更新はまだ、不定期ですが頑張っていきたいと思います!
IS学園食堂 お昼
1組のクラス代表を巡っての勝負から1日が経過し、またいつもの日常に戻っていた。
「雲雀さーん、A定食でご飯を十六穀米にしてくださーい」
「あ、私もそれにしてください!」
「はいわかりました。十六穀米ですね」
食堂では、最近ご飯を十六穀米にするのが流行っているらしい。健康を気にしているのか、そこは乙女の秘密。
「昨日は、試合などで騒がれていましたが、終わってみれば、案外直ぐに収まるものなのですね」
1日過ぎて、あの試合の結果を話している生徒はいるが、あまりそこまで騒ぎにはなっていなかった。それより、一夏にどう近づこうかと考えている人の方が断然多い。
それを、遠くから見ている雲雀は、なにか面白そうだなと見物していた。
「青春ですね...こう違う目線から見ているのも、いいものですね」
お茶を飲みながら、年より臭いことをいっている雲雀。
その時、雲雀の携帯が振動した。
雲雀は、今だと珍しいガラケーを使っている。
「あら?メールなんて珍しいですね。えっと...えりなさん?」
メール欄には"薙切 えりな"と書かれていた。
何かの連絡と思い、ボタンを押しメールの内容を確認すると...
「件名:お久しぶりです。
本文
お姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよお姉ちゃん寂しいよ...ハヤクアイタイナ...?お姉ちゃんお姉n...」
パタンッ.....
携帯を閉じ、手をおでこに付け、ゆっくりと目を閉じた。
雲雀は深いため息を出した。
今起きたことをできるならなかったことにしたいと雲雀は思ったが、それは無理だと直ぐに諦めてしまう。
そして、現実逃避をしている雲雀に再び携帯が振動した。
正直、開きたくないが次のメールはちゃんとしていると思い、決心して携帯を開いた。
「件名:すみません。
本文:先程は、変なメールを送ってしまってすみません。鶫(つぐみ)さんに携帯を取られてしまい取り返した時には、もう送られてしまっていまして...
本題なのですが、近々、1年生の初めの行事として、宿泊研修が行われます。もし時間と都合がよろしければ、審査の先生として参加してもらえないでしょうか?お返事は時間があるときで大丈夫です。
私も緋沙子も雲雀さんに会いたいと思っています」
そこには、さっきとは明らかに違う文章が書かれていた。とても礼儀よく、見る限り清楚な人と思ってしまう。
「えりなさん...妹が失礼しました...そのお詫びに宿泊研修は参加できますっとこれでいいですかね」
文章を打ち終わり、送信ボタンを押した。
大変な目に合わせてしまったことに、申し訳ないと心から謝っていた。
「え~...雲雀さんどっか行っちゃうんですか~?」
後ろから馴染み深い声が聞こえ、振り替えるとそこには、生徒会長の楯無が立っていた。
「詳細はまだ、不明ですが6日間ぐらいはあちらに行ってしまうと思います」
その言葉に、楯無は驚きそして、寂しそうな顔をした。
「6日間もですか!?ほぼ1週間って...ここでもそんなにはありませんよ...」
「まぁ、あそこが少し特殊なだけですから。それで、楯無さんはどうかしたんですか?」
「いえ、ただ暇だったので雲雀さんに会いに来ました♪それに、雲雀さんに妹さんがいるって情報も入手できました♪」
笑顔で雲雀を見ている楯無。開いている扇子には"妹!!"と書かれていた。
「隠していたつもりはなかったんですが...まぁ、苦労を掛けさせられる妹ですよ」
「そうですか?妹さんはどこの学校に行っているんですか?」
「今は、高校1年生ですね。学校は、私の母校の学校ですよ」
「そういえば、雲雀さんの母校ってどこですか?調べてみたんですが全然わからなくて」
楯無は、なにか悔しそうな顔をしているが、雲雀にはその理由はわからなかった。
「あれ?言っていませんでしたっけ?私の通っていた高校は...「すいませーん!」...あっはい!少し待っていてください」
「...むぅ」
楯無は頬を膨らませ、不機嫌になっていた。
厨房に戻り、生徒3人の食券を確認した。
「えーと...アイスクリームパフェですね。少々お待ちください」
雲雀は、冷蔵庫から材料を出し、パフェを作り始めた。
「あの~...雲雀さん~...?少しお願いがあるんですが...」
パフェを頼んだ生徒の1人が聞いてきた。
雲雀はパフェを作り終え、生徒の前に起き話を聞いた、
「はい、なんでしょうか?」
「その、今日の夜にここで...織斑くんのクラス代表就任パーティーをやりたいんですけど...大丈夫ですか?」
「一夏くんの...?確か...今日は、何も用事がありませんから大丈夫ですよ」
「ほ、本当ですか!?やったね静香!!本音!!」
「うんうん!今日は楽しもう!」
「お菓子いっぱい持ってくるね〜!」
3人は、とても嬉しそうにはしゃいでいた。
そこで、雲雀はあることを考えた。
「少しいいですか?そのパーティーに私も参加していいですか?」
「え?雲雀さんがですか?もちろんいいですよ!!」
「はい!断る理由なんてありませんよ!むしろ参加してください!」
「わ〜♪ひーりんさんの料理楽しみだね〜♪」
「そこまで言われてしまいますと...パーティーの料理は任せてください。美味しい料理をたくさん作っておきますから」
「それは楽しみです!みんなも喜ぶと思います!」
「楽しみに待たせてもらいます!」
そう言い3人は、パフェを持ちテーブルの方に歩いていった。
「あそこまで喜んでくれると作りがいが出てくるものです」
雲雀は、にこりと笑顔になり、パーティーで何を作るかを考えていた。
「さてと...いつまでそんな顔をしているんですか」
雲雀は、頬をまだ膨らませて不機嫌にしている楯無に話した。
「だって~...せっかく楽しく話していたのに..」
「仕事なのですから......あ。そうですね」
このままだと、ずっとこの調子だと思い、雲雀はあることを考えた。
「そうですね。なら、今度の宿泊研修の時、楯無さんも一緒に行けるように掛け合ってみます」
その言葉に、ピクッっと反応した楯無。
「6日間ずっとは無理ですが...2日くらいなら、なんとかなると思いますが...どうですか?」
ピク...ピクッ....
「あ、楯無さんは授業がありますから...難しいですよね...仕方ありま...」
「行きます!!行かせて貰います!!」
何かが切れたのか、大声を出して誘いを受ける楯無。
「え?でも授業が...」
「そんなもの生徒会長権限でなんとかなります!!それに、他校との交流も大事です!」
「は、はぁ...わかりました。一応、聞いてはみますけど...」
「よろしくお願いします♪」
急に笑顔に戻り、そのまま食堂を出てってしまった楯無。雲雀はその場で立ち尽くしていた。
◇
「それでは、織斑くんのクラス代表を祝して!かんぱーい!!」
夕食の時間が終わり、1年1組の生徒以外は、ほとんど帰っていた。
ここでは、一夏のクラス代表就任のパーティーが行われていた。
「はいみなさん。料理はまだまだありますから、遠慮しないで食べてくださいね」
テーブルの上には、さまざまな料理が出ている。匂いを嗅いだら、さらにお腹が減ってしまう。
『雲雀さんありがとうございます!』
「あ、いたいた、話題の一年一組メンバーはここに居たんだねー」
そう言いながら一夏クラス代表就任パーティーに入ってくる1人の女子生徒が居た。
「君が織斑一夏君ですね、私は新聞部副部長、二年生の黛薫子です!!あっ、これ名刺ね」
「はぁ、どうも」
「あら、黛さんこんなところでどうしたんですか?」
雲雀は、料理をどんどん追加していく。こういったパーティーはあまり行われないため、はしゃいでいるのかもしれない。
「あ、雲雀さん!いえ、男のIS操縦者をインタビューしたくて来ちゃいました」
「そうですか?まぁ、ほどほどにしてくださいね?」
「わかってますよー!」
そう言い、黛は、一夏の方に歩いて行った。
「さて、まだまだ料理を出しますよ」
そのまま、厨房に向かった雲雀だった。
数十分が経ち、パーティーも中盤に入っていた。
話は、一夏の話からなぜか雲雀の話になっていた。
「本当に雲雀さんの料理は美味しいですね!」
一夏が、食べていた料理の感想を言っていた。ようやく一夏の姿を見れたと心で思っていた雲雀。
「あら、ありがとうございます。君が千冬の弟さんの一夏くん?」
雲雀の言葉に、一夏やクラスのみんなが反応した。
「あれ?雲雀さんは千冬姉...織斑先生の知り合いなんですか?」
「ふふ、いつもの呼び方で大丈夫ですよ?そうですね、幼稚園から中学校まで一緒でしたね」
「そうだったんですか?でも俺、雲雀さんに会ったことないですよ?」
不思議そうな顔をする一夏。
それもそうだ。一夏にとって千冬の知り合いは、篠ノ乃 束シカイナイ。
「あの時は、家が定食屋なので、手伝いをさせられていまして。中々遊ぶ機会がなかったのです」
「そうだったんですか!あれ?小学校も中学校も一緒だったんですよね?高校は何処だったんですか?」
「あ!その話私も知りたいですね!!あまりこの学園では知られていない雲雀さんの過去を知れるチャンスですから!」
いきなり横から現れた黛が手に手帳を持って準備していた。
「高校ですか?なぜかよく聞かれますが...そこまで驚くところでもないですよ?確か...」
ゴクリ...と生徒たちは雲雀の次の言葉を待っている。その場に緊張が走った。
「えっと...あそこは..遠月茶寮料理學園って名前でしたね。長いので遠月学園って呼んでいますけど」
はい!新たなキャラが出ました!妹です!!そして、ちゃっかりえりなの携番を持っている雲雀さん!!これはこれは...
次は、あれが行われるかもしれません!!
それではまた!