読んで楽しむデモンズソウル   作:ヨイヤサ・リングマスター

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塔のラトリア2

 

「塔のラトリア1をクリアしたときも見たけどやっぱ高いなー、この塔」

 

 

 俺はいま塔のラトリア2に来ているのだが、この塔のラトリア2はずいぶんと高い塔が乱立しているエリアのようだ。

 

 その塔の一つの上にいるわけだが高すぎて底が見えねえ……

 

 

「まぁ、デーモン倒してさっさと帰るとするかな」

 

 

 エリアの真ん中に位置する他の塔よりも高く大きい塔にデーモンの気配がするし、まっすぐに進めば距離はそんなにないし今回も楽に行けると思っていた。

 

 だが……

 

 

 突如として黒いファントムが現れ、俺は背後から切りつけられ、そのまま塔から落とされた。

 

 

「なんだそりゃー!?」 

 

 

 男が使っていた剣はダメージは大したこと無いくせに触れた瞬間突風が巻き起こり俺は足場も悪かったため踏ん張りもきかず、奈落の底へ落ちたのだった。

 

 どうやら別の世界の黒いファントムのようだ。

 

 

 

 

 

「ったく、こんなことする奴がいるなんて人の風上に置けねえな」

 

 

 だがそんなこと言っても始まらないしさっさとこの塔を登ってあの黒いファントムとデーモンを倒して神殿に帰るとするか。

 

 かぼたんやルカが待ってるしな。

 

 

 とりあえず落ちると同時に横にも結構吹き飛ばされたみたいだがここはどこら辺だろうな。

 

 同じような塔が乱立しているので下からではどの塔を登ればスタート地点に戻れるのかはわからなかった。

 

 仕方がないので飛びあがり、適当な塔の上に戻ることにしたのだが……

 

 

「貴公、デーモンに敵する者か?」

 

 

 何やら吊り籠に入ったウサギの耳のような飾りのついた兜と真っ黒な鎧を着た男が話しかけてきた。

 

 やはり吹き飛ばされたことで登る塔を間違えてしまったらしい。

 

 

「であれば私をここから解放してほしい。

 私の思いは貴公と同じだ。

 ……何よりも幼い子に『だーい好き♪』と言ってもらうために」

 

 

 やばい…………こいつ変態だ。

 

 吊り籠に捕まってる時点で怪し過ぎだがその思考回路も常人のものではない。

 

 というかこいつを解放したら神殿にいるルカが危ないんじゃないだろうか?

 

 殺すべきだろうか、だがとりあえず自己紹介でもするべきか?

 

 

「俺の名前はルウソ・ズンモデ。

 あんたの名前は?」

 

 

「私は『沈黙の長』ユルト。

 職業は暗殺者だ」

 

 

 うーわ言っちゃったよこの人自分で暗殺者って言っちゃったよ。

 

 あれ?確かこいつユーリアが警戒していたやつじゃなかったっけ。

 

 

「さぁ、開けてくれ。

 貴公も幼い子から『だーい好き』と言われたいがためにデーモンを倒してるのだろう。

 ならば私をここから解放するのだ」

 

 

 ……見なかったことにしたかったがこのままほっといて万が一にも他の人にこいつが解放されたらヤバイので俺は吊り籠の鎖をちぎってそのまま落下させた。

 

 

「ダァーイスンスーン!!」

 

 

 何言ってんだろうねこの人。

 

 さてとあんな奴ほっといてデーモン倒さなきゃいかんな。

 

 俺は幼い子ではなくルカと かぼたんに『だーい好き』と言ってもらえれば他はいらんのだ!(キリッ)

 

 

 

 

 そこからはわざわざ語る必要もないだろう。

 

 塔の階段を塞いでいた虫?を引っぺがして登り、途中にいた黒いタコ看守も塔から突き落としてボスの『マンイーター』×2をあっさりと殴り殺した。

 

 ここのデーモンとは一応会話は出来たのだが言葉と行動が伴わないデーモンだった。

 

 攻撃を避けながら話を聞いてみるとこのラトリアに生活していた元人間で『黄衣の翁』に改造されてデーモンになったらしい。

 

 死を望んでいたので俺は殺してやったが消える瞬間まで感謝の言葉を言っていたな……

 

 なんとも後味の悪い戦いだ。

 

 それよりもこんな戦う意思のない奴を無理やりデーモンにして戦わせるなんてここのデーモンの長は許してはおけんな。

 

 必ず俺がこの国も平和にしてみせる!

 

 

 

 

 ……ちなみに最初に襲ってきた別の世界の黒いファントムは虫の絡みついた真ん中の塔を登っている途中に俺を見つけると再び剣を振り回してきたのだが、剣の使い方自体は下手だったのでスタミナが切れたところを狙って殴り落してやった。

 ざまぁみろ♪

 

 

「さて黄衣の翁はこの上にいるんならこのまま登るとするか」

 

 

 そうして俺はそのまま神殿に帰らず塔を駆け上がり始めた。




 ユルトもあっさり殺しちゃいましたw
 ルウソなら普通にまっすぐ進んで道を塞いでいるあのでかい虫?も乗り越えるなりして進んでいきそうなので、急遽別の世界の黒ファンを出して無理矢理ユルトと会わせました。

 私のフロム指数180万の頭脳が思うに以前短編で書いたみたいにユーリアが捕まるきっかけになったのはユルトのせいだと思うのですよ。

 話の内容から察するにユーリアとユルトは面識があるのかもしれませんし、名前も少し似てますし。

 そしてここ、塔にストームルーラーや特大剣を持って侵入してくる黒ファントム以外を見たことがないんですよね……。

 このエリアで正々堂々とした一騎打ちしてくれるような漢はいないんですかねぇ。

 以前こちらがオストラヴァのコスで黒侵入したら逆にルーラーで落下死させられましたし生身の人でもルーラーを使うのが常識なのかもしれませんね。
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