恋心短編集。   作:冴え渡る

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皆さんが普段どんな妄想してるかをメールでも感想でもいいので教えてください。

その妄想を俺が補完する!
人間の無限の可能性は妄想にあると思うよ。

大丈夫。安心して?エロは悪くないよ。

悪いのは、それを隠してかっこつける事。

恥ずかしがらないで。妄想は『して当たり前』なんだよ?
俺なんか1日の半分は妄想してるね!想像じゃないぜ?妄想だッ!


ライバルは好きな人。

私は運動が得意だ。

 

走るのが一番得意で、その他にも水泳や体操、スポーツなんかは全般できる。

 

部活は女子陸上部に入っており、高跳びのレギュラー入りを果たしているぐらいには上手い。

 

私はこの学校で一番すごい。

そう思っていたのだがそれは違うと分かった。

 

 

同じクラスの男子が授業の内容で私の部活動での記録を越えたのだ。

 

何度も練習を重ねてやっとの思いでだした記録を、たった一回の授業で越えられてしまった。

 

 

私は悔しくて、放課後のちょっとした時間に彼に挑んだ。

けど、未だに一回も勝てた試しが無い。

 

やはりこの胸が邪魔なのだろうか?そんな馬鹿な事を真剣に考えるぐらい、彼との勝負に打ち込んでいた。

 

 

 

 

最初は嫌味なやつ、という印象だったが、綺麗なフォームで無駄の無い動きをする彼はとてもかっこよかった。

 

次第に印象が変わってきて、気づけば私は彼の事が好きになっていた。

 

 

 

休み時間は彼の席に行って後ろから抱きついてくすぐったり、朝のホームルームの前には彼の前に座って会話したりした。

彼を部活に誘ってはフォームを見せてもらい、その姿から自分の形も見直したりして、私はどんどん上達していった。

 

 

 

 

 

彼は次第にかっこよくなっていく。

 

下手にかっこつけようとしない分態度に余裕があり、それがまたかっこいいのだ。

 

告白したいが勇気がない。

 

けれど関わるのはやめない。

 

そんな関係が続いていた。

 

 

 

いつまでもこのままではいけない!

 

そう思い、私は高跳びで彼に勝ったら告白すると決めた。

 

 

その日から1日たりとも練習を怠らなかった。

彼との遊ぶ時間さえも、涙を飲んで練習につぎ込んだ。

跳ぶタイミングの練習、走る速度の調整、跳ぶ角度の計測、自分に最も合ったやり方でしか彼を抜けない。

 

一カ月後には私は完璧なやり方をマスターしていた。

 

 

 

私は彼を呼んで勝負を仕掛けた。

 

 

最初は私が跳んで、次に彼が跳ぶ。

私の方が高く飛べてたら勝ちだ。

 

 

 

 

位置に着き、スタートの合図を待つ。

やれることはやった。

後は自分を信じて跳ぶだけだ。

そう思い、私は跳ぶ。

 

結果は最高の記録を出した。

今までに出したことのない記録を更新を出せた。

私は跳ねて喜んだ。これで後は彼の記録が私よりも低ければ私は彼に告白する。

 

そう思うと少し緊張した。

だが、その緊張は無駄になった。

 

 

彼の記録は私の記録よりも10cmも高かった。

 

これでは彼に告白できない。

そう思うと少し悲しくなった。

 

 

 

 

彼は飛び終わった後に私の所へ来て、『お疲れ』と言って肩を叩いてくれた。

私から彼に触れる事は多いが、彼から私に触れてくれる事は初めてだった。

その時の私は喜びで顔がとんでもない事になっていたと思う。

 

 

 

 

私は今までに何度も彼に負けてきた。

得意な走りも水泳も、スポーツも一つも勝った事がない。

でもいつかは彼を打ち負かして見たい。

その時に初めて

 

 

 

 

 

 

 

彼に告白するのだ。




そだなー………人間じゃなくてもよかですか?
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