オラリオにドラマを求めるのは間違っているだろうか   作:龍神王聖人

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遅くなり申し訳ありません。
また、短いです。


第九話 元凶Ⅳ

 魔物たちの襲撃から、各地で戦闘が始まった。

先程まで行われていたであろう戦闘は各地で戦闘音を響かせ、戦闘の激しさを物語っていた。

 

 

 辺りに魔物たちが渦巻く中、俺は水面を走っていた。

 

 迫り来る魔物たちを俺がこの世界で初めて打った紅刀で斬り捨てていく。

 

ーーーキシャアアア!

 

 烏賊型の魔物が群れを率いて南側に進行しているのが見えた。 

 南側はガーレさんが、一人で抑えていた。しかし、長い間ダンジョンに潜って無いためか、肩で息をしながらも自身のブランクと魔物を相手に戦っていた。

 

 

 

「ガーレさん、助太刀します。」

 

俺は坂を一気に駆け下りると腰にかけていたクナイを魔物たちに投げつけ、魔物たちの額部分に突き刺さり倒れるのを確認するとガーレさんの隣に着地した。

 

「・・・まったくハァ・・・余計な真似をっハァ・・・」

 

相変わらず肩で息をしながらも笑みを漏らしながら答える。しかし、右脇に出血の後が見られその上に左手でそこを抑えていた。

 

「ガーレさん、その傷・・・」

 

「気にするな。古傷が開いただけだ。それより状況は?」

 

「東、西側に被害ででてます。戦っていた冒険者が三名、っとりゃあ!、と同じく村人からもっ、十五人でてます。セヤーーー!」

 

「っ!! そんなにか!?

只でさえ生き残った村人の数が冒険者の数を含めても五十人もいないというのに、その上で十八人も・・・。

いよいよ持って怪しくなって来たようじゃっと!ーーーセイ!

アマツマラ殿のファミリアの冒険者も五人になってしまったか!くそったれ!

オラアァ!」 

 

戦いながらも相変わらず文面上ではまったく女性らしくない口調で会話を続けながら状況を確認していく。

ガーレさんは相手と間合いを取りながら、薙刀で確実に相手の首を取っていく。

俺は紅刀にチャクラを纏わせ真っ二つに切り裂いていく。

 

「・・・北側は?」

 

失った仲間への悲しみを哀愁で表しながらも聞いていなかった場所の様子を問い掛ける。

 

「行ってません。」

 

「・・・そうか。なら、北w「た、大変です、ガーレさん!!」・・・なんだい?」

 

ガーレさんは俺に何か指示を出そうとするとそれを遮るような形でアマツマラ・ファミリアの冒険者が慌てた様子でこちらに駆け込んできた。

 その人の装備はボロボロに焼かれて切り裂かれた服の背中にはステイタスを示す[神聖文字(ヒエログリフ)]が刻まれていることから冒険者だとわかる。それとこの村に現在、冒険者はアマツマラ・ファミリアしか居ないためアマツマラ・ファミリアの団員だとわかる。その人は息を絶え絶えとさせながら、口を開いた。

 

「はぁ、はぁ・・・北側より、・・・飛竜(ワイバーン)の群れが・・・出現しました!」

 

「「飛竜だと!?」」

 

「はい、・・・飛竜が村人を!!っぐはっ・・・」

 

「おい!しっりしろ!どうせくたばるなら北側の状況を、役目を果たしてからくたばりな。」

 

「死にそうな人になんて言葉吐いてるんですか!?ちゃんとポーションを「もう手遅れだ」っ!!そんな・・・」

 

ポーションを団員に渡そうとすると、ガーレさんに手で制された。そしてガーレさんの言葉を聞いてショックを受ける。

 そんな俺の肩に手を置くと「まだ終わってないぞ」と一言呟くと踵を返して、団員に向き直った。

 その人は弱々しくなる口調で口を開いた。

 

「・・・北側は、・・・飛竜の・・・群の・・・襲ぅ撃・・により・・・ぐふっ、はぁ、・・・壊滅、しま、した。・・・ガクッ」

 

「・・・そうか、よく頑張った。ゆっくり休め。」

 

ガーレさんはアマツマラ・ファミリアの団員の一人を看取るとこちらに振り返った。ガーレさんの表情は非情に険しい。

 北側に配置されていた人数は十人前後。壊滅ということはほほ生き残りは期待できない。

 現状としては村人の住人も戦っている今、非戦闘員にも被害が出ている可能性がある。

ガーレさんは一つ頷くと口を開いた。

 

「中央に戻るぞ。非戦闘員を守りながら交戦する」

 

ガーレさんはそういうと踵を返しこの場を放棄し、坂を上って行った。

 

「はい。」

 

俺も返事を返してガーレさんの後を追った。




あまり戦闘してない。

次で始まりの章は最終回の予定です。
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