開く。

 

「セーフ!?」

 

「アウトですー。上条ちゃん遅刻1っと……。」

 

そういいながら笑顔で出席簿に書き込む月詠先生。

 

「ふ、不幸だーー!!」

 

うん。不幸だね。

全力で叫んだあと上条君は席に向かってくる。

すると、なぜか全力でずっこける。

 

「いって………。」

 

どうやらすでに制服のズボンの裾がほつれているみたいだ。

そこに足を引っかけた……。と言うわけだ。

それにしてもホントに不幸だな。

上条君はゆっくり立ち上がりトボトボと席に座る。

そして、大きくため息をつく。

てか、コイツ見てて楽しいな。ホントに面白い。高校生活はいい予感がするぜ。

 

「北里ちゃーん!居ないんですかー!」

 

「あ、は、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は飛び、入学式は終了しました。

いや、入学式のシーン書いてどうすんだ?って話でしょ?

だから飛ばさせてもらいました。

まぁ、内容を説明するとしたら校長先生のありがたいお話を15分程度聞いただけですよ。

そんなの書いてても楽しくねーよって感じだな。てかおい作者。俺にお前の心境を代弁させてるんじゃない。

まぁ、なんだかんだありまして学校は終了。現在吹寄と帰ってる途中です。

 

「それにしてもあの校長何が言いたかったんだろうな。」

 

「まぁ、元気に頑張って勉学やスポーツに励んでください。ってことじゃない?」

 

「なーるー。」

 

くだらない会話をしていると、俺の携帯が鳴りだす。

そして携帯をポケットから取り出し、画面を見て俺はつい声を上げる。

 

「……げっ、白井からだ……。」

 

「白井って風紀委員(ジャッジメント)の?」

 

「そそ。そいやーアイツも今日入学式だって言ってたな。」

 

今の時間帯は昼過ぎくらいだ。

どうやらあちらも終わったみたいでどうせ『今からパトロール行きますわよ!』とか言うんだろうな。

俺は携帯を取り出し、電話に出る。

 

「もしもしー?何の御用なりかー?」

 

『ふざけないでくださいまし。』

 

「すみませんなりー。で、何の用だ?」

 

『177支部の方に路地裏で不良が女性一人を囲んでる。と言う通報がありましたの。今私は手が離せないので北里さん。行ってくださってもよろしいでしょうか?』

 

「いいけどよ。どこの路地裏だよ?」

 

『電話の後に必要な情報は送信しますわ。』

 

「はーい。」

 

俺が電話を切ると、数秒後にメールで場所と囲まれてる女性の特徴。不良たちの人数など事細かに書いたものが送られてきた。

 

「うへー。10人だってよ。」

 

「また仕事?」

 

「おう。わりぃな。今日肉じゃが作ってやるから許してくれ。」

 

「いいわよ。別に怒ってる訳でもないし、困ってる人がいるなら助けないとね。」

 

ここ最近、よく吹寄の家でご飯を作って食べて帰る。という作業が日常的になってきた俺。

でも、同じ年で異性でしかも、美人さんの吹寄さんの家に何気なく入ってる俺はなんなのだろうか?

仕方ないだろ?吹寄はしかっりしてるようでしてないんだ。

俺が放置すればきっとこいつはよくわからない健康食品ばかりを食べることになるだろう。

 

「じゃあ、気を付けて帰れよ!ついでに今日セールがあるからその辺もよろしく!!」

 

「はいはい……。」

 

俺はそう言い残し、カバンから風紀委員(ジャッジメント)の腕章を出し、取り付けてテレポートで現場に向かう。

現場まで時間があるし、ここで俺が節約をしないといけない理由を話そうかな。

俺はレベル5でありながら学園都市から奨学金を一銭も貰ってない。

理由は色々ある。まず一つ目。俺ははっきり言って現在学園都市の敵、と言ってもいいだろう。

いや、自分で勝手にそう思ってるだけで学園都市の方は全く気にしていないだろう。

簡単に言うと、俺のプライドの問題で敵に金をもらって生活できるか!!!ってこと。

んで二つ目は、博士が残した研究費だ。

どうやって手に入れたかは知らないが、あのカエル顔の先生が手に入れ、俺に渡してきたのだ。

その研究費も結構あるのだが……。

やはり、学費を含め生活費、寮の家賃まであると来た。

贅沢してたら一瞬で消えちまう。

だから電気代や水道代、ガス代は俺の能力でできるだけ浮かしてる。

それでもやはり、食費だけは削れないですからね。できるだけ安く買いたいのですよ。

一応、俺は置き去りだから1年に一回くらいはお金が入ってくるんだけど、それも多いとはお世辞でも言えない。

それもやはりレベル5だからという理由で……。

吹寄は奨学金をもらえばいいじゃないと言うが、俺のプライドが許せん!とか言って色々と後悔する面も多々ある。

おっと、何だかんだ話してる内に到着だな。

 

「うっわー。ホントに囲まれてるよ。」

 

高校2年生か3年生くらいの輩10人に囲まれている少女が一人ちらりと見える。

それにしてもあの女子の来ている制服は……確か常盤台中学じゃなかったっけ?

常盤台っつーのは語尾に『~ですの』とかつけてるツインテールのひんぬーの子が行った学校です。

てか、あの学校は入学条件にレベル3以上っていう厳しい条件があるから、あそこの少女もきっとレベル3以上で間違いはないだろう。

じゃぁ、大丈夫じゃないか……?って思うそこの君!残念。逆なのです。危ないのです!

ま、危ないのは絡んでくる方の奴だけどな。

それでも常盤台の人が絡まれるってのは珍しくない。

常盤台はお嬢様が多いからそういう輩に弱いって言うのもあるし、能力で人を傷つけれないという理由もある。

ま、そういう時の為の風紀委員(ジャッジメント)なんだけどね。

 

「おーい。こらぁー。そこで何やってるなりかー?」

 

集団にやる気のない声で、しかもコロ助口調で注意をする。

基本はここでどこかに行くやつもいるけどたまに……

 

「あぁ?」

 

「なんだよ風紀委員(ジャッジメント)かよ」

 

「どうする?」

 

「気にスンナ。一人じゃ何もできやしねーよ。」

 

「そうだ。こっちはこの人数だぜ?」

 

――こう言う馬鹿がいるのだ。

 

「一人で寄ってタカって一人の女の子囲んじゃだめなりよー?」

 

自分で言っててなんだけど、クソウゼェなこれ。

 

「あァ!?なめてんのか!?」

 

「自分の状況見てから言え!!」

 

「コロ助!コロッケ食べるかい?」

 

「wwwwwwwwwwwwwww」

 

その一言で大爆笑する。

何が面白い?お前らの笑いの沸点低すぎだろ。

 

「まぁ、悪いことはいわねぇ。今すぐガキはここから消えな。」

 

リーダー格みたいなやつが目を細めてドスの効いた声で言う。

 

「そのセリフ、そっくりそのままリボンと送料つけて返してやるよ。」

 

「なんだと!?」

 

「おい。待て。こいつはわかってねーんだよ。俺たちの恐ろしさが……!!」

 

恐ろしいって言う言葉を辞書で調べろ。

 

「大体、風紀委員(ジャッジメント)はただの偽善者だろうがよぉぉぉ!!!!」

 

そう言いながら握り拳を高く上げ、俺の顔の方に振り下ろしてくる。

 

「おせーよ。」

 

不良A君が放った握り拳を俺は右にひらりと躱し、左拳で相手の鳩尾をぶん殴る。

ベクトル変換を使い拳の攻撃力を上げたせいか、俺の左拳から約2メートル不良A君は宙に舞った。

 

「な……!?」

 

「まじかよ……!?」

 

俺は少し怯えている不良たちを睨み、言う。

 

「確かに俺は偽善者だよ。周りの風紀委員(ジャッジメント)とは違って正義を語れるほど偉くねぇ。でも、お前らみたいに堂々と悪を語ってるよりかはマシだよ。まだ俺の方がまだ善だからな。」

 

「ひっぃ……!?」

 

「お、思い出した……!!アイツ……!レベル5第0位の反則だ!!!」

 

一人がそう叫ぶと、不良たちは不良Aを抱きかかえどこかに逃げていく。

 

「大丈夫か?」

 

俺はそういいながら後ろを振り向くとブスッとした表情の茶髪の常盤台生が立っていた。

 

「大丈夫も何も……別にあんな奴ら私一人で十分よ。」

 

「あのなぁ?確かにそうだったかもしれねーけど、世の中何があるかわからないんだぜ?」

 

俺は腕章を外し、カバンの中に入れる。

それにしてもなんであの不良どもはこんな子を狙ったのだろうか?

 

「普通、狙うなら巨乳だよね……。」

 

俺は小さくぼそっと呟く。ふと頭の中に吹寄が浮かんできたのはなかったことにしよう。

すると、後ろからバチバチッと言う嫌な音がする。

あっれー?聞こえてたのかな?あはは……。

 

「だ、れ、が、小さいじゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「そんなこと一言も言ってない上になんだよその電力量は!?」

 

俺は思わず、自分の本当の能力の方で能力をかき消す。

 

「……き、消えた?」

 

「し、死ぬかと思った……!」

 

焦った。あと0.4秒反応が遅れてたら真っ黒に焦げてたぜ……。

 

「……この!」

 

また電気が飛んできたので今回は冷静にはじく。

 

「……あれ?」

 

俺は次が来るとめんどくさいのでテレポートで後ろに回り、肩を叩く。

 

「――な!?」

 

裏拳を容赦なくしてくるが、それをひらりと躱しテレポートで間合いを取る。

 

「こっの!!……あれ?能力が……。」

 

「一時間後には戻ってると思うから気にすんなよー!じゃあな、レベル5第三位超電磁砲(レールガン)御坂美琴!」

 

「え……!?ちょ、どういうことなのよ!?待ちなさい!!!」

 

俺はテレポートで緊急脱出する。

え?なんで名前がわかったって?

簡単さ。サイコメトリーだよ。相手の名前を知るくらい簡単さ。

あと、面倒だからついでに能力も奪っといた。

 

「今日は肉じゃがだー!!」

 

意気込んで吹寄の家に行こうと思ったのはいいが……

 

「……アイツ何号室だ?てか、電話繋がんねぇ……。」

 

 

 

 




最後のほうの御坂さんとの絡みが適当ですみません。

御坂ファンの方許してください。

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