ロリコン(変態紳士)消え去れ。
白くて広い、高価な物がたくさん置いてある部屋の奥。
私はそこで一人で遊んでいる。
お爺ちゃんは大きな会社の社長で、私の為にこのマンションを一層まるまる買ってくれた。
それ以外にもお爺ちゃんはなんでもしてくれた。
お爺ちゃんのおかげで何も困る事はないけど、私はそれよりも誰かと遊びたかった。
お姉ちゃんは前まで遊んでくれてたけど、学校でお友達が出来てから私と遊んでくれる事が少なくなった。
もう7歳になるんだから、と言ってお姉ちゃんは行ってしまった。
外に遊びに行きたいけど、執事のおじさんはダメって。
お外は危険だから1人の時は出歩いちゃいけないって止められてるからつまんない。
このままずっと1人でいるのかな?
ある日
お爺ちゃんがお兄ちゃんを連れてきた。
お姉ちゃんは自分の友達だっていってた。
でもその人は違うって。変なの。
お姉ちゃんはそれを聞くと泣いちゃった。
私はそのお兄ちゃんの事を、お姉ちゃんを泣かした嫌な人だと思った。
私にお勉強を教えてくれる人だ、ってお爺ちゃんは言った。
お勉強はつまんないけど、1人で遊ぶのよりずっと良かった。
お勉強は思ったよりずっと楽しかった。
机に向かって勉強するんじゃなくてピアノを弾いたり、絵を描いたり、一緒に本を読んだりした。
お兄ちゃんは嫌な人じゃなくて私の大好きな人になった。
お兄ちゃんは料理も出来るんだって。
この前、鍋いっぱいのプリンを作ってくれた。
お姉ちゃんと3人でなんとか食べれたけど、夜にお姉ちゃんは
カロリーが⁉︎
って驚いて、お風呂でケータイに向かって怒ってた。
………お姉ちゃんだけずるい。
私もお兄ちゃんと電話したい。
次の日にお爺ちゃんにお願いしたらケータイを貰えた。
すぐにお兄ちゃんに電話番号を教えてもらった。
私は嬉しくなって、その日は一日中寝笑顔で過ごしてた。
今日、メイドさんたちの会話が聞こえた。
男の人は大きい胸が好きなんだって。
お姉ちゃんに聞いたら、お姉ちゃんは自分の胸を見ながら少し悲しい目をして私に『違う人もいるわよ』って言った。
なんだか少し怖かった。
お兄ちゃんも大きい胸が好きなのか聞いたら、お兄ちゃんは飲んでたお茶を噴きこぼした。
私にかかってしまい、お兄ちゃんは慌てて拭くけど、それよりも答えの方が気になった。
お兄ちゃんは少し顔を赤くして、『世間一般的にはそうなんじゃないか?男は母親に甘える習性が本能的にあるからな。』って言った。
よく分からなかったので、簡単に言って!って言ったら、お兄ちゃんは俯いてそっぽを向いてしまった。
結局どっちなんだろう?
そんな事があった日から少し経ったときの事。
お兄ちゃんはアメリカに行くのだと言って、数日間私と遊べ………勉強できなくなった。
お姉ちゃんも私もなんだか寂しくて、その日はお姉ちゃんと一緒のベッドで寝た。
最近、お兄ちゃんがいなくてつまんない。
ゲームも面白くないし、お外にも出たくない。
勉強もしたくないしご飯も食べたくない。
お兄ちゃんがいないとつまんない!
お兄ちゃんがいなくなって2日がたった。
私は騒ぐ元気もなくて、一日中ベッドで寝ていた。
すると突然、お兄ちゃんがアメリカから帰ってきたと執事のおじさんが教えてくれた。
お兄ちゃんはなんでかは知らないけど、帰国が早まったって言ってた。
お兄ちゃんが大好き。
お兄ちゃんと一緒に勉強するのが好き。
お兄ちゃんと一緒にピアノを弾くのが好き。
お兄ちゃんと一緒に歌を歌うのが好き。
お姉ちゃんもお兄ちゃんが好きみたいだけど、私は絶対に負けない。
私はいつか、お兄ちゃんと結婚するんだ。
10歳も離れてるから無理、ってお姉ちゃんは言うけど……お兄ちゃんが10年待っててくれればいいよね?
だからお兄ちゃん。よそ見なんかしないで
私だけを見ててね?
お姉ちゃんはあのお嬢様です。
なんとなくわかると思いますが、同じ世界線の物が幾つかあります。
そのうち1番主人公と絡みがない幼馴染の続編を書こうと思います。