IS〜IS学園の食堂のお姉さん〜「凍結」   作:れんにゅう

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プロローグ最後の巻ですね。今回は料理について書いてみましたが料理はすごいですね〜

楽しんで読んでくれたら嬉しいですね!


その味の虜に

IS学園食堂

 

千冬と夜話してから6日後の朝7時

 

「雲雀さーん!秋刀魚の塩焼き定食ください」

 

「雲雀さーん!私は、朝から元気定食くださーい」

 

「わかりました。少し待っていてください」

 

今日も食堂は、大勢の生徒で賑わっていた。厨房もいつものように戦場になっていて、熱気がとてもすごかった。

 

「お先に、A定食お待たせしました。あと、豚の生姜焼き定食そろそろできますよ」

 

「うわぁ!今日も美味しそうですね!」

 

「早く食べようよ!席取っておくからね!」

 

生徒で賑わい始めた

 

雲雀が次の食券を取りに行こうと受け付けに来た時だった。

 

「すいませーん。雲雀さんスペシャルをお願いします♪」

 

そこには、6日前消灯時間を無視し、雲雀に会いに来た現生徒会長・更識 楯無がいた。

 

「あら、珍しいですね楯無さんが食堂に来るなんて。あと、スペシャルについてはあまり大きな声で言わないでくださいよ...」

 

雲雀スペシャル。

 

 

 

 

それは、メニューに載っていない料理を雲雀がその場で考えて作る料理のこと。これを知っている者は、学園には、楯無を入れて、少人数しかいない。

 

 

 

 

 

「大方、生徒はもう食べ終わって帰ってますし、今は生徒は並んでませんから大丈夫ですよ♪」

 

「そう言う問題では....まぁ、いいです..それで、スペシャルでいいですか?」

 

「はい!あ、要望としては、私が驚く料理でお願いします♪」

 

楯無は扇子を広げ、そこには"驚き"と書いてあった。

 

「驚きですか...わかりました。とある知り合いが作っていたものでも作ってみましょうか」

 

何かを思いついたのか、雲雀は黙々と料理の準備をし始めた。

 

その様子を、厨房にいる奥様方と楯無そして、いつの間にかいる千冬が見ていた。

 

「って織斑先生いつの間にいたんですか!?」

 

「なに、あいつの考える料理がどんなものか気になってな」

 

「そ、そうなんですか...すごい耳ですね...でも確かに雲雀さんの考える料理は毎回すごいものですから」

 

「あいつの頭には私たちのは計り知れないほどの料理のデータがあるからな」

 

「そこがまた良いんですけどね♪」

 

2人の会話を全く聞いていない雲雀は調理の最終段階まで来ていた。

 

 

 

 

 

それから、数分後

 

 

 

 

「できました。見よう見まねで作ってみましたが、案外できるものなのですね」

 

お盆に料理を置き、楯無の前に出した。

 

 

 

 

『....!?』

 

 

 

 

 

 

その料理を見た楯無、千冬、奥様方は驚いた

 

「あ、あの...雲雀さん...これってもしかして...?」

 

「豚骨ラーメンだな...しかも結構濃厚に見える」

 

「ひ、雲雀ちゃん...朝からこれは...」

 

そう、出されたのは、とても濃厚そうに見える豚骨スープ。とてもじゃないが、朝からこんなに重いのは女の子にとってはキツイ。

 

「まぁまぁ、たしかにそう見えますけど、食べてみてください。あ、千冬とみんなさんの分もありますよ」

 

そう言い、ラーメンをテーブルに置く雲雀。作ってもらったから食べないわけにはいかないとこの場に居る者が思い、仕方なく座った。

 

「うっ...間近で見ると、より一層濃厚に見える...」

 

「楯無、いいから食べるぞ。今日は授業が無いにしろ、ここに長居をするとみなさんの片付けの邪魔になるからな」

 

「わ、わかってますよ...あれ...?でも濃厚そうなスープだけど...意外とくどくなくて、まろやかな匂いですね。

それじゃあ..いただきます..」

 

雲雀以外の人が、意外と大丈夫?と思いながら、ラーメンを一口食べた。

 

 

『ッ!?!?』

 

本日2回目の驚き。

 

あの千冬でさえ、驚いた顔をしていた。雲雀はその反応を待っていたかと言う笑顔でみんなを見ていた。

 

「食べ…られる…!?この麺、柚子が練り込んである…!

 こんなにこってりしてるのに、自然と箸が進んでいく!?」

 

「と言うよりむしろ...」

 

『止められないッ!!』

 

上から、楯無、千冬、奥様方の順だ。

みんなの箸は止まらず、ラーメンを美味しく食べていた。

 

「このスープすごいコクですね!いくらでも飲めそうな気がします!」

 

「スープもすごいが...この肉みたいなものは何だ?」

 

千冬が麺の上に置いてあるチャーシューみたいなものを指した。

 

「それは、テンペって言って、インドネシア発祥の大豆を原料とした発酵食品です。食感がお肉に似ているんです」

 

「ズズ...これは精進出汁かしら雲雀ちゃん?」

 

「さすが渡辺さん。それは昆布とシイタケを合わせた出汁です。スープは豆乳と焦がし味噌を合わせたものを使っています」

 

「...え?あれ?...それってまさか...」

 

楯無が何かに気づいた。千冬もそして、奥様方もこの料理の秘密に気がついた。

 

「肉と魚を一切使用していない...のにこれほどのコクを出しているとはな...」

 

そう、このラーメンには肉も魚も使用していない。ラーメンなどのスープのダシは主に鶏肉や豚肉や魚などを使うのが一般的だ。それを使わずにラーメンを作ってしまった。

 

「ふふ、知り合いに世界を旅していた人がいまして、その人が作った料理がこのラーメンです」

 

この時、この場にいる雲雀以外の者は、雲雀の友人、そして雲雀自身に驚いていた。

 

「さ、さすがです雲雀さん...これには驚かない訳がありません...」

 

「改めて、お前がどんな奴か確認できたな。それに、お前の母校じゃ、こんな料理ばかり出ているのだろう?」

 

「そうですね。あそこは驚きの宝庫みたいなものですからね。驚いてばかりじゃなくて、その技術なども吸収しないといけないところですから」

 

思い出に浸っている雲雀を見ている楯無は、何か複雑な表情をしていた。

 

「雲雀さんは...やっぱりその学校の方が楽しいですか...?ここは、その学校みたいなことはありませんし...」

 

珍しく落ち込んでいる楯無に、雲雀は近づいてそっと頭を撫でた。

 

「そんなことありませんよ。ここには、楯無さんや千冬、奥様方がいて、そして美味しく食べてくれる生徒さんがいる...あちらにはない楽しさがあって、私は好きですよ」

 

ニコリと楯無に笑みを見せた。その言葉に、楯無はとても嬉しく、そして、撫でられることに慣れていないせいか、顔がどんどん紅くなっていった。

 

 

 

 

IS学園の朝はこうして始まり?生徒が元気よく授業を受けられるように食堂にいる雲雀や奥様方は頑張っている。

 

 

 

 

 

そして、迎えるは入学式

 

新しい新入生たちがこのIS学園にやってくる。そして、また雲雀と奥様方の戦いが始まろうとしていた.....

 

 

 

 

 

 

 




はい!いかがでしたか?あの漫画から頂いた料理でしたがいい話にできてよかったです!

感想評価などよろしくお願いします!!
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