このあとの嵐の祭祀場もどちらかと言えばギャグですがシリアスっぽく書いているのでラトリアよりは深みがあると思います。
「しかし高いな、この塔。
どこまで登ればいいんだ」
さっき倒したマンイーターというデーモンは2匹も出てきて襲ってきやがったから多少疲れてるってのにこんな高い塔登るのは面倒だな。
もちろんこれ以上進むのがきついというほどではないが。
しかし神殿に帰らずに一気に攻略しようと思って登り始めたもんだから かぼたんとルカの癒しが不足しているのだ。
この世界は暗く黒くグログロな景色ばかりなので癒しがなければやっていけないくらい精神的にきついからな。
「お、ようやく頂上か?」
途中で人面虫と黒いタコ看守を倒し、最後に登りきった場所にもいた黒いタコ看守を殺して、さぁボスの部屋に入ろうかというところでなにか嫌な気配がして瞬時に入口の霧の壁から離れた。
バキィ
部屋の中からも何かが壊れる音がする。どうやらこの中にいるデーモンは部屋に入ろうとする者に対して回避できないように奇跡『神の怒り』を発動させたようだ。
体力が低い者だったら一撃で死んでしまっているだろう。
俺は怒りを滲ませながら急いで中に入り、相手の姿を確認する。
ここのデーモン『黄衣の翁』は黒いファントムを召喚して戦わせるらしいがこれまた嫌らしい奴を召喚したもんだ。
俺が中に入ったら今から『神の怒り』を発動しても間に合わないと思ったのか距離をとった黒いファントムは一礼してきたのでせっかくだからと俺も礼を返したらその隙にまたもや接近され、相手の拳に装備された『かぎ爪』で殴りかかってきやがった。
間一髪で避けてカウンターを叩き込もうとすると素早く避けられる。
ほんっと腹立つなこいつ!
ウ○コみたいなターバン巻いてるくせに。
決めた、一切の手加減抜きにしてやる。
こうしてお互いに拳を武器とする者同士の勝負は始まった。
最初に仕掛けたのは俺だ。
拳にはめた『ゴッドハンド』でアッパーを決めるがそれを相手はバク転で回避する。
忍者かよこいつ。
やはり黒いファントムとはいえ元が人間だから身体能力もその姿に合わせて上昇しているのだろう。
これまでのデーモンの中でも素早さに関してはトップクラスだ。
相手の黒いファントムもこちらの隙を突こうと手を出してくるが俺も身体能力には自信があるので避けまくる。
そしてしばらく乱打と回避の戦いが続くと黒いファントムは急に後ろに向かって走り出した。
俺はそれを追ったのだが急に止まった黒いファントムは部屋に置いてあった椅子を踏み台にして高く跳びあがった。
そしてそのまま頭を下に向けて体を回転させて俺に飛びかかってくる。
俺は紙一重で回避して反撃をしようと思ったのだが、黒いファントムは両腕をさらに横に伸ばし、そのかぎ爪は俺の頬を浅く切る。
どうやらかぎ爪には水銀を仕込んでいたようだが俺の体に毒は効かないのでひるむことなくまだ空中にいる黒ファントムの腹に拳を振るうが黒ファントムはありえないほど体を回転させて俺の攻撃を空中で回避した。
そしてそのまま地面に落ちた黒ファントムはゴロゴロと地面を転がりまたも椅子を踏み台にして飛び上がる。
しかも先ほどよりも三倍は高く跳びあがり俺を睨むと先ほどよりも三倍の回転を加えて急降下してきた。
「だがその回転と速度はそのまま俺の攻撃に利用させてもらうぞ」
俺の拳はその動きを完全に捉え、下からのアッパーで迎え討ち、黒いファントムの心臓の位置を貫いた。
そうしてあっさりと闘いは終了。
黒いファントムは表情はターバンで見えないが悔しそうにしながら消えていった。
黄衣の翁の方はすでに体力的に限界だったのか、黒いファントムを召喚した時点で死んでいた。
そして俺は『黄色のデモンズソウル』を手にし、神殿へと戻る。
愛しの愛娘のためにも早く帰ってやらなければな。
かぼたんも俺のこと待っててくれてるかなぁ……
塔のラトリア3でのボス戦は本当に相手によっては最強ですからね。
デモンズソウルには明確なルールがないのでゲーム内でできることなら何をしてもいいと考えてる人も多いですし、私もその意見に反対するつもりはありません。
ですが、一応オンラインゲームなんですから自分だけでなく相手も楽しめるように考えた行動をする方が何倍も楽しいと思うのですよ。
私は自分一人が楽しめればどんなに人に迷惑かけようと知ったこっちゃ無いという人は好きにはなれませんね。
まぁ、何が言いたいかと言うと、挨拶しといてその隙を狙ったり、入ってすぐをバクスタ決める人なんかには腹も立ちますけどコテンパンにのしてやると最高にスカッとするのでオンでのラトリア3は最高に楽しいです♪というわけです。
というかオフのかぎ爪使いは弱すぎて面白くないです。
久し振りにラトリアで爺さんに召喚してもらおうかな。