オラリオにドラマを求めるのは間違っているだろうか   作:龍神王聖人

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お久しぶりです。
いろいろやることが多いのです。
ですが、これにめげずに力ある限り頑張りますので応援よろしくです。


第七話 元凶Ⅱ

 

 

 夜の帳が下りる頃、俺たちは山へ避難していた住民たちの下にたどり着いた。

 山の頂上付近で火を起こし、住民は湖と化した村を見つめ重い空気が流れる中、住民の一人がこちらに気づいた。

 

「利希都!?、無事だったか!」

 

山だった陸地についてから林を抜けると早々に俺たちを出迎えたのは、村に住みついていた天津麻羅(あまつまら)とな乗る女神様だった。

 天津麻羅様はアマツマラ・ファミリアの主神で倭国を代表する鍛冶の神の一人だ。因みに、ファミリアのメンバーの中に家の両親も入っている。

 ファミリアとは、天界で暇を持て余した神々が地上に降りて自らの力を封印して、唯一封印しなかった恩恵(ファルナ)を授ける代わりに眷属(子供)たちに養って貰うために創った組織である。まあ、中には趣味だったり、旅だったり、鍛冶だったりと、ファミリアごとに方針はバラバラであるが。

 アマツマラ様は一昨日まで村を留守にしていたため、一昨日まで居なかった。

 

 そのファミリアの主神を務めているアマツマラ様は心配そうな眼差しでこちらに駆け寄ってきた。後ろには護衛の女性。ファミリアの団長を務める早川鈴鹿(はやかわすずか)さんが護衛としてついていた。しかしその雰囲気はどこか落ち着きがない。

 

「はい。このとおり。それと、お久しぶりですアマツマラ様。

ところでどうかしましたか?鈴鹿さん。やけに落ち着きがないように見えますが。」

 

アマツマラ様に軽く挨拶を済ませると鈴鹿さんに問いを投げかける。

鈴鹿さんはアマツマラ様に目線で問い、アマツマラ様も頷き、話してよいと査定を示した。

 鈴鹿さんは一つ咳払いをすると口を開いた。

 

「ふむ、実はだな、村が海に沈んだ後に魔物が大量に現れたんだ。

各団員に迎撃に向かわせているものの、なかなか数が減らない。団員や生き残った村人にも被害も多少でてしまっておる。

 北側と東側はオラリオ帰りの者もいるからなんとかなっておるし、一番多い南側も元オラリオ三強の一角であったガーレ殿が一人で食い止めておる。しかしながら西側はモンスターが他と比べて少ないから村人たちが必死に戦っておるが、いつ増えるかも分からんうえにいつまで続くかもわからん。それに原因が分からぬ以上手の打ちようもないと言うものだ。

 それにいくらガーレ殿であっても全部を受け止められないらしくてな。ほんの数匹ほど漏れが出ておる。」

 

 

鈴鹿さんは顎に手を当てながら、そう説明をするとこちらに向き直り、ここから本題ですと話しを続ける。

 

「利希都殿。あなたは元凶を突き止めるために港町の栢灯台に向かったと義人殿と冴姫殿に聞きもうした。 

 言いたいことは両親である義人殿たちに任せるとして、いかがだっただろうか?港町や海の様子は。」

 

鈴鹿さんは目線を合わせながら俺に問いた。

 しばらくの沈黙が訪れる。

 俺は言いよどむ。あれを話していいのかどうかを。・・・決してグラマラスな鈴鹿さんの胸が俺と目線をあわせた際に強調された谷間に釘付けになって固まっているわけではないのであしからず。

 まあ、こんなシリアスと無縁で残念な思考を、こんなシリアスな場面でできる時点で俺もきっと残念な部類に入るのだろうけど。

 さて、話を戻して改めて考える。

 今回のこの状況はおそらく最悪の部類になるだろう。

 なぜなら、東西南北からの魔物による襲撃を受け、あまつさえ人手が足りない上に疲労困憊は目に見えている。もし、そこに例の怪物を話したら・・・・・どうなるかは目に見えている。

 疲労困憊の団員や村人たちは絶望するかもしれない。あるものは俺がまだ子供だから信じないかもしれない。

 さまざまな思考の果てに俺は結論を出した。

 

「鈴鹿さん。」

 

「はい。」

 

「実は・・・・・」

 

ーーーーーーグオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

 

俺が事実を話そうとしたその時、辺り一面に怪物の砲口が辺りに響いた。




次回予告・・・・・はしません。面倒臭いので。

やるとしても、その時のノリですね。
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