読んで楽しむデモンズソウル   作:ヨイヤサ・リングマスター

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ルカin腐れ谷3

 さて、そろそろ物語の最後が見えてきましたが一体どうなるのか。

 

 なに? 見えてこない?

 

 それはまだまだ終わらないからです。

 

 まぁ、そんなこんなで今日も愉快に面白く、読んで楽しむデモンズソウルの始まり始まり♪

 

 

 

 

 アストラエア王国王城にて女王であるアストラエアも参加した食事会を終えたルカとタカノは騎士ガル・ヴィンランドによる案内でラトリアでの依頼人の妹さんとやらの家へと向かったのだった。

 

 

「……鍵がかかっているな。

 寝ているのだろうか」

 

 

 ガルが家の扉を叩いても中からは返事がない。

 

 

「どいてガル。

 こういうのは勢いが大事なのよ」

 

 

 と、言うが早いかアストラエアはどこから取り出したのか巨大な釘バット、『グレートクラブ』を両手で握ると目の前の扉を粉砕した。

 

 

「や~っぱり居たわね。

 居留守使うなら気配もちゃんと消さないと駄目じゃない」

 

 

「いや、そんな事よりも壊すのは酷いんじゃないの?」

 

 

 ルウソ似のルカは割と荒っぽいやり方には慣れているし、自身でもそういうやり方を好んではいるがあまりにもあまりなアストラエアの女王らしからぬ行いには驚きが隠せなかった。

 

 女王らしさをいまだに感じれないというのに一国の王を名乗っているアストラエアは問題の塊なのだろうがこの国の常識ではこれが普通なので仕方がないのかもしれない。

 

 

「女王様……」

 

 

 家の中から姿を現したのはメイド姿の巨大腐敗人。

 

 この国の民は男女の区別がつけにくいがこの腐敗人はメイド服を着ているから女の子なのだろう。

 

 

「あ~、こっからは実際に依頼を受けたルカちゃん達が話つけなさい。

 私はガル分が足りなくなったからちょっと奥の部屋借りてヤってくるから」

 

 

「あの、陛下……ここは城で働くメイドの家で陛下の住む王城ではなく、またこのような状況で何をなさろうというのでしょう?」

 

 

「そんなのナニに決まってるじゃない♪」

 

 

 そう言ってがるの腕を掴むとアストラエアはメイドの家の奥へと勝手に入っていき、何やら悲鳴のような声と嬌声が入り混じる大人の空間を形成し始めたのだった。

 

 

「あー、とりあえず自己紹介からね。

 ルカはラトリアであなたのお兄さんがあなたからの手紙が途絶えて心配だ、って言うから様子を見にきたんだけど」

 

 

「私はルカちゃんの姉のタカノと言います」

 

 

 自己紹介をする二人。

 

 

「……ねぇタカノちゃん。

 ルカが姉、タカノちゃんが妹、OK?」

 

 

「NO! 私が姉、ルカちゃんが妹、OK♪」

 

 

 静かに、それでいて熱い視線で睨みあう二人。

 

 そして当然の帰結として取っ組み合いの姉妹喧嘩が始まった。

 

 これまで語られてなかったが実はこの二人、血のつながりがないためにどちらが姉でちらが妹かという話でこれまでにも何度か揉めたことがあるのだ。

 

 

「お、お二人とも喧嘩はやめてくださいっ!」

 

 

 腐敗人の妹さんの声は小さなものだったがすぐに仕事でもある本来の目的を思い出したルカとタカノは喧嘩を収めた。

 

 

「見苦しいところを見せて悪かったわね。

 それであなたがラトリアに最近移住した腐敗人さんの妹さんで間違いないわね?」

 

 

「はい、最近ショックなことがあったから兄への手紙を出すのを忘れていましたがもう大丈夫です。

 ご心配おかけしてすいませんでした」

 

 

 何やら厄介事は早い所済ませてしまおうみたいな口調で言ってくるメイド腐敗人。

 

 

「まぁまぁ、そんなに結論を急がなくてもいいわよ。

 それよりも私とルカちゃんは人助けの旅であちこちを旅してるからそのショックなことも解決してあげましょうか?

 大体の事はアストラエアさんから聞いていますけど」

 

 

 タカノもメイド腐敗人の考えていることには気づいていたが、それでも人の悩み相談も仕事にしているので聞いてみることにしたのだった。

 

 

「……実は、最近お見合いの話があったんです。

 私は相手の人に一目惚れだったのですがなぜか向こうの男性が私に会おうともせずに一方的にお見合い話を破談にしてしまったんですぅ」

 

 

 泣きながら語るメイド腐敗人。

 

 その様子に心を動かされたルカとタカノがとる行動は当然一つだ。

 

 

「それならそのお見合い相手ってのをぶっ飛ばしに行きましょう。

 ね、タカノちゃん♪」

 

 

「そうね、女の敵は見敵必殺と相場が決まってるもんねルカちゃん♪」

 

 

 互いに手を取り合う二人。

 

 その瞬間部屋の奥の扉が吹き飛んだ。

 

 

「話は聞かせてもらったわ!

 つまりあまたが一か月もの間休んでいたのはその相手のせいなのね!?

 うちのメイドを泣かすなんて許すまじ!」

 

 

 グレートクラブを今度は二本、両手に持って軽々と扱うアストラエア。

 

 そしてその後ろには若干やつれたような騎士ガルの姿も。

 

 

「それで腐敗人さん、あなたを振った人って誰なんですか?」

 

 

 一応タカノには、その振った相手が誰だか薄々予想はしていたがあえて聞いてみた。

 

 

「はい、ボーレタリア王国のアリオナさんです……」

 

 

 その言葉を聞いた瞬間ルカの脳裏に旅の最初に出会った変態王子の姿がフラッシュバックし、いたいけな少女(巨大腐敗人)を傷つけたという怒りは殺意へと変わり、その場の全員は声に出さなくとも理解した。

 

 ボーレタリア王国が滅ぶということに。




 ~オリジナルデモンズソウル活用装備第二弾~

 『炎の業』

 ドラゴンを倒して手に入る使い道が一切ないデモンズソウル『小さな炎の鱗のデモンズソウル』と『大きな炎の鱗のデモンズソウル』を活用して作る『触媒』。

 この触媒の使用者は敵の炎による攻撃を食らうと一撃で即死する代わりに、自分が使う炎の魔術、『炎の嵐』、『火の飛沫』、『火線』、『火の玉』、『発火』の効果範囲が二倍になる。(装備した状態なら火炎瓶や松脂の炎も大きくなる)

 必要能力地:筋力10、魔力50

 物理55、魔法威力修正180(最大)

 ようするに木の触媒の炎魔法特化型。 魔術の威力まで上がるわけではない。

 私はこういうマイナス要素のある武器とかが大好きなんですよね♪

 何か一つだけ物凄い能力を持っているというのが素晴らしい!
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