IS〜IS学園の食堂のお姉さん〜「凍結」   作:れんにゅう

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なんと!!気づいたらお気に入りが350を超えていました!!
みなさん本当にありがとうございます!!
本編書き終わりましたのでどうぞ!


料理勝負ですか?

IS学園食堂

 

「遠月学園?」

 

「私は聞いたことないけど...?」

 

「私も、ってことはあまり有名な所じゃないのかな?」

 

生徒たちには、聞いたことない学校名だった。

それもそうだ。遠月学園は料理学校。調理に興味があったり、どこかの有名な料理のお店の子供じゃないと知らないだろう。

 

だが、1人だけその名前を聞いて驚いた生徒がいた。

 

「遠月学園!?雲雀さん!それ本当ですか!?」

 

そう。織斑 一夏だ。

 

「え?織斑くんどうしたのそんなに驚いて?」

 

「遠月学園のこと何か知ってるの?」

 

周りのクラスメイトが驚いている一夏に遠月学園のことを聞いていた。

 

「え!?みんな知らないのか!?遠月学園は卒業到達率10%以下の超絶エリート校なんだよ!!その年の卒業者は片手で足りるほどって言われてて、俺もいきたいと思っていたけど、学費とかで諦めたんだよな...」

 

 

............

 

 

『10%以下!?』

 

 

 

 

すごく慌てている一夏の言葉に、その場の生徒は数秒固まった。

 

「な、なにそれ...そんなすごいところなんだ...!」

 

「待って!ってことは雲雀さんはその片手で足りるほどの人数の1人ってことだよね!?」

 

「やっぱり雲雀さんはすごいわ!!これは、スクープだわ!!」

 

黛は、手帳にものすごい勢いで何かを書いていた。

 

「その言葉も懐かしいですね。あの時は楽しかったですよ」

 

雲雀が、思い出に浸っていると、一夏が手を上げた。

 

「雲雀さんってなんでIS学園の食堂の仕事をしているんですか?遠月学園を卒業したのなら、他の所からもスカウトなどきたと思うんですけど」

 

一夏の質問に雲雀は笑顔で答えた。

 

「私は元々、実家の定食屋を継ごうとしていたので、そう言う話は全部断っていたんです。でも、お爺ちゃんがまだまだ現役じゃって言って継がせてもらえなくて」

 

雲雀の話を聞いている一夏たちは静かに聞いていた。

 

「その時に、私の家の定食屋に食べに来ていた遠月の総帥...まぁ、学園長や理事長みたいなものですね。あと、ここの用務員の轡木さんが、継がせないのなら遠月学園とIS学園に来てくれって話になりまして...勝手に手続きなどお爺ちゃんがしてしまって...やってしまったものは仕方なかったので、諦めて今に至ります。お爺ちゃんの交友関係は驚きましたね」

 

その話に一夏たちは、ただ呆然とするしかなかった。

このご時世、就職は中々難しい。それが、こんな変な勢いで決まってしまったことに驚いていた。

 

「このIS学園は、すぐ働けましたけど。遠月学園の方は、少し問題がありまして、ちょっとした試験をやって、合格して働いているのです」

 

黛は、手帳に目に求まらぬ速さで記事を書いていき、一夏たちは雲雀のすごい過去にただ驚くしかなかった。

 

「なんか、雲雀さんって何気にすごい人生送ってるんですね」

 

「そんなことないですよ。一夏くんのお姉さんの千冬に比べれば大したことはないと思いますよ」

 

雲雀は、頬に手を置き微笑んでいた。

 

雲雀のことを聞いて、一夏が、なにかを思い付き手を上げた。

 

そして、次の一夏の言葉に雲雀は驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雲雀さん...急で悪いんですが...俺と料理勝負してもらってくれませんか?」

 

 

 

 

 

 

 

雲雀は、微笑んだまま一夏を見た。その目には好奇心と言った子供だからこそ持つ気持ちがあった。

 

「ふふ、どうしたんですか急に?」

 

「いえ、俺の友達にも1人遠月学園に受験して合格した人がいるんですけど...遠月では、生徒同士の料理勝負があるんですよね?」

 

「ええ、確かに生徒と生徒の揉め事を解決するために制定されたものがありますが、それがどうかしましたか?」

 

一夏の考えていることはすぐわかった雲雀だが、ここは逢えて聞いてみた。

一夏の突然の言葉にクラスのみんなが驚いていた。

 

「その友達がすげー楽しそうに話していたので、俺もそうゆうのやってみたいと思っていたんです」

 

雲雀の頭にある生徒が思い浮かんだ。今年、遠月に編入した生徒は1人しかいない。しかもその生徒は、知り合いの息子だった。

 

「それで、今思い付いたんです。雲雀さんはその遠月の卒業生です。ならそのルールも知っているんじゃないかって...!」

 

「面白いことを考えるのですね。それで私に勝ったらどうするんですか?」

 

「それは俺が勝ったら...雲雀さんから料理を教わりたいんです!雲雀は、俺のまだ知らない料理をたくさん知っています!それを俺は知りたいんです!!」

 

その言葉に、雲雀は驚きそして、感激した。その純粋な好奇心に...

 

「まさか、ここでそんな言葉を聞けるなんて思っていませんでした。

ええ、いいでしょう。その勝負受けさせてもらいます」

 

雲雀の言葉に、一夏は喜んだ。クラスのみんなはなにかすごいことが始まるんじゃないかと思い、騒いでいた。黛はさっき以上に手が速くなり、記事を書いていた。

 

「ですが、いいんですか?一夏くんが負けても料理は教えてあげますよ?ならもっと上のお願いをした方がいいですよ?」

 

雲雀の疑問に一夏は笑顔で答えた。

 

「いいんですよ。その方が面白いですから!」

 

ただ純粋に面白いからやりたい。雲雀にとってはそれだけで充分だった。

 

「一夏くんは面白い子ですね。そうですね、なら私も勝った時のお願いを考えましょうか」

 

雲雀が、なにかを考え始めた。数秒してなにかいいのが浮かんだのか、ポンッと手を叩いた。

 

「そうです。なら私は一夏くんに勝ったら、携帯の番号でも教えてもらいましょう」

 

雲雀の言ったことに一夏は...

 

「え!?そのくらいなら今すぐにでも教えてあげますよ?」

 

「一夏くん、君がさっき言ったのと同じで私も、この方が面白いから決めたんです。賭けるものはお互いが見合ったものが決まりですから。それともデートの方がよかったですか?」

 

「「な!?」」

 

最後の言葉に、この場の2名が反応し、そしてこの学園の備品が2個壊れた瞬間だった。

 

「なに言ってるんですか雲雀さん!それじゃあ、見合ってませんよ!?それなら携帯番号で大丈夫です!」

 

慌て出した一夏。

それを見た雲雀は、にこりと笑った。

 

「決まりのようですね。あとは、判定する人が少なくとも3人欲しいですね...」

 

「なら、箒とセシリア!お願いしていいか?」

 

いきなりお願いをされた2人は驚いた。

 

「な!?なぜ私がそのようなことをしなければならない!!」

 

「あら?私はいいですわよ?いきなりのことで驚きましたが、一夏さんの手料理が食べれるのでしたらそれくらい引き受けますわ」

 

箒は、セシリアの言葉に戸惑っていた。

 

「仕方ありません。箒さんがやらないのでしたら、他の人を...」

 

「やる!!やると言っている!!やればいいのだろう!!!」

 

「おう!サンキュウー箒!!」

 

「さて、あと1人は...」

 

「私がやろう」

 

雲雀が誰にしようか悩んでいると、食堂の入り口付近から、声が聞こえた

 

「あら、千冬珍しいですね、自分からこう言うのに参加するなんて」

 

「なに、お前が作る料理なら参加するしかないだろう」

 

「ふふ、嬉しいこと言ってくれますね」

 

何気ない会話。だが、生徒にとっては新鮮だった。

こうして、判定人は決まった。

 

「あとは、お題と日時ですね。お題は、千冬に決めてもらうとしまして...日時は...」

 

「クラス対抗戦まであと2週間後。なら、ちょうど1週間後のこの時間にしたらどうだ」

 

「そうですね、ならそうしましょうか。いいですか一夏くん?」

 

「はい!俺はいつでも大丈夫ですよ!」

 

「なら次はお題を決めてください千冬」

 

日時が決まり、次は、作る料理を決める。

 

「そうだな...まぁ、カレーでいいんじゃないか?」

 

「カレーですか?わかりました。一夏くん、食材や材料などが必要でしたら言ってくださいね。すぐ準備しますから」

 

「わかりました!さて、まずは料理を決めないと...」

 

この感じも懐かしいと心で思っていた雲雀。遠月で教師をしていた時は、教師に挑んでくる生徒はあまりいなかった。

 

「それじゃは...始めましょうか...私と一夏くんの......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食戟を.....」

 

雲雀の後ろには、〝食戟〝と書かれた掛け軸があった。

 

 

 

 

雲雀は、1人ニコリと微笑み、IS学園初の食戟が1週間後に開催する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーティーが終わり、消灯時間が過ぎた時間。食堂で1人食器などの片付けをしている雲雀。

 

「ふふ、やっぱりここは楽しいところです。1週間後が待ち遠しいですね」

 

どんどん、食器やらコップを片付けていく。

 

「はぁ、少しは生徒に手伝わせたらどうだ?」

 

鼻歌を歌いながら食器を洗っていた雲雀。

入り口には、ジャージ姿の千冬がいた。

 

「なに言っているんですか。一生に一度の学園生活ですよ?こんなことで、楽しいパーティーを速めに終わらせるわけにはいきませんよ」

 

「お前って奴は...まぁ、そういう奴だったなお前は...」

 

「それにしても、驚きましたね。一夏くんがあんなこと言い出すなんてビックリしましたよ」

 

パーティーでの、いきなりの料理勝負。千冬もそれは驚いていた。

 

「そうだな。あいつがあんなこと言い出すとは...少し見ないうちに変わりおって...」

 

「あら、寂しいんですか?千冬にもそんな一面があるとは...」

 

「寂しくはない、成長していくのは嬉しいことだ」

 

壁に寄りかかり、空を見ている千冬。雲雀も生徒の成長していくのはとても嬉しいと思っている。

 

「そうですね...子供の成長は私たちでは計れませんから」

 

2人の大人が、夜の月光を浴びながら語る。

 

「さて、私も手伝おう。人手は多い方がいいだろう」

 

「もう、優しくですよ?千冬はすぐ物を壊しますから」

 

「安心しろ、私も成長している」

 

「ならいいのですが...」

 

こうして、今日という日は終わっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたか?食戟ですよ!!

ここで、質問なんですが前話で楯無と雲雀さんが宿泊研修に参加するって話になりましたが、そこで!!宿泊研修の回を本編でやるか番外編でやるかをみなさんに聞きたいと思います!!
番外編だと、本編を進めてから書こうと思います!(3巻終わってから)

感想評価よろしくお願いします!!
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