読んで楽しむデモンズソウル   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 前回とは打って変わってあっさり感がある話になっています。




腐れ谷3 下

「ではこれからはアストラエアは腐れ谷の女王。

 ガルはその旦那様ってところでいいな」

 

 

「はい、ルウソさんのやり方で行きましょう♪

 ガル、そろそろ私を捕まえてね♪」

 

 

「いえ、私はアストラエア様の騎士としてそのような恐れ多いことは……」

 

 

 腐れ谷で会ってからすぐに打ち解けた俺達はずいぶんと仲良くなった。

 

 これで腐れ谷のデーモンの長を倒すことなく腐れ谷の攻略を終えたし『古い獣』も出てくるだろう。

 

 あとは俺が『古い獣』を倒せば万事上手く行くな。

 

 

「そういやアストラエア。

 あんた武器持ってないみたいだしこれやるよ。

 ここに来る途中で拾ったんだけど、俺には丈夫さが足りないからすぐに壊してしまいそうだし」

 

 

 そう言って腐れ谷1で拾った『グレートクラブ』をアストラエアに渡した。

 

 アストラエアは武器を持ってないみたいだし、これから女王になるなら見た目でわかる象徴的な力強さもあった方がいいだろう。

 

 

「ありがとうございます。

 さっそく何か殴ってみようかな、えい♪」

 

 

 アストラエアのグレートクラブによる一撃は腐れ谷3の壁に大きな亀裂を作っていく。

 

 

「うふふふふふ、これ楽しい♪

 私ってばデーモン化してからこんなに力も強くなってたんだぁ♪」

 

 

 だが連続して壁に叩きつけ続けることで壁の亀裂は天井にまで達し、腐れ谷3は崩壊を始めた。

 

 

「こいつはマズイな。

 アストラエア、ガル。

 どっちか『避難』の奇跡を使えないか?

 俺は脳筋だから奇跡は使えないんだ!」

 

 

 壁を壊すのが楽しいためかアストラエアは俺の話をまったく聞いていないのでガルが俺達二人を連れて『避難』の奇跡を使うことで俺達三人は神殿へと帰ることが出来た。

 

 セレンが来ていたら崩壊の巻き添えを食らっていたかもしれないな。

 

 さすがの俺も生き埋めにされたら窒息死してしまいそうだし。

 

 

 そうして腐れ谷のデーモンの長アストラエアと話し合いで片がついた俺は二人を連れて神殿に帰ってきたというわけだ。

 

 

「あ、パパおかえり~♪」

 

 

「おかえりなさい、あなた♪」

 

 

 ルカと かぼたんの出迎えに俺は笑顔で抱きしめてあげた。

 

 

「ただいま かぼたん、ルカ。

 こっちの二人は腐れ谷にいた騎士のガルと聖女のアストラエアだ」

 

 

「どうも かぼたん殿。

 お久しぶりです」

 

 

「久し振り かぼたんちゃん♪

 以前に会った時は神殿に一人きりでずいぶんと寂しそうだったけど元気そうで安心したわ。

 ルウソさんと結婚したから元気になったのかな?

 私の方はガルが一向に振り向いてくれないから羨ましいなぁ♪」

 

 

 なんかガルはともかくアストラエアはずいぶんと明るい性格なんだな。

 

 これが地なのだろうか。

 

 

「うふふ♪

 ルウソさんの妻となったので私は幸せです。

 家事や子育てで毎日がとても充実して張りのある生活が送れています。

 ところでお二人はどうしてこちらに?」

 

 

 かぼたんはいそいそとお茶の準備をしながら二人に聞いてくる。

 

 

「実はルウソさんが他のエリアのデーモンを全て倒したと言うので、それなら私も『古い獣』に渡していたソウルの供給をやめてしまえば『古い獣』が出てきますからそこをルウソさんが倒してしまえば世界が救われると言われたでついてきちゃいました♪」

 

 

「そう言うこと。

 アストラエアもあの腐れ谷を救いたかっただけだから世界からデーモンの脅威が失われれば普通に暮らせるだろうしさ」

 

 

 そして俺は かぼたんやルカに説明を終え、俺が『古い獣』を倒してから腐れ谷改造計画を始めることにした。

 

 作戦の概要はこうだ。

 

 

1、最後のデーモンであるアストラエアがソウルの供給をストップさせれば『古い獣』が乗り込んで来るからそこを俺が倒す。

 

2、そしてアストラエアはデーモンとしての武力と寿命を利用して、長きにわたり争いのない平和な国を築く。

 

 というのが俺の作戦だ。

 

 腐れ谷3はアストラエアの攻撃で崩壊したから疫病に対する対策は必要ないし、毒の沼も『貴族のロータス』の栽培なんかに力を入れれば浄化できそうだしな。

 

 そしてそれを特産品にすれば観光地としてもやっていけるだろう。

 

 こうして話も終わった俺達は神殿に用意されたお客様用の寝室を一つ、ガルとアストラエアに貸し出して俺も かぼたんとルカとタカノの家族4人で一緒に寝ることにした。

 

 ガルは部屋に入る前に『自分は騎士として主と一緒に寝るのは駄目です』、と言っていたがデーモンとなって筋力も半端ないアストラエアは喜々として『最初からこうしていればよかった♪』といってガルを引きずりながら寝室に入って行った。

 




 グレートクラブは私がデモンズを始めたばかりの頃、『欠月のファルシオン』よりも多用していた思い出の武器なもので、どうしても出したかったのですよw

 そして、どうしても出したいけど、ルウソの武器はゴッドハンドなので、他に脳筋戦闘が出来るキャラもおらず、考え抜いたあげくアストラエアとなってしまったのです。

 アストラエアのあだ名も『アス』に出来ますし、元気で活発なアストアエアが見てみたいと前々から思っていたので彼女に装備させました♪

 本当は口調を『~だっちゃ』にして、そのついでに虎皮の水着を着させたりガルには『赤熱のデモンズソウル』を渡して赤ダルマ伍長にしても面白いと思いましたが今回はパロネタはさりげないもの以外はしないように書いてますので断念しました。

 そしてセレンを書き忘れてた……
 このまま彼女の出番なしでもいいかな?
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