読んで楽しむデモンズソウル   作:ヨイヤサ・リングマスター

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楔の神殿まで

 ふむ、ここが最高神が言っていた世界か。思っていたより綺麗な世界だ。

 

 この世界についての知識なら最高神から聞いてきたが聞くのと見るのではずいぶんと違うな。

 

 

 しかしつい先ほどまで暗い沼のような場所をひたすら歩いていたのだが召喚魔法か空間魔法の類なのだろうか?ずいぶんと明るい場所に出たものだ。

 

 

「ウォォォォー!」

 

 なるほどこれが最高神の言っていた神の名を語る古の獣によって生み出されたデーモンにソウルとやらを奪われた者のなれの果てか。

 

 

 俺はとりあえずこの薄汚い格好をした人間だったものの攻撃を軽く避けて、その瞬間に反撃として2,3発殴っておいた。

 

 

「アァァァ~……」

 

 なんという弱さだ。まさかデーモンとやらもこの程度ではないだろうな。

 俺を呼んだからにはもっと俺を必要とするような、俺じゃなければ勝てないような強敵がいなければ話にならない。

 

 

 そのあとはひたすらに道なりに進み、光を放つ石があるので触れてみたらまたもや転移した。

 たぶんこれが最高神が言っていた要石というものだろう。

 

 次はある程度装備の充実した兵士や鎧をまとった青い眼の騎士とも戦ったが俺の拳が当たった瞬間粉々に砕け散ってしまった。

 どいつもこいつも弱すぎる。いい加減強い敵はいないのか!

 

 

 そう思ってるとある霧の壁をくぐった先にでかい斧を持った怪物がいた。こいつがデーモンか。多少は楽しませてもらうぞ。

 

 

 俺はこれまで武器を必要としたことがなかったために、いや、俺の力に耐え切れる武器がないだけとも言えるが。

 

 

 素手だがデーモン相手にも通用した。徐々に足元を殴って肉を削ぎ落とし、ついに斧を持ったでかいデーモンは霧のように消えた。死体は残らないようだ。

 

 

 ようやく楽しくなってきたところだというのに見た目の割に体力が低いデーモンだったのだろう。デーモンの死体の代わりに現れた要石に触れてまた転移した。

 

 

 が……そこからが楽しかった。まさかこの俺が殺されるとはな。

 俺は斧を持ったデーモンを倒していささか油断していたのかもしれない。突然現れた巨大なドラゴンの一撃を食らって肉体が消えていくという不思議な現象を感じた。

 

 

 この世界では死に方すら違うのか?

 

 そこで俺の意識はいったん途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『人の心の中心をなすソウル達よ……

 

主人を失い彷徨えるソウル達よ……

 

その身を繋ぎ止める者に貸し与えたまえ……

 

世界を繋ぎ止める者へ……』

 

 

 ……何やら声が聞こえる。誰の声だ?

 

 

「ここは楔の神殿、今はなき北の大地ボーレタリア。

 

ここを出ることはできません。ただ今は5つの要石の片割れに導くのみです……」

 

 

 女性の声がしたがそのあとは疲れていたのか俺は再び意識を失った。




 取捨選択はものすごい作者の好みが現れますのでぞんざいな扱いになるキャラも出ます。
 あと主人公の知識はある程度は最高神から聞いているという程度で、都合のいいことは知ってるけど意外に知らないことも多いという穴のある設定です。
 まぁ、あとあといじりやすいのでどれくらい知ってるかは明記していません。そして主人公の性格はかなり変わっていきます。
 最高神ってのは一応強いですがその最高神すら敵わないデーモンが最強だと思ってください。そしてデーモンよりも強いのが主人公ですが攻撃が直撃すれば死ぬこともあります。
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