アイドルマスターシンデレラガールズ-The TCG- 作:権力万歳
名前:桐生遊貴(キリュウユウキ)
性別:男
年齢:22
今年大学を卒業し、プロデュエリスト試験に合格したデュエリスト。幼い頃からプロデュエリストの父の背中を見て育ったため、自身もプロデュエリストを目指していた。ちなみに母親はそこそこ名の知れたアイドルで、父はそのプロデューサーも兼任していた。
好きなことには一直線で誰であろうと真っ直ぐに言葉を言う。
使用デッキは「アクセル」モンスターを中心としたシンクロ主体のデッキ
「なぁ、どうして俺は負けないといけないんだ!あの手札なら絶対に勝てたんだ!」
「…さっきも言っただろう?これが大人の世界なんだよ。」
スタジアムの薄暗い通路で1人の青年と初老の老人が言い争いをしていた。正確には青年の方が一方的に怒鳴っているように見える
「ふざけんな…わざとデュエルで負けるのが大人の世界なのかよ!」
「…」
「おかしいと思ったよ。あのプロデュエリストのデッキを研究したけど、どう考えてもあんな勝率が叩き出せるわけがない。プレイングの差かとも思った。けど違った!」
青年はその場で地団駄を踏む。その目には涙が滲んでいた。
「あの男は今日勝てば、デュエルキングへの挑戦権を得ることができた。ただそれだけだ。」
初老の老人は抑揚のない声で言う。まるで「負けること」が当たり前のように。
「だったら俺は辞める…こんな腐った世界にいても、俺の思い描くデュエルはできない!」
ガチャン!持っていたD-ホイールのメットを地面に叩きつける 。
「じゃあな…短い間だったが、世話になった」
「…すまなかった。」
初老の老人の最後の声を、青年…桐生遊貴が聞くことはなかった。
あの出来事から数ヵ月後…
「俺は(ギア・アクセル・ナイト)でダイレクトアタック!」
「負けた…やっぱり遊貴は強いな。これで何連敗目だよ…
「いやいや、お前こそあのコンボは度肝を抜かれたぜ。久々に負けるかと思ったぜ…」
遊貴は大学の友人たちやショップの仲間たちとデュエルをしながら、アルバイトに明け暮れる生活をしていた。両親からは早く仕事を見つけて安定しろと言われているが、今のところやりたい仕事がないので、この生活を続けているのだ。
「遊貴は今日これからバイトだっけか?」
「いや、今日は1日フリーだな。たまには1日デュエルするのも悪くないかなって」
「ならさ、近くの公園でこの後デュエル大会があるみたいなんだよ。良かったら一緒に参加しないか?」
友人は軽い気持ちで誘うが、遊貴は顔を曇らせる
「…悪い、俺はパスするよ」
「まだあのこと引きずってんのか…忘れろとは言わないが、そろそろ3か月だぞ?」
「そうなんだけどさ…やっぱり大会とかは無理だ。あの日のことを思い出しちゃってさ。忘れたいけど忘れられない…
「ならさ、俺が出場するから近くで応援してくれよ。それなら良いだろ?」
「それくらいなら問題ない。てか、お前なら優勝狙えるだろ。」
「そうとも言えないぜ?最近はデュエルが日常茶飯事になってきてるから、主婦やサラリーマンも参加してるって話だ。中規模な大会とはいえ、良い成績残せば、評判もよくなるしな」
遊貴の友人のいう通り、ここ最近は世界中でデュエルが流行り始め、デュエルが強い者はそれだけでステータスが上がるようになる。プロデュエリストという職業も昔はあまり良いイメージはなかったが、ここ10年程で大分印象が変わってきている。
「最近はアイドルグループもデュエルでステージ決める時代だからなぁ…」
「俺にはアイドルはわからん…ほれ、行くなら早く支度しろよ。また俺のめんどくさい病が出ても知らんぞ?」
「遊貴様のおっしゃる通り…ってか?」
こうして二人は近くの公園で行われるデュエル大会へと向かったのだった。
簡単なあらすじっぽいことを書いてみました
次からデュエル描写が出てくると思います。彼はプロデュエリストをやめましたが、デュエルへの情熱は完全に消えていません。
次回あらすじ
プロデュエリストをやめた遊貴は日々アルバイトをしながら近所のショップでフリーデュエルをする毎日を過ごしていた。
ある日、近くの公園で開かれたデュエル大会で1人の少女と対戦することに。それが彼と少女の運命を変えることになるとも知らずに…
次回「出会うべくして出会った二人」