本編には関係ない話ですので読まなくても問題ありません。この話はフレーキがかなりの悪役になってますし。フレーキファンの人には嫌かも知れませんね。
フレーキside
私は偉大なる魔術師フレーキ様だ。
私はいま新魔術の開発をしている。
これが開発すれば私の戦闘力は大幅にアップするはずだからこの牢屋を破壊し、この国にあるデモンズソウルを全部手に入れてやるのだフハハハハハハ!
おっと人がきたようだ。
この男、拳には伝説の武器『ゴッドハンド』を装備しているとは実力はわからないが変わり者のようだな。
これでデーモンを殺す者だというのだから笑ってしまう。
だが私のこの牢屋の脱獄のために力を借りてやってもいいだろう。
男はこっそりと立ち去ろうとしていたが私が頼むと嫌そうな顔をしながらも扉を破壊してくれた。
見かけによらず力があるのだな。
鍵も使わずに扉の破壊をするとは……
そのあと私は扉を壊してくれた男に魔術の素晴らしさを話してやったのだが説明を終えて振り返って見てみればいつのまにか男は消えていた。
まったくこれだから魔術に興味を持たない者は好かんのだ。
さて、私は脚もだいぶ動くようになってきたので楔の神殿に帰るとするか。
弟子が一人で待っているはずだからな。
だが途中で何やら助けを呼ぶ声が聞こえるな。
せっかくなので見て言ってやるか。
「おお、人間か。
私はの名はライデル。
お願いだ私をこの牢から出してくれ。
私にはもう時間がない、見ての通りのソウルだけの体だが私の死体には妻の形見を残しているんだ。
だから最後くらいはあれの傍らにありたいのだ……」
「なるほど事情はよくわかった。
では助けてやろう。
ただし、死によっての救いだがな!」
新魔法の実験にちょうどいい。
私は牢屋にいる間に『魔術』と『奇跡』の融合を完成させていたのだ。
そして男に向けて新しい『魔術』と『奇跡』の融合技『神の嵐』でこの男ライデルを燃やしてやった。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!
熱いー!!
助けてくれー!」
む?一撃で相手を燃やしつくしたと思ったのだがはまだ死なないのか。
何かこの魔法には不備があったのか?
改良の余地があるがまぁいい、さらに魔力をこめて完全に消し去ってやろう。
「ふははははは!
貴公の消えかけのソウルは全て私の新たな魔術の開発のために使わせてもらうぞ」
この新魔法『神の嵐』という魔術は自身を中心にした炎を発生させ、壁すら貫通して周囲の敵を燃やしつくす魔術なのだが火力がまだ足りない。
理論上は触れたものを一瞬で灰にして自身の周りを球状に消し去るのだが、このライデルという男はなぜかその身を炎に包まれただけで即死しなかったな。
まだまだ私は未熟ということか。
そうして私は完全に燃え尽きて死んだライデルの残りわずかのソウルを奪い、意気揚揚と神殿へと帰っていた。
~神殿~
「フレーキ様!
よくぞご無事で!!」
神殿に戻ると一人残していた弟子が駆け寄ってくる。
まったくそう思うならお前が私を助けにくればよいのに。
「私が死んでしまってはフレーキ様の危機を伝える役割を担う者が消えてしまうので私はずっとここに来る英雄願望のある連中を焚きつけて『塔のラトリア』に向かわせていたのです」
ようするに自分は死にたくはないが私の弟子として後世に名を残したいと考えているのか。
まったく持って度し難い馬鹿だな。
こんな者しか今の私には弟子がいないなどとは嘆かわしい現実だ。
しかしあの男、ルウソとか言ってたな。
あの男を利用してデモンズソウルを集めた暁にはこの弟子も含めて神殿にいる連中を皆殺しにして私の国を作るというのもいいかもしれん。
はーっはっはっはっはっはっは!
フレーキをとことん悪役にしちゃいました。
そしてフレーキはこの物語のラスボス的な存在としてある程度強くないと最後が盛り上がらないので魔術と奇跡を融合させるというとんでもない技を作らせてしまいました。
ちなみにこのフレーキは走りながらの『炎の嵐』も使えます。