読んで楽しむデモンズソウル   作:ヨイヤサ・リングマスター

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というわけでまずはボーレタリアのその後の話です。

 この国で一番気になっているのがアリオナのその後なんですよね。

 というかそれ以外で特に気になるところがなかったw



ルカinボーレタリア

 ただいまボーレタリア王城の中に勝手に侵入したところだけど、この城って城としての役割を一切果たしていないのが現状なのよね。

 

 このちっちゃくて可愛い女の子のルカにさえ簡単に侵入出来るなんて警備がザルの証拠よ。

 

 そもそも門扉がないし、警備の兵士もいないし、城下町を見下ろして見ても今だに復興作業中だし、これじゃあ美味しいお菓子や可愛い服のお店もないでしょうし。

 

 

「ねぇ、タカノちゃん。

 この国は放っといて他の国にでもいかない?

 今こんな状況のボーレタリアに見る物なんてないと思うよ」

 

 

「でも困ってる人はいそうだしもう少しこの城の探検をしていってもいいんじゃないかな?

 ほら、あそこに青い顔のお兄さんがいるし」

 

 

 タカノちゃんの視線の先には遠目に見てもはっきりとわかるくらい顔を青くした男の人がいた。

 

 そんな人に気づけるなんてタカノちゃんは壊れた城にも壊れた城なりの良さがあると感じて物珍しそうに辺りを見回していたからね。

 

 

「あのー、何かお困りでしたら手伝いましょうか?

 私たち人助けの旅をしている途中なんですよ」

 

 

「いまならルカとタカノちゃんの二人一緒に依頼すれば格安で助けてあげるよ♪」

 

 

 

 もちろん謝礼を受け取るのは忘れない。

 

 パパから仕事をしたら報酬はきっちりもらうように教育されてるもん。

 

 

「おぉ、なんと可愛らしいお嬢さんだ!

 私と結婚してくれませんか?」

 

 

 男の人はいきなりルカの手を取ると結婚を申し込んできた。

 

 はぁ!?なんでそうなるのよ!

 

 

「あの……頭大丈夫ですか?

 というかあなたは誰ですか?」

 

 

「これは失礼、私はこのボーレタリア王国13代国王アリオナと申します。

 実は私が悩んでいたことというのも貴方に求婚するのと関係しているのですよ」

 

 

 なんとこの男の人はアリオナ王だったそうです!

 

 まさにびっくり仰天だけど悩み事と関係してるってどういうことだろう?

 

 

「実は私は王家の決まりとして後継ぎを早く作らなければいけないのですが唯一の候補者がなんというか……私の好みの方じゃないのです」

 

 

 そう言ってアリオナさんが取り出した一枚の写真には鼻の長いボロキレを見に纏った女性?が写っていた。

 

 

「もしかして腐れ谷のアストラエア王国の人ですか?

 でも鼻が長いですけど額は広いですし知的な人じゃないですか♪」

 

 

 タカノちゃんがフォローするように言うけどそれはこの場合何も意味しないんじゃないかしら。

 

 

「君の眼は節穴かい!?

 僕はロリコンなんだ!

 こんな成長しきった女性に興味なんてもてないよ!」

 

 

「あー、それでルカちゃんに求婚したんですか」

 

 

 ……なにそれ。

 

 

「ちょっと待ってよ!

 それっルカが幼く見えるから結婚したいって言うの!?

 冗談じゃないわ!

 ルカはこう見えても20歳なんだから!」

 

 

 実は『愚か者の偶像』の頃も合わせると現在20歳で元が鷹のタカノちゃんよりもずっと年上なんだから。

 

 

「オー!エェークセレェーント!

 君こそ私の求めていた理想の嫁だ!

 20歳でその幼い容姿とは、私はますます君が欲しくなったよ」

 

 

「ルカちゃんもこれを逃すと結婚できないかもしれないしここらで身を固めたら?

 ルウソパパと かぼたんママには私から言っといてあげるから」

 

 

「嫌よこんな変態!

 ルカはきっと素敵な人と結婚できるんだからこんなロリコン野郎に興味ないわ!」

 

 

 

 もうこの国には居たくないしさっさと他の国に行こう。

 

 旅の目的なんて人助け以外に決めてないんだから別にこの国でこんな変態王を一人見捨てても問題ないはずだし。

 

 

「頼む、私は真剣なんだ!

 もしも結婚が嫌ならフリだけでもいいから今度のお見合いを断る口実として城の連中に紹介させてくれ。

 もう城の全員が私の結婚を推し進めているんだ!」

 

 

「ねぇ、ルカちゃん助けてあげようよ。

 最初に選んだ国で一人も助けずに他の国にいったなんてルウソパパ達に知れたら怒られちゃうよ」

 

 

 うっ、確かにパパもママもそういうところは厳しいし、そんな甘い覚悟なら旅なんてするなって言われちゃうかも。

 

 

「うーん……わかったよ。

 じゃあフリだけでもいいならつきあってあげる。

 その代り一回だけだからね!」

 

 

「本当かい!?

 ひゃっほう!

 こんなちっちゃい女の子と婚約出来るなんて男の夢だー♪」

 

 

 アリオナ王は王様とは思えない程のはしゃぎっぷりで跳びはねまくる。

 

 タカノちゃんも笑いをこらえてるみたいだし本当に今回の旅は出だしが最悪ね。

 

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