IS〜IS学園の食堂のお姉さん〜「凍結」   作:れんにゅう

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なんとか徹夜をしながら書き終わりました!!

こう、夢中になるときは寝るのを忘れちゃうんですよね~


お仕置きですよ

IS学園アリーナ

 

クラス対抗戦1試合目の一夏対鈴の試合中に起こった異常事態。天井の防御シールドを破り何かがアリーナに侵入した。

 

アリーナにいる全生徒と役員は今起こった事に思考が止まっていた。

その中で唯一雲雀だけはこの後何をするべきかを理解して楯無に素早く伝えていた。

 

「楯無さん至急ここにいる生徒さんたちを安全なところに避難させてください」

 

「え?雲雀さんどうしたんですか?っていない...!」

 

耳元で囁かれた雲雀の言葉に一瞬戸惑いながら雲雀の方を向くとそこは雲雀はいなかった。

次の瞬間、アリーナの中心からビーム砲が観客の防御シールドに放たれた。幸いシールドは破られてなく、怪我人も出ていなかったがそれをきっかけに周りの生徒たちが騒ぎ出し始めた。

生徒たちが急いでアリーナから出ようとした時、アリーナの出口の扉が閉まりロックが掛かった。

 

「(まさか、雲雀さんはこうなるとわかって私に急いで避難させてって言ったのね...!ロックが掛かったあの扉は対IS用で作られているから壊すにしても時間が掛かるし、第一こんなに生徒が密集してるところでISを展開しての作業は生徒たちに危険が及ぶわ...どうすればいいの...ッ!)」

 

楯無がこれからの行動が思い浮かばず焦っている。学園のセキュリティは世界でもトップに入るほどのもの。いくら生まれが生まれでもそんなものを軽々とは解除はできない。

 

楯無が生徒を避難させる方法を一生懸命考えていると、自分のポケットに何かが入っている感触が伝わった。

不思議に思いながらポケットに手を入れると。

 

「これは...カード...?」

 

ポケットの中にはポイントカードなどと同じ大きさのカードが入っていた。

 

「(何かしらこのカードは...こんなカード私は持っていないわ...そうなると...)」

 

カードに見覚えがない楯無。当然だが制服に着替えた時には入ってはいない。アリーナに着いた時もカードが入っている感触はなかった。これらのことを考えると必然的にこの異常事態が起こった時に誰かがポケットに入れたと考える。そして、その時に楯無の近くにいたのは雲雀しかいない。

 

「(雲雀さんがこれを私に渡して何をさせようとしているの....?)」

 

カードを見るが何も書いておらず何に使用するのかがまったくわからない。

考えている間にも周りの生徒は泣いたり慌てたりしている。

 

「(速くこの状況をどうにかしないと...!考えるのよ私...雲雀さんが私に頼んだことは...ッ!!)」

 

楯無は雲雀が言った言葉を思い出した。"生徒を至急避難させてください"楯無の役割は生徒を急いで避難させること。もし、危険が及ぶ以外に急いで避難させる理由があったのならと楯無は考えだした。

 

「まさか、雲雀さんはこうなることも考えていたの...!?」

 

そうなるとこのカードは...と、ある考えに至った。

急いで扉のある所に向かい、扉の横にある生徒・教員を認証するセンサーの所にカードをかざした。

 

「もし、私の考えていることが当たってたら...このカードは...」

 

扉の近くにいた生徒たちが不安などの顔をして、楯無の方を見ていた。

そして、かざしたカードをセンサーが感知してスキャンすると...

 

【解除プログラム】と表示され扉のロックを解除する音が聞こえた。

 

「やっぱり...!!...みんなゆっくり落ち着いて避難して...!」

 

楯無は自分が考えたことが当たり喜ぶが、生徒を避難させることを思い出し、生徒たちに避難するよう呼びかけた。

 

そして、扉の近くで生徒を誘導させていると楯無はある疑問に至った。

 

「(このカードが雲雀さんのなら...雲雀さんはここに来る前からこれが起こると予想していたってこと...!?)」

 

そんなことを思いながら避難をさせていく楯無だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃雲雀はアリーナの廊下を歩いていた。周りは暗く人は誰もいなくて雲雀の足音だけが響いていた。

 

「さてと...生徒たちは楯無さんが避難させているでしょうから、後は一夏くんたちの方ですね」

 

雲雀は歩きながら携帯を取り出した。どこかに電話を掛け、アリーナの運動場に向かいだした。

 

『織斑だ。どうした雲雀、こちらは今手が離せないんだが』

 

「それはすみませんでした。今から少々、おいたをし過ぎた子にお仕置きをしようと思いまして大丈夫ですか?」

 

その言葉に千冬からの返信に少し間が空き、1回咳を込み千冬は喋りだした。

 

『お前が何を考えているかわからんがこっちとしては別に構わんが....

 

 

 

 

 

 

 

....ISを付けてないからと言って....あまりやりすぎるなよ?』

 

千冬の言葉に雲雀はクスっと笑った。

 

「大丈夫ですよ...私だって加減はぐらいできますよ。それにただのお仕置き程度ですから、そこまで大きなことはしませんよ」

 

「ならいいが...念のため私の刀を持って行け」

 

「いいんですか?あれはあまり人に貸したくないと言っていましたが...」

 

「お前は特別だ、それに刀もお前に使われるなら嬉しいだろう」

 

「わかりました。有難く使わせてもらいます」

 

そう言い終わると電話を切り、ポケットからシュシュを取り出し後ろ髪を束ねた。

 

「あんな玩具を送り込むなんて、本当に束は子供なんですから...」

 

そのまま雲雀は、暗い廊下を歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーナ運動場では、謎のISが現れ、試合中の一夏と鈴が襲撃を受けていた。

 

「.....鈴まだ行けるよな?」

 

「...あんた誰に言ってるの?これでも私は代表候補生よ」

 

2人はやる気はあるが息が上がっており、ISのシールドエネルギーも残り僅かだった。

 

「でも正直...非難が終わるまでの足止めだったけど...避難が終わる前に私たちのシールドエネルギーが尽きそうね」

 

「おいおい...思っていたけど言うなよ...でもあれが無人機と思うともう少し行けそうだな」

 

一夏は手に持っている雪片弐型を敵ISに構えた。

鈴もそう考えており、手に持っていた双天牙月を構えた。

 

2人が構えた瞬間、敵ISは素早く手に付いているビーム砲を撃ち出した。

 

「んもう!なんなのよこいつ!!こんなに撃たれると近づけやしないわよ!!」

 

「た、確かに...これは少しキツイな」

 

今は避けることしかできない2人。しかし、避けてばかりではそのうちシールドエネルギーも尽きてしまう。

 

そして、一つのビームが一夏の顔の真横を通った時、避けた勢いを殺せず地面に着地をした一夏はバランスを崩してしまった。

 

「一夏ッ!?」

 

「しまっ...!?」

 

気づいた時にはもう手遅れだった。敵ISは片方の手で溜めていたビーム砲を一夏に向けて放っていた。

通常のビームよりさらに大きいビームが一夏に勢いよく迫った。

 

これを避けるのは無理だと感じた一夏は腕を前に出しガードの体制に入り目を瞑った。

 

そして、ビーム砲は一夏に.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...は当たらなかった。

 

「あ...れ?」

 

いつまでも衝撃や痛みが来ないと感じ、ゆっくりと目を開けるとそこには...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫ですか一夏くん...?それに鈴さんも」

 

そこには、日本刀を持った雲雀が立っていた。

 

「ひ、雲雀さん...!?ってなんでここに!?」

 

「あ、あなたは食堂の...!?ここは危険よ!早く安全な所に戻って!!」

 

2人は雲雀と理解した後、何でここにいるのかや危ないなどそして、生身の人がここにいると言うことに驚いた。

 

「大丈夫ですよ。それに生徒さんだけにこんな危険なことをさせる訳にも行きません。2人のISのエネルギーはもう無いに等しいですからここで休んでいてください」

 

「そ、そんなことできませんよ!!雲雀さんIS着てないじゃないですか!」

 

「あんなものただの錘にしかなりませんから...逆に着ると邪魔にしかなりません」

 

一夏と鈴は雲雀が何を言っているのか理解できていなかった。ISはパワードスーツで人間が着ると生身では到底できないことができる。それを邪魔と言っている雲雀は何者なのかと2人は思った。

 

「じゃ、邪魔って...雲雀さn...『織斑その辺にしておけ、お前たちは端で待機だ』...千冬姉!?」

 

「では、安全な所で休んでいてくださいね」

 

一夏が千冬の言葉に驚いていると雲雀は敵のISの方に向かって歩き出した。

 

「ちょっ千冬姉どうゆうことだよ!!雲雀さんはISを着てないぞ!!」

 

『織斑先生と呼べ、後敬語をつけろ...それに大丈夫だあいつならISは要らないだろう。逆にお前たちが行っても足手まといだ』

 

残り少ないエネルギーでは自由に動くことはできない。それは当然足手まといになる。

 

「な、何言っているんですか...!?それでも...生身で....織斑先生じゃないんですから無茶です!!」

 

『よし織斑...そんなに指導がして欲しいのなら放課後私が特別に指導をしてやろう...待っていろよ?』

 

「うぇい...!?」

 

「一夏..あんたって奴は...」

 

一夏が絶望な顔をしていると、千冬が話し始めた。

 

『それにあいつはな...世間が私を怪物と呼び、束を天災と呼んでいるのなら...逆に私や束にとってあいつは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪物であり天災でもあり...それ以上の正真正銘の規格外でそして、大切な親友だ』

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉に一夏は雲雀の方を向くと...

 

笑顔で只ならぬオーラを放って歩いている様に見えて感じた。あの世界1位の千冬や天災と呼ばれた束より上の規格外と言われていることに聞いたときは信じられなかった。

 

「さぁ...おいたをし過ぎた子にお仕置きをしないといけませんよね」

 

ふふふと笑顔で敵ISに歩いて行く雲雀にその敵のISが雲雀を確認すると。

 

『最重要危険人物と一致を確認。これより撤退モードに移行』

 

そう言うと、天井の最初に壊した防御シールドの穴に向かって飛び出した。

 

「あら、ここまでしておいて、そう簡単に逃がしはしませんよ?」

 

そう言い終わると、雲雀は素早く敵ISに近づき手に持っていた日本刀で手足を切断し、顔を手で掴み端の壁に吹っ飛ばした。

その間僅か0.5秒

 

それを見ていた千冬以外の者には、何が起きたのかわからなかった。気づいた時には敵ISの手足がなくなりダルマ状態で壁にぐったりと倒れていた。

 

「まったく、変な機能を入れているものですね。さて、ISはコアが無ければ動かないんですよね」

 

ISに近づき胴体を切っていく雲雀。それを感知したのかISは...

 

『撤退不可能...撤退不可能...これより自爆モードに...「うるさいですね」ブチッ!....いこぉ....ちーん...』

 

「あ、これですね。ふぅ...なんとか取り出せました」

 

もう、コアを取り出しても意味があまり無いのだがなんとかコアは回収できた。そのまま帰るかと思ったが、雲雀はISをじっと見ている。

 

「う~ん...この顔の大きさなら....」

 

無人機の頭の部分を見て、今からが本来の目的みたいなムードでその頭部を首元から切断して中身を取り出すとそこに布の袋を入れ落ちないように蓋をした。

 

「それでは、いってらっしゃいです」

 

その頭部を天井の穴から空に向かって投げた。その速度は亜音速を超えていたかもしれない。

そうしてやり切った顔をしていると雲雀の携帯に着信が来た。

 

「あら、千冬どうしました?」

 

『雲雀...あんまりやりすぎるなと言ったんだが...それに正体不明のISの頭部を投げないでくれ...』

 

「大丈夫ですよ?元在った所に返しただけですから」

 

『それでもだ...今後は気を付けてくれ』

 

「わかりました。それでは戻りますね」

 

本当にわかっているのか怪しいと千冬は思いながら通話は終わり、そのまま雲雀は一夏や鈴と一緒に千冬がいるところに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや~さっすがひーちゃん!あんな私の玩具でもあんなに簡単に倒しちゃうなんて私のひーちゃんなだけあるね!」

 

何処だかわからない場所にある篠ノ乃 束のラボそこでは先ほどの戦闘で破壊された無人機からデータを読み取っていた。

 

「うー...久しぶりにひーちゃんの顔を見たらひーちゃんの手料理が食べたくなってきたよ~...」

 

パソコンを弄りながら何か言っている。最後のデータを読み取っているとパソコンから接近する物体がありと表示された。

 

「んー?なにかな?どっかのISの部隊かな?....これはISにしては小さすぎだし...って速過ぎ!?」

 

気づいた時にはもう50mを切っていた。撃ち落とせる距離を過ぎもう当たるしかない所まで迫ってきていた。

 

「うひゃぁ!?」

 

そして、その物体はラボの壁を突き破り束の顔の真横の壁に当たり少し埋まった状態で止まった。

 

「こ、これは...あの玩具の頭...ひーちゃんなんてことを...」

 

束は仕方なく頭部を引き抜くと、中で何かが動く感じがした。

 

「うん?何か入ってる...ってこれは...!!」

 

頭部を開けて布の袋の中身を確認すると、そこにはお弁当が2つあった。

 

「ひ、ひーちゃん...私とくーちゃんのために...!くーちゃん!!今すぐご飯にしよー!なうだよ!!え?データを整理しないといけない?そんなの後々ー!ひーちゃんの料理の前ではどんなものも全て後回しだよー!!」

 

束の目には大粒の涙が出ており、お弁当を持つと急いでそのくーちゃんという子の所に向かい、美味しい美味しいご飯タイムに入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さて、ようやく1巻が終わりましたね。
長いのか短いのかわかりませんが一段落ってところですね。

次回は宿泊研修か食堂で過ごす系の2つで悩み中ですが原作には入らないつもりですね

それでは!感想・評価お待ちしています~!
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