オラリオにドラマを求めるのは間違っているだろうか   作:龍神王聖人

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なかなか進みませんが、閲覧していただきありがとうございます。

まだまだ頑張れます。


第八話 元凶Ⅲ

 ーーーーーーグオオオオオオオーーー!!

 

「!?・・・まさか、この忌まわしい砲口は!?」

 

 アマツマラ様が忌まわしそうな表情を浮かべて、俺が言おうとしていた怪物の名を口にする。

 

「海の覇王 リヴァイアサン!?」

 

「・・・知っていたんですか?」

 

「いや何、あれだけ大きな砲口を放てるのは奴しかいない。何せ、世界に課せられし世界四大冒険者依頼ーーー通称、グランドクエストの一つに登場する怪物だからな。」

 

 グランドクエスト。

 

 それは太古の昔、ダンジョンを抜け出したとされる膨大な力を蓄えた三体の魔物の討伐を目的とした世界に課せられた冒険者最大の依頼(クエスト)である。

 

 

 

 陸の王者 ヘビーモス

 

 

 

 海の覇者 リヴァイアサン

 

 

 

 隻眼の  黒竜

 

 

 未だにどれ一つとして達成されておらず、この怪物たちが未だにダンジョンではなく、この世界に存在し続けている。

 そして、未だにこの三体の怪物たちの居場所は掴めていないとの噂である。

 

 

 

 「ん?」

 

 ふと違和感を覚えた。

 

 世界四大冒険者依頼(・・・・・・・・・)?

 

 ・・・おかしい。

確か原作では『世界三大冒険者依頼』だった筈。にもかかわらず、『三大』の部分が『四大』に変わっている。

 

「すいません、アマツマラ様。聞き間違いかもしれませんが今、『世界四大冒険者依頼』って言いませんでしたか?」

 

「ふむ、言ったがそれがどうかしたのか?」

 

確かめるように問いかけたが、どうやら聞き間違いではないらしい。

 

「はい、確か、クエストに出てくるモンスターは『陸の王者 ヘビーモス』『海の覇王 リヴァイアサン』『隻眼の黒竜』であってますよね?」

 

「いや、一つ足りないぞ?」

 

アマツマラ様のその言葉にあからさま表情に表れる程に驚愕する。

やはり、聞き間違いでは無いらしい。

 内心で溜め息を吐きながらもしっかり事実を受け止め聞く体制に入る。

 すると、アマツマラ様はその口から、四つ目のクエスト内容を言う。

 

「秘境主 ブルーゲシュペンスト

それが四つ目のクエストの討伐対象だな。

 

 他の三体と比べて情報が豊富でな、もうすぐ討伐されるって噂じゃ。」

 

ゲシュペンスト。確かドイツ語で『妖怪』だった筈。それにブルーは『青』だ。

 これらの情報から恐らく、転生特典として出現した『二尾の又旅』の可能性が出てきた。できればもう少し、情報が欲しいとこだが、

 

「情報ってなんです?」

 

俺がそう聞くと、

 

「それは後で話す。それにどうやらゆっくりと説明してる時間は無さそうだな。」

 

と言った感じで後に流されてしまった。

まあ、当たり前か。大体こんな所でずっと話してられる程時間もないしな。主に魔物たちのせいで悠長に話してもいられない。

 あちこちから湧き出てくる魔物たちが海?湖から襲ってくる。

 

 先ほどの怪物の砲口により、さらに魔物たちの活動が活発化しているのは素人目でも分かるほどだ。

 

 さすがに、この数の魔物たちは相手にでき無いらしく、俺も戦線に立つことにした。

 

「アマツマラ様。この子をお願いします。」

 

「おい!まて!、この小人族(パルゥム)の子はどうした。」

 

「さっき波に呑まれて溺れてたんです。

放っておくとちょっとアレだからな。じゃあ、頼みましたよ。」

 

俺はそういうと魔物たちに向け刀をかまえ、向かうのだった。




次回、ようやく戦闘シーンに入ります。。
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