読んで楽しむデモンズソウル   作:ヨイヤサ・リングマスター

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ストーンファング坑道2

 「せっかくだしこのまま進もう!」

 

 ストーンファング坑道1をクリアしたあと俺は神殿に一旦帰ろうかとも思ったが、どうもこの先に俺を待っているもの気配を感じるのだ。

 

 まだ詳しくはわからないがどうやらここらで俺の武器がついに手に入るかもしれない!

 

 というわけで神殿には帰らずにそのまま進むことにした。

 

 

「俺も武器が欲しいなぁ~」

 

 

 これまでずっと素手だったのも、俺の力に耐え切れる武器がなかったからなんだ。

 

 だから仕方なく素手で戦ってきただけで武器が嫌いというわけではないのだ。

 

 

 並大抵の武器では俺の力に耐え切れずに壊れてしまうからな。

 

 ビヨールなんかはグレートソードとボウガンを使ってたけどそれを見て俺だって結構悔しい思いしてたんだ。

 

 そういやアイツあの後どうなったんだろ?

 

 

 丈夫さもそうだが正直今まで素手で戦ってきたから武器の扱い方なんて知らないし、俺でも扱えるような武器であったらいいな。

 

 扱いが難しいんじゃいくら丈夫でも使いこなせないし。

 

 

カンキンカンキン

 

 分かれ道があったから右のルートを通ってみたが採掘作業を延々と繰り返す工夫たちがいる。

 かつての仕事を繰り返すだけなのか。

 なんとも悲しい連中だな。

 

 

 俺は無視して進むと大穴があいていた。

 

 

「これは俺に飛び降りろと言ってるのだな!

 よし、では待っていろよ、俺の武器」

 

 

ドシャア!

 

 

「どうやら途中に引っかかったか。

 ではもう一度ダイブだ!」

 

 

 俺はもう一度飛び降りようとしたが背後から俺に声をかける者がいた。

 

 

「……なんだ、突然声をかけるなよ。

 びっくりするじゃないか」

 

 

 いや、お前から話しかけてきたんじゃないか。

 

 

「まぁ、お前に命令してやろう。

 この坑道のどこかに竜殺しの武器があるから持ってこいよ。

 どうだ?

 悪い話じゃないはずだ」

 

 

 こいつむかつくな。人間のようだがこらしめておくか

 

 

~教育的指導中~

 

 

「すいませんっしたー!」

 

 

 

「うむ、わかればよろしい。

 ところでお前は誰だ?」

 

 

「俺はスキルヴィル、まだ見ぬ宝を求めている。

 

 勘がいいのか、ただ無謀なのか。

 まぁ、才能には変わりない。……その才能に賭けてみるか。

 

 竜骨を砕き、竜を殺すための一振りの剣が備えられているらしい。

 尤も剣とは名ばかりの鈍(なまくら)らしいがな。

 

 デーモンがいなけりゃ自分で探し出すんだがどうも戦いは苦手でね。

 もしあんたがその剣を手に入れたら一目でいい、それを拝ませてくれよ」

 

 

 うーん、内容は大したことないんだがどうしたものか……面倒だな。

 

 

「まぁいいや。

 じゃあ見つけたら見せてやるよ」

 

 

「本当か!?

 ありがたい。

 じゃああとは任せた。

 この下には竜のデーモンの前に脳筋デーモンがいるから気をつけてくれよ」

 

 

「任せとけよ。

 こう見えても俺は強いからさ」

 

 

 下にそのままダイブすると穴の底で岩ミミズ三匹を倒し、通路に出ると迷うことなく左へと進む。

 

 

「ここに俺を呼ぶ声が聞こえる。

 俺が使うのに相応しい武器がある!」

 

 

 またもや現れた岩ミミズを撃破し、そこに燦然(さんぜん)と輝く二つの武器を手に取った。

 

 

 ……『ゴッドハンド』。

 

 かつて最強の名を欲しいままにした最強の漢(おとこ)ビッグMの使っていた伝説の武器。

 

 

 信仰心が強ければそれだけ性能が上がるという代物らしいがもとから肉体的最強かつ、この世界で神の名を語る偽物の神の『古の獣』ではなく本物の全知全能の最高神と面識がある俺が使えばまさに敵なしだろう。

 

 

 まるで俺のためにそこに安置してあったかのような汚れも傷も一切ない『ゴッドハンド』を装備した俺は霧の壁を進みこのエリアのデーモンと対峙する。

 

 

 目の前には炎が吹き荒れる神殿のような造りの建物がある。

 そしてその建物の上部。

 格子のようにつくられた柱をへし折り飛び降りてきたのがこのエリアのデーモン『炎に潜む者』。

 

 

「カカカカカ!

 よく来た小僧。

 お前からはワシと同じ匂いがするのう」

 

 

 なんとこのデーモンは話ができるようだ。

 デーモンにもこんな奴がいるんだな。

 

 

「俺もお前からは俺と近いものを感じる。

 武器は邪道。

 拳こそ漢の武器!」

 

 

「そう!

 どちらが強いか勝負といこうじゃないか」

 

 

 そうして始まった俺とデーモンの戦いは熾烈を極めた。

 

 

 なんせあいつは移動速度も速く、拳を振ればその拳圧で爆風が巻き起こり、俺はなかなか近付けなかったのだ。

 だが

 

 

「俺の燃え上がる一撃を受けてみよ!!」

 

 

 ついに俺の拳が奴の体に当たった。

 やはりデーモンと言えど肉体的に最高神すら凌駕する俺の拳には耐え切れなかったらしくその一撃で膝をついた。

 急所に当たったのでもう死ぬまであとわずかだろう。

 『炎に潜む者』の体を構成しているソウルが徐々に霧散していく。

 

 

「ワシは死ぬのか……

 ……だが悔いはない。

 最後にこれだけ強い漢と拳を交わしたのだからな」

 

 

「ああ、俺もお前のことは忘れない。

 俺の新しい相棒『ゴッドハンド』で最初に倒したデーモンとして。

 俺を最も熱くさせた強敵(とも)として覚えておこう。

 俺にはこの世界を救うためにこれから先もあんたの仲間も屠り続けていくから先に行って待ってろ。

 他の仲間もあとからすぐに送ってやるから」

 

 

「カカカカカ!

 ワシは他のデーモンを仲間と思ったことなどないわ。

 ワシがソウルを奪って『古い獣』に渡す仕事をしていたのはこうして強き者と勝負をするためだったのだからな。

 デーモンは死というものがないからこのあと体が完全に消えてもデーモンの世界で再び蘇るだろう。

 もし再び見えることがあればまた勝負しようではないか!」

 

 

 そう言い残して『炎に潜む者』は霧となって消えた。

 

 

「さて、俺もいったん神殿に帰るとするか」

 




 デーモンなのに会話させちゃいましたw
 炎に潜む者はわかりやすい戦い方が好きなのでデーモンの中でも一番好感が持てますからね。ただ戦って勝つだけという結末にはするつもりなかったのでこうしました。

 これからも会話可能なデーモンも出しますが原作設定を大幅に変えると再度言っておきますww

 そういやビッグMって『ゴッドハンド』なんかを使って最強を名乗っていたなんて、どれほど最強だったんでしょうね。

 あの武器は機動戦士アンバサをメインでやってる私でさえ使うことを諦めたネタ武器ですが、使う人が使えば強いですけどステージを進むのには適さない武器なんですよね。
 嵐2でゴッドハンド使いの黒ファンに転落死させられたことがありますw
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