一応懐かしむことも目的として書いていましたが、実際にゲームすればいいだけのことですしね。
と言いますか、ダークソウルが発売された今でも結構デモンズソウルは遊んでいますし。
西尾維新さんが戯言シリーズからミステリー要素を排していった気持ちがわかる気がします。
ルカside
パパがいない。
朝起きたらパパがいなくなってた。
急いであたりを探したら水場で顔を洗ってた。
もう、本当に心配したんだから!
「パパ~待って~♪」
えへへ、タオルで顔を拭いていたパパに抱きついちゃった。
パパはおっきくて優しくて暖かくてとってもいい匂いなんだもん。
パパは私を抱き上げてから一緒にママを起こしに行ったの。
そのあとはトマスさんとボー爺ちゃんと一緒にトランプをやって遊んだんだけどすごく楽しかったの。
デーモンのルカに『ルカ』という可愛い名前までつけてくれたし。
ルカはこれまでこんなに楽しく遊んだことなかったから……
正直に言うと『愚か者の偶像』というデーモンだったときの記憶は残ってるんだ。
ルカはデーモンの世界でただのんびりと暮らせればそれで幸せだったのにそれをある日、あの汚い格好の小間使いの男に私の魂は捕まってしまったの。
そこからは人形に入れられて操られて、多くの人を殺してきたし、何度も殺されたけど誰もルカの体が人形だと気づかなかったから最後にはいつもルカが殺してた。
だけどようやくパパに助けてもらえた。
もう殺さなくてもいい。
死ななくてもいい。
パパと楽しく暮らせればそれでいい。
しかもパパと一緒に新しいママも出来た♪
ママは名前のなかったルカに名前をつけてくれた。
ルカの大切なママなんだ。
パパのことがとっても大好きなのに全然言わないからパパとの関係は夫婦じゃないみたいだけどいつかは二人が本当のパパとママになってくれたらうれしいな。
みんなで遊んだあとは疲れて寝ちゃったんだけど、起きたらパパはまたデーモンを倒しに行ってた。
それがパパの仕事だってわかってるけど寂しいものは寂しいの。
でもママはまだ寝てるし起こすのも悪いから一人で遊ぶことにしたんだ。
そしたら顔を仮面で隠したおじさんが私に話しかけてきたの。
「やぁ、お譲ちゃん。
君はルウソ殿の娘さんだったね」
「うん、そうよ。
ルカはパパの子どもなの」
「ふぅむ、デモンズソウルにはこのような使い方もあるのか勉強になるな。
せっかくだしルウソ殿がいないうちに解体してみるかな……ぶつぶつ……」
何かこのおじさん、ぶつぶつ独り言を言いだしたけど大丈夫かな?
心配しておじさんに近寄ってみたらおじさんはいきなりルカの腕を掴んできた。
「いやー!
はーなーしーてー!」
「待ちなさい。
何もしないから!
そうだお菓子をあげよう!!」
力いっぱい暴れてもいまのルカの体は子どもの外見をしているため力も外見通りしかないの。
だからここで殺されると思ったんだ。
でも
「うちの子になにするんですかぁー!」
ママだ!ママが助けに来てくれたんだ♪
ルカの声を聞いて駆けつけてくれたママがおじさんの腕を掴もうとしたところでおじさんは手を離した。
「冗談だよ冗談。
私はただの通りすがりの仮面男さ。
一応言っておくが君が人間でないことをルウソ殿に知られたくなければこの事は黙っておいた方が得策だよ。
(確か黒衣の火防女は人のソウルを吸い取ることができたんだったな。気をつけねば)」
そう言うと仮面のおじさんは何事もなかったかのように『姿隠し』の魔法を唱えてそのまま消えてっちゃった。
「ママ~、怖かったよぉ」
「ルカ……私の大切な愛しい子。
本当に無事でよかった。
でもこのことは黙っていなさい。
パパはデーモン退治で忙しいんだからこんなことで心配かけるわけにはいかないの」
ママはパパに心配かけたくないみたいだけど私は家族なら話すべきだと思う。
でもパパはママの気持ちに気づいてないみたいだし私が早く二人を本当のパパとママにしてあげなきゃ。
でもどうすればいいんだろう。
あのおじさんはまた来そうだし何か対策を練った方がいいかな?
それとねママ。
デーモンと人が愛し合っても不思議じゃないんだよ……