恋心短編集。   作:冴え渡る

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はい、私は思いました。



高校生じゃなくてよくね?と。




てなわけで今回は社会人という事で。
会社とかよくわかんないからてきとーで。


この思いは。

地方の中堅企業

 

私はその会社で部長の役についている。

年は24なので若すぎるという事もあってか、他の部署の人間からは疎まれる事もある。

幸いここは仕事ができる事が全てなので支障ないのだが。

 

 

私の部署には1人の変わった社員がいる。

 

仕事を自分の分を終わらせるとその後に隣のやつの分までやるのだ。

そして隣のやつのが終わると、今度は2人で他のやつの仕事まで手をつけるのだ。

不思議な事にそれをみんなが不満も言わずに手伝うのだ。

多分手伝って貰ったので多少は彼をよく思っているのだろう。

 

 

そうして全員の仕事が終わると彼は絶対に定時で帰るのだ。

一度たりとも飲み会などには参加した事がない。

遅刻もない、早退もない、残業もない、完璧にこなすのだ。

 

それなのに昇格の話は全て断っている。

彼の席は私の部署の1番隅の方で、なんでもこの席がいいのだとか。

 

 

 

 

仕事を滞りなくこなすので私は彼を気に入っていた。

一緒にいてあまり気を使わない雰囲気で、女性社員のするお茶汲みなどもたまにしてくれる。

時間が空くと部署の掃除もするし

仕事も手伝ってくれたりする。

誰かが失敗しても丁寧に教えてくれるだけで怒る事もしない。

挙げ句の果てには、部署のみんなにコンビニスイーツを買ってくる事もあるのだ。

 

これで人気が出ないわけがない。

 

 

 

 

 

ある日

 

専務から見合いの話を勧められた。

 

 

先方は完全に乗り気のようで、後は私の気持ち次第なのだとか。

 

頭の中に彼が思い浮かんだが、私は専務の言う事なので断る事ができずに見合いに出る事になった。

 

見合いの相手はいかにも『金持ちのボンボン』という言葉が似合いそうな若造で、私は第一印象で不快に感じた。

結局断る形になり、専務の面目を潰してしまった。

 

 

 

 

 

ある日の事

 

 

私の部署からえらいミスを犯してしまった。

 

新人の女の子で、発注の桁を1つ多く記入してしまったのだとか。

すぐに先方に謝罪をし、なんとか修正をお願いしたのだが聞き入れてもらえず、上司からは責任を取るように言われた。

みんなが頭を抱えたその時、彼が休憩から帰ってきた。

 

 

 

 

彼は事情を聞くと、すぐに先方に連絡をいれた。

私は聞き入れてもらえないと言ったが、彼は知り合いがいるといい、なんとその後すぐに問題を解決してしまった。

 

 

 

 

新人の女の子は彼にお礼を言いながら泣いていた。

部署のみんなは大いに喜び、上司も彼を褒めていた。

私もクビが飛ぶ事が無くなり、彼のおかげで部長のままでいられた。

 

彼は大して喜びもせずにその日も仕事を終わらせると、社長の奢りで飲み会があると言っても聞かずに帰った。

 

 

 

飲み会の席ではいつの間にかみんな出来上がってしまい、なぜか恋愛の話になっていた。

女の子たちの間では隣の部署の二枚目とうちの部署の彼とで意見が分かれた。

 

 

私の好みを聞かれると、私の頭の中には彼が浮かんできた。

私は恥ずかしくなってきてしまい、抜け出して店の外に一服しに行った。

 

 

 

 

店の外には上下ジャージ姿で走っている彼がいた。

彼は少し頭を下げると、そのまま走り去ってしまった。

 

 

多分私は彼に恋をしているのだろう。

私は今までに恋というものをした事がなく、その時初めて恋を知ったのだ。

 

今の私は役職こそ彼よりも上にいるが、実際はずっと劣っている。

いつか彼の隣に立てるまで成長したら

 

 

 

 

 

その時はーーー




気付いた人少ないと思うから言うけど、今のところはこれ俺ガイルのキャラを基にしてます。
まあそのうち変わるんですが。
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