そして、気づいたらお気に入りが600を超えていたのにびっくりしました!!
みなさん本当にありがとうございます!!
IS学園食堂
今日は、雲雀と一夏の料理対決の日
料理勝負は夕方の時間に行われる。朝のうちに一夏は雲雀に材料を伝えており、準備は万全だった。
みんなは『あれ?材料教えちゃだめじゃない?』と思っているが、雲雀は材料は聞いてもそこまで深くは考えてはいなかった。
「料理勝負は夕方ですし、まだ時間がありますね。何をしましょうか」
テーブルに座り、何をしようかと考えている雲雀。その時、雲雀の携帯が震えた。
「あら?メールですかね?え~と...あ、電話ですね。えりなさんからとは珍しいですね」
電話には【着信:えりなさん】と表示されていた。
「もしもしえりなさん?」
電話を出た雲雀。用件は何か気になっていた。
『あ、雲雀さん!お忙しい中すみません。今、大丈夫ですか?』
「はい、大丈夫ですよ。ふふ、こうしてえりなさんが電話をしてくるのは久しぶりですね」
『そうですね...最近はいつもの仕事に加え十傑の仕事もありますから...中々休む時間がありません』
「あらあら...少しは休んでくださいね?えりなさんには妹の件でもお世話になっていますから」
雲雀の妹。鶫はえりなと大の仲良し。小学生の頃に知り合い、中学生と高校生では同じ遠月に通っている。
『い、いえ!鶫さんと一緒にいると楽しいですから私は大丈夫ですよ!こないだも一緒に寝てくれましたし...私の方がお世話になってもらっていますよ』
「そんなことないですよ。いろいろと迷惑をかける妹ですがこれからもよろしくお願いします」
『こ、こちらこそです!私も一緒に居たいと思っていますから。っとそろそろ本題に入りましょう』
ちょっとしらプライベートの話が終わり、ここからは真面目な話になる。
『今回の宿泊研修の日程は、5泊6日のスケジュールになります。初日は、980名の生徒を20のグループに分割します。説明終了後は各自指定された場所へ移動して課題をする予定です。そこで講師による評価が一定のラインを下回った生徒は失格で退学になります』
長々とえりなが雲雀に宿泊研修の詳細を述べていく。
雲雀は、聞き終えた後、いつも通りと思うような顔で...
「相変わらず厳しいですね。もっと気楽に行こうとは思わないのですかね」
雲雀は、心で"宿泊研修で退学はないですよ"と思っていた。雲雀も学生時代に経験したことだが、本人曰く"お爺ちゃんの方が厳しいですね"とのことだ。
その後、教師になりこの研修に失格する生徒の人数を確認し、厳しいと感じたようだ。
『そんなことないです。このくらい乗り越えられなければ遠月に居る資格なんてありません』
「もうえりなさんったら...まぁ詳細はわかりました。それで、私は何をすればいいんですか?」
『そのことで少しお話があります。今回の宿泊研修には、遠月の卒業生がゲスト講師に来る予定です。その時に、卒業生と一緒に来てください。ですが、雲雀さんは遠月では立場が立場なので、ゲスト講師ではなく生徒のヘルプに周る役割になると思います』
「卒業生ですか...久しぶりにみなさんに会えるのですね、それは楽しみです。研修での役割も把握しました。あ、そうでしたえりなさんちょっとお願いがあるのですが」
『はい、なんでしょうか?』
雲雀は、楯無の件についてえりなに聞いてみた。
「今回の研修にどうしても行きたいと言うちょっと我が儘な生徒会長さんがこちらに1人居まして...参加させても大丈夫でしょうか?」
『そちらの学校...IS学園の生徒ですか?たぶんですが大丈夫かと思いますよ。学校同士の交流と報告すれば通ると思いますし、それにいざとなれば雲雀さんから報告すればすぐ通ると思いますよ』
「そうなんですが、一応十傑に確認しておきたかったので...手数を掛けますがよろしくお願いします」
『わかりました。一応私から報告はしておきます。それでは、長話では、雲雀さんのお仕事の邪魔になってしまいますし、そろそろ切りますね』
「そんなこと気にしなくても大丈夫ですよ。こちらの仕事は食事を作るだけですから。それじゃあ授業頑張ってくださいね」
『はい、宿泊研修でお会いしましょう雲雀さん...『えりちゃん何してるのー!とうー!』...ひゃっ!?鶫さん!?...んぅ!あっ!ひゃん..!ま、待って..そこは..!』
ブチッ....ツーツー...
「えりなさん...ごめんなさい...」
雲雀はその場で頭を下げ、犠牲になったえりなに謝った。
それから時間は経ち、時刻は夕方になっていた。
食堂では、生徒たちが集まりこれから始まる料理勝負を楽しみに待っていた。
「雲雀さん。やっとこの日が来ましたね!」
「そうですね一夏くん。私もとても楽しみでしたよ」
2人は、お互いを見てその場は闘いと言う名のオーラが漂っていた。
「それでは、これより雲雀と織斑の料理勝負を始める。制限時間は1時間。お題のカレー料理を作れ。始めッ!」
最後の方は適当なのかなんなのかは置いといて。千冬の言葉で、雲雀と一夏の料理勝負が始まった。
ここで、料理中の様子があると思いましたか?すみません...作者の残念な頭のせいでそこまでの知識と文章力がないので、カットさせていただきます...
頑張れば少しはマシなのが書けると思うのですが...時間が掛かりすぎるのですみません....今でも結構時間掛かってしまっていますので...
1時間後
先に出来上がったのは....
「よしっ!出来た!!」
一夏だった。この場に居たものは、雲雀が先に出来上がると思っていたらしく驚いていた。その中で千冬は、わざと一夏に先を譲ったことに気がついていた。
そして、食堂にはカレーのスパイシーな香りが漂っている。
「お待たせ!俺のカレーはこれだ!」
一夏が3人の前にカレーを出した。そのカレーは、いつもの茶色などの色ではなく白い色をしていた。
「白いな」
「白いですわね」
「白いカレーだな」
上から、千冬、セシリア、箒といった順だ。
「そう!これは、俺と鈴で考えた名づけて"まろやかカレー”なんだよ」
「確かにホワイトカレーという料理はある。通常のカレーと違って、ターメリックなどの色の着いたスパイスをを減らしてクリームシチューに似ていると言われている。」
「さすが千冬ね...織斑先生!このカレーはスパイスの風味とかは変わらないけど、クリームなどをベースにしているからまろやかになってて美味しいんだ!」
目を輝かせながら料理の詳細を説明していく一夏。一通り説明し終わり3人は食べ始める。
「むっ..これは鶏肉か」
「この鶏肉のもちっっとした食感がたまりませんわ~♪」
「だが、少し歯ごたえが足らないな...」
千冬が何か物足りないと言う顔をしていた。それを見た一夏が何かを取り出した。
「そんな時は、このピーナッツやお湯で少し温めたレンコンなどを入れると食感を楽しめるよ」
皿に少し砕けたピーナッツにレンコンと言った野菜などがあった。
そして、また一夏がテーブルに何かを置いた。
「あとは、スパイスが足らなかったようにコショウとか七味を入れてもまた味が深まっていいぜ!」
そこにコショウ、七味などの辛さを足す調味料が置かれていた。
「うむ、確かにこれはうまいぞ...!」
「このまろやかさが癖になりますわ...!」
「味や食感も変えられるのはいいところだな」
3人の好評価に周りが騒がしくなった。一夏の勝ちと思うも者も少なからずいた。
その時...
「できました」
厨房の方からそんな声が聞こえた。厨房から出てきた雲雀。その手には皿の上に紙に包まれたものがあった。
「お待たせしました。どうぞ」
3人のテーブルに紙に包まれた料理が置かれた。雲雀以外紙に包まれているためどんな料理かわからず、わくわくしている。
「さぁ、召し上がってください。あ、一夏くんの分もありますからどうぞ」
そう言い、雲雀は一夏にも同じものを渡した。
「え!?いいんですか!?そしたら俺も今準備しますよ!」
「ふふ、あとでゆっくりと食べさせてもらいますから大丈夫ですよ。ほら、どうぞどうぞ」
雲雀は笑顔で返した。4人は包んでいる紙を取るとそこには丸いパンがあった。
「これはパンだな」
「パンですわね」
「うむ、パンだ」
「普通のパンだよな」
順番はもうわかっているから省くとして、4人の手には丸い普通のパンが現れた。
「これは...そうですね..."カレーじゃ!パン"でいいですかね」
「なんだ、その変な名前は...」
「いいから食べてみてください」
『それじゃあ、いただきます』
4人はカレーパンを食べた。一口だけだが、雲雀にとってそれは充分だった。
『....!!』
4人は一口食べた後、カレーパンの中身を見た。そこには野菜などの具が少し小さく切ってあり、そしてカレーの汁が食べたところから溢れるように出てくる。
「これは...野菜などの具にカレーの旨みが吸収されており、口の中で優しく広がっている」
「そして、このカレーの汁がパンの生地に吸収されずに残っていてそれがまた美味しいですわ!」
「普通ならパサパサになっているのだが....すごいな」
「すごいのはカレーだけじゃない!この生地も外はパリッと焼けていて中は程よく弾力がある...!これは、今までに食べたどのパンより美味しい!!でもなんで生地に汁が....あ...!生地のところにバターを塗ったことで吸収を遅らせたのか!」
3人が感想を言っていると一夏がこの仕組みについて気付いた。
「一夏くんの言う通りです。バターを塗って、生地にカレーの汁を吸収されるのを遅らせています。そしてあともう一つは...」
雲雀が何かを言おうとした時、4人は真ん中にある隠れていたものに気づいた。
「この食感は...モッツァレラチーズか...」
「もちっとしていまして、カレーとマッチしていますわ!」
中にはモッツァレラチーズが入っており、そしてそのモッツァレラチーズのさらに中に...
「このとろみは...卵!?」
「はい、モッツァレアの中には卵の黄身が入っています。それでさらに濃くがでたりマイルドになったりします」
「す、すごいですね雲雀さん...俺がやったら黄身が破れてできませんよ...」
一夏は1人雲雀の料理のすごさに驚いていた。
「そんなことないですよ。それに、カレーに使われているスパイスにはいろいろな効果があります。そうですね...代表なものを言えば、ターメリックは肌や肝臓に良いです。他にはチリ...まぁトウガラシですね。それは食欲を増してくれたり、新陳代謝を高めて体の脂肪分を燃焼させる効果があります。あとは、アニスやオールスパイスなどは消化を促進させたり消化器官の不調などを予防してくれたりもするんですよ」
雲雀の説明に4人や観客の生徒は興味を示していた。
「それで、今回は生姜も少々入れてみたので、体の心から温まると思いますよ」
その場に居る者は雲雀の優しさに感動していた。"食べる人のことを思う"みんなはそんなことを考えながら雲雀を見ていた。
そして、勝敗が決まる時がきた。
「では、今回の料理勝負の結果を決める。美味しかった方にこの旗を置け」
千冬の説明が終わり、右に一夏左に雲雀が立っっている。一夏は目をつぶっているがどこか諦めている様子で雲雀はいつもと変わらずニコニコしていた。
「ふぅ、では一斉に置くぞ。」
そう言い、一斉に旗が置かれた。
一夏が目をゆっくりと開けるとそこには....
3つの旗が左側に置かれていた。
「満場一致で勝者桜花 雲雀に決定した」
こうして、IS初の食戟は雲雀の勝利で終わった。
「いや~...負けたけど、なぜか悔しくないな」
「うむ、どちらの料理もとても美味しかったぞ一夏!」
「ありがとな箒、でも雲雀さんの料理は本当に美味しかったな!」
「ええ、さすが名門の遠月という所を卒業したと言えますわね」
料理勝負が終わり、食堂で片付けをしている一同。
「あ、雲雀さんに料理勝負してくれたお礼してこないと...ちょっと行ってくる!」
そのまま、一夏は厨房にいる雲雀の元に向かった。
「雲雀さーん!」
「あら、一夏くんどうしました?」
厨房で食器などを洗っていた雲雀。
「いえ、今日こうして料理勝負をしてくれたお礼を言っていなかったので...」
「もう、そのくらいいいですよ。私も久しぶりに楽しめましたから」
「そ、そんな悪いですよ。でも今日のでなんか勉強できた気がします!」
一夏が手を握り目を輝かせていた。そんな一夏を見て雲雀は食器を洗っている手を止めた。
「ふふ、ならもっと勉強しないとだめですね。もしよろしければ一夏くんが空いている時間で料理のこと教えてあげられますけど?」
「え!?でも俺勝負で負けましたし...」
驚いている一夏に雲雀は溜め息をした。
「私は最初に言いましたよね?勝負に負けても教えてあげますよと、それに私は人の成長を間近で見るのが好きなんです。自分が教えたことでその子がどうゆう風に成長して行くのか、それだけでわくわくします。そ・れ・に、私に教えてもらうのは嫌ですか?」
「ぐはっ!?お、お願いします雲雀さん...」
顔が赤くなった一夏が手を前に出し雲雀と握手をした。
その時、ふと一夏は感じた。
「それじゃあ、引き続きお片付けよろしくお願いします一夏くん」
「.....あ、はい!」
雲雀はそのまま食器を取りにテーブルの方に歩いていった。
1人立ち尽くして一夏。
何かを思い出すかのように頭を捻っていると。
「ん~....あ!そうか!!あの手の暖かさ....」
昔、マンガにも載ったり友人から聞いたりしていた記憶を思い出した。
通常、体の末端である手の温度は体温よりも低くなるが、血行が盛んならば手の温度と体温の差は小さくなる。
そのような手をフランスではこう呼ぶ。
"太陽の手"と!
「まさか...雲雀さんは...」
「おい一夏!ぼーっとしていないで手伝え!!」
一夏が考えていると箒が怒ったように大声を上げた。
「うぇい!?す、すまん箒今行く!」
さて、このことが真実なのか嘘なのかは....誰にもわからない....
今回は少し長くなってしまいましたね!
次回は、もう少し速く更新できると思います!
次はクラス代表戦ですかね!!
感想・評価お待ちしています~!