本編でやれなかったことをやっていこうと考えて書いたので、さらに滅茶苦茶かもしれませんねw
新たなる旅立ち
ルウソが古い獣を倒し世界が平和になってから3年。
古い獣が滅びたことで獣が蓄えていたソウルも元の持ち主の元へと帰っていき、ソウルの亡者となってもまだ生きていた人々は人間へと戻り、ラトリアの『黄衣の翁』に肉体改造された人たちも心は取り戻すことができたので前向きに過去の生活を取り戻しはじめていた。
楔の神殿相変わらず平和で牧歌的な空気が常に流れる場所として多くの旅人達の中継地点へとなっていた。
腐れ谷はアストラエアが女王として君臨することで毒の沼もロータスにより完全に浄化されたので観光客も増えているようだ。
旧・ボーレタリア王城跡でもソウルの業が消え、ソウルの亡者達が元に戻ったことでこのボーレタリア王国の王子アリオナが十三代国王に就任することで徐々にだが国として、かつての賑わいを取り戻し始めていた。
そんな中、二人の少女が世界を回るたびに出ることになった。
世界を救った英雄ルウソ・ズンモデの娘、ルカとタカノ。
この二人はこれからどのような冒険を繰り広げて行くのだろうか……
……
…………
………………
「という愛と勇気の大冒険の幕が開けるのでした!」
「ルカちゃん何言ってるの?」
「もう、タカノちゃんノリ悪いなぁ。
せっかくルカがカッコよく旅立つための口上を地の文みたいに語ってたんだから察してくれなくちゃ」
「ご、ごめん」
はい皆さんこんにちは。すっかり大人に……はまだなってないけど成長したルカ・ズンモデです。
『古い獣』がパパに倒されてから3年。
今日ははタカノちゃんと二人で大好きなパパみたいに困っている人たちを助けることができる立派な大人になるために旅立つ日なのです。
今日のために魔術の練習も欠かさず続けたし、昔の『愚か者の偶像』の時よりもずっと強くなったし きっと今のルカじゃなければ助けられない人たちがいるはず。
そのためにここボーレタリア王城近くへと要石でやって来たんだけどこんな所にも見送りに来ちゃう人たちがいるのです。
「それにしても俺達にべったりだったルカとタカノが二人だけで旅に出るとは成長したもんだな」
「そうですね。
いっつも私たちのベッドにもぐりこんできていた甘えん坊さんだったんですけどね」
声の主はルカのとっても大好きなパパとママ。
今回のルカとタカノちゃんの旅を応援してくれるらしいんだけどこんな所まで見送りに来てくれちゃってるんだ。
まったく心配症なんだから。
「かぼたんママ、ルウソパパ、私がついてるからルカちゃんの面倒はちゃんと見るから安心してね♪」
「あー、タカノちゃんてばルカよりちょっと背が高いだけでまたお姉さんぶっちゃって!
実年齢ならルカの方がお姉ちゃんなんだよ!」
パパとママも笑ってるし、ルカだってこの3年で少しは成長したのにみんないっつも子ども扱いするんだもん。
そんなパパ達を見返したいってのも今回の旅の目的だったりするのよ。
「もう、見送りはいいわよ。
ルータンちゃんもトマスおじさんに預けっぱなしなんでしょ。
早く帰ってあげないと」
ルータンちゃんってのは『古い獣』を倒す時はママのお腹の中にいたルカとタカノちゃんの可愛い弟です。
とっても泣き虫でルカ以上に甘えん坊だけどいつかはパパみたいに強い子になると思うんだ。
だってまだ二歳なのに魔術を発現させたり、神殿の石造りの壁を握り砕いちゃったんだもん。
「トマスとユーリアなら安心して任せられるさ。
それよりもルカとタカノが心配だったのさ」
「ボーレタリア王国も十三代目のアリオナさんが王様になってだいぶ復興してきたけどまだまだ治安も悪いから心配なんですけどね」
「心配しすぎ、もう子どもじゃないんだから安心してよ。
それじゃタカノちゃん、早く旅に出ましょ♪」
タカノちゃんの手をとって無理やり走りだす。
「今度会うときはパパよりもママよりも強くなってるから楽しみに待っててねー♪」
パパとママは何か言ってたみたいだけどすでに聞こえないくらい遠くまで走るルカは止まるつもりはないのです!
さぁ、ここからはルカの大冒険の始まりよ♪
「私も一緒だよ♪」
あとタカノちゃんも。